お久しぶりです！
サボりまくったblogを久しぶりに
たちあげました、いーちゃんです。
とても悲しいお知らせが届きましたね。
ダンスの神様こと、
坂見誠ニさんの訃報。
私なんかが書いて残すのは
恐れ多いなと思いつつ…
けどこの想いを書き残すことによって
自分自身の人生にも刻みたいなという
こんな時にまで自分勝手な理由で
綴らせて頂きます。
誠二さんは
私たちが出演させて頂いてた
スーパーチャンプルという番組で
お世話になりました。
スーパーチャンプルは
私たちがダンサーとして生きていく
要となった番組で
私たちの人生そのものという感じの
とても大きな存在でした。
そこでMCやコメンテーターとして
誠二さんはいらして、
普通だったら会えない偉大な方に
スーパーチャンプルを通して
お会い出来たこと。
自分の中ではすごく大きな出来事で
自慢でした！
「誠二さんに会ったんだ！すごくない？」
みたいな感じで自慢してました。
しかも
自分たちのショーを見てもらい
コメントまで頂けるなんて！
恐れ多い気持ちと
嬉しい気持ちが
ぐるぐるしてたのを今でも覚えてます。
誠二さんは私たちのshowを見て
いつもこうおっしゃって下さいました！
「ふざけてるよね〜」
「けどちゃんと踊ってるんだよ」
あの頃の私たちは
ダンス経験もまだ2年とかで、
コンテスト経歴も知名度もなく
たまたま変わった事をやってるから
番組にでれたという。
実力もなくただラッキーな感じで。
周りの出演者さんたちは
超有名ダンサーばかり。
コンテストの常連さんや、
海外で活躍してる方や、
すでにダンスで食べてる人たち。
そんな中に
私たちのようなイロモノが
ポッと出てきて、
実力もないのにダンスでふざけて…。
当たり前のように
非難や批判の声もたくさんあびました。
とくに一部の先輩ダンサーさん達からは
厳しい目で見られていました。
そんな時に
誠二さんはいつも
「ふざけてるね〜」
「けどちゃんと踊ってるよね！」
と、
否定するどころか肯定してくださり
「ばい菌はそれでいいんだよ！」
と言ってくださいました。
ダンスの神様のその一言による
影響は本当にすごくて、
自分たちの自信はもちろん
他のダンサーさんからの見る目もかなり
柔らかくなったのを覚えています。
ダンスはじめて2年少しの無名の私たち。
経歴も実力もないのに
ダンスでふざけてる。
受け入れてください！というほうが
難しいと思うのに
誠二さんはそれさえも受け入れて下さり
言葉にしてくれました。
その言葉があったおかげで、
あれから約20年経った今でも
ほとんどスタイルを変えることなく
ダンスでふざけています。
今も知名度は全然ありませんが、
知らない人がshowを見てくれて
「面白かった！」
「こういうのばい菌しかいないよね！」
と言ってもらえることが
たくさんあります。
もしかしたら誠二さんは
こうなることも分かってて
当時から否定しなかったんじゃないかな…
と思います。
スーパーチャンプル関係でしか
お会いすることも
お話することとなかったので
どんな方かは詳しく知らないのですが
毎回かけてくださった、
「ふざけてるね〜」
「けどちゃんと踊ってるよね！」
という言葉と
それを言うときのニコニコした優しい顔
それを思い出すと
きっと誠二さんは何でもお見通しで
ダンスの可能性を誰よりも
知ってる方だったんだろうな。
と思いました。
スーパーチャンプルがなかったら
私はいまダンスやってないと思うし
誠二さんが
あの言葉をかけてくれてなかったら
ダンスが仕事にならなかったと思います！
大袈裟でなく
ほんとうにそう思ってます。
私は今も一応ダンスはやってて
「ダンサー」というには
少し違うかもしれませんが、
私の力でダンスの可能性を少しでも
広げられることが出来たらいいなと
そう思っています。
ダンスと一言で片づけるのではなく
踊る、動く、表現する
とにかく漠然としたダンスという存在
がんじがらめではなく
広く広くみんなのものになっていけたら
そうなったらすごく楽しそう！
と思って
今日もshowをしてきます。