小学高学年になると、
自転車で遠乗りも多くなった。
西一之江から、
船堀の江戸川競艇場の辺りや、
葛西の海岸まで行った。
あるとき友達5人位で、
葛西の海岸まで行くとき、
不思議なものを見た。
人生のうちで唯一の不思議体験である。
もう海岸に近い川づたいで、
1メートル位の高さの宙を、
何かがフワフワと浮遊していたのです。
この辺りは漁師町で、
川は船泊まりの入り江になっている。
川の両脇の道沿いには、
貝殻を山積みにした空き地が何ヶ所かあった。
ちょうどその山積みにされた貝殻の山の方から、
何かフワフワと宙を浮かんでくるものを見つけた。
まだ道の真ん中辺りでした。
自分は通り過ぎようとしましたが、
考えるとあまりに不思議だったので、
ちょっと過ぎた所で止まって、
振り返りました。
やはり、
何かがフラフラしながら宙を飛んで、
川の方へと進んでいました。
風に流されていたのか、
このままでは川の向こうへ行ってしまう、
と思いながら、
あわてて自転車を置いて近寄りました。
数センチほどの白くて丸い物が、
腰から胸の辺りの高さで浮かんでいます。
その物体が、
まさに川にかかろうとしたので、
何かわからないという恐ろしさもありましたが、
思わず手で払い落としてしまいました。
確かな手ごたえがありました!
すると、
みごとにヒットし、
その物体は路上に落ち動かなくなりました。
他にそれらしい物はなく、
それは何と、貝殻だったのです。
正式な名称は知りませんが、
「アカガイ」と子供内では呼んでいるものでした。
貝殻しか見たことがなかったので、
白っぽい貝殻なのに、
どうして赤貝というのかわからなかった。
アサリの大きいのか、
ハマグリの小さい位の大きさで、
縦の溝がたくさんある貝でした。
当時比較的よく見かけるものでした。
調べてみると、
正解でそのまま「アカガイ(赤貝)」で、
なんと昔は浦安市から、
千葉市周辺にかけてが名産地だったとのこと。
葛西も隣ですから、
アカガイ漁が盛んだったのだと思います。
名の由来は、
貝殻が赤いということではなく、
身が赤いということで、
寿司ネタのアカガイがそれで、
身近なものだったのです。
↓(アカガイ)↓
すぐに、
前を走っていた友達に声をかけ、
戻って来てもらいました。
先を行っていた友達にも声をかけてくれ、
他のみんなは途中の橋を渡って、
対岸を走っていましたが、
戻って来てくれました。
すぐ前を走っていた友達も、
少し離れて走っていましたが、
「そういえば何か浮いているのを見た。」
と言っていた。
しかし、
判断に迷っている間に、
前の人にくっついていかなければならない、
ということもあり、
進んでしまったとのこと。
改めてその物体を見ると、
二枚貝の片側は外れていたか、
破壊されていた。
壊れていない方の貝殻を、
コワゴワ手に取って、
見てみたが、
ただの貝殻だった。
今思えば、
持ち帰ればよかったと思う。
もっと変わった、
不思議な物体ではないかと思ったが、
ただの見慣れた貝殻だった。。。。。
↓(葛西海岸の入り江)↓
↓(貝殻が浮遊していた所)↓
このことは、
当時国語の時間に作文に書き、
担任の和田常雄先生に提出している。
返却されて、
どんなコメントが書かれていたかは覚えていない。
何でも取っておく物持ちのいい私ですが、
三度の引越しなどでどこにやったかわかりません。
もしかしたら、
物置の中に残っているかもしれません。
しかし、探すのは大変なので、
今回は探していません。
※一緒に行ったのが誰だったか、
よく覚えていない。
当時仲のよかった飯岡伸家君と、
松江一中に行った河野恒夫君が、
いたのではないかと思う。
丸山昇君もいたような気もする。
中山隆仁君はいつも一緒だったが、
このときはどうだったか思い出せない。
<浮遊計算>
しかし、
なぜただの貝殻が、
宙を浮遊することができたのだろう?
数年前に『浮力』の計算を試みたことがある。
ところが貝殻が空中に浮くだけの、
浮力は得られないのではないかと計算された。
まず、
どうしたら浮く可能性があるか考えると、
ひとつは直射日光のせいで、
中の水分が蒸気になって噴出し、
そのまま弁のように外気が遮断され、
内部が希薄になったのではというもの。
もうひとつは、
中に残った身の一部が発酵し、
発生したメタンガスなどが、
充満したのではというもの。
貝殻の大きさを、
縦3cm、横3cm、厚さ2cmとすると、
体積は、
3×3×2=18cm3
貝殻の重さ10gとする。
貝殻の密度は、
10g÷18cm3=0.56g/cm3
空気の密度は、
0.0012g/cm3=1.205 kg/m3(20℃)
であり、
はるかに貝殻の密度の方が大きく、
貝殻の中が真空であっても、
空中に浮くことはない。
逆に、
体積18cm3の空気の重さは、
18cm3×0.0012g/cm3=0.0216g
貝殻が、
0.0216g以下でなければ浮かず、
ありえないことになる。
では、
一体なぜ貝殻は宙に浮いていたのだろうか?
わからない!!!
不思議な現象!!!
※どなたか解明できれば教えてください。
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<浮力>
アルキメデスの原理で、
浮力の大きさは、
物体が排除した流体(液体・気体)の重さに等しい。
Fb=ρf×V×g
Fb :浮力(N, kg・m/s2)
ρf:流体の密度(kg/m3)
V :物体の体積(m3)
g :重力加速度(m/s2)
また、
F=(ρf-ρs)V×g
F :重力と浮力との合力(上向きが正)
ρf:流体の密度(kg/m3)
ρg:物体の密度(kg/m3)
よって、
物体が流体より軽い場合、
(ρs < ρf )
F > 0 となり、物体は浮く。
つまり、
物体の密度が周囲の気体(流体)の密度より、
小さい場合に浮く。
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☆☆☆<ご連絡ください>☆☆☆
↑松浦稔(1952年7月7日生)↑
<☆ご連絡ください☆>
関係のあるかたや、
何かご存知のかたご連絡ください♪
特に同じ学年のかたなら、
とても嬉しいですが、
学年・年齢は違っても、
同じ学校、
西一之江小、
松江5中 に関係のあるかた、
是非、ご連絡ください♪
同窓生でなくても、
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お気軽にご連絡ください♪
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