*グレイズアナトミー*エピソードガイド*シーズン2*エピソード16*Part4* | Seriously....I Love My McLife

*グレイズアナトミー*エピソードガイド*シーズン2*エピソード16*Part4*

Part 4


2番オペルーム

Tuckerのオペを続けるDerek

すると誰かが落ち着いた声で話しかける
 

「Dr. Shphered。隣のオペ室には爆弾があるんです。今すぐここから退去してください。」

カメラはドアの傍でDerekを説得するDylanの姿を映す。

Derekは手を止めずに「脳がむき出しの患者が居るんだ。彼を見捨てるなんてできないね。」と言う。

「君たちは退去しなさい。さあ、行くんだ」とナース達に命令するDerek。

4、5人のナースたちは出ていく。

Dylanをチラリと見やるDerek。

Dylanは「傷をふさいぐなり何なりすればいい。だが退去は外科医長からの命令だ。」と睨むよ

うな目で見返す。

Derekはオペを続けながら「外科医長なんか怖くもない。怖いのはDr. Baileyだ。ご主人を死なせた張本人にはなりたくないね。

爆弾があろうが無かろうが今この状態で頭をふさげば死は確実だ。私のオペ室から出て行ってくれ。」と静かに言う。

Dylanは何も言い返さずドアを閉める。

Derekは顔を上げ小さなため息を吐く。



Baileyの病室

ベッドの脇に両手をあて呼吸しながら踏ん張っているBailey

そこへAddisonが入ってくる。

Baileyは「重力の力を借りてるの。今9センチの膨張よ。あと1センチなのよね。」

Addisonは目を合わせないように「そ、そう、調子良さそうね...」とBaileyに背を向けカルテをチェックする振りをする。

様子がおかしいのに気づいたBaileyは「Dr. Shephered...私の主人は...どこなの?」と一言一言ゆっくり言う。

Addisonは顔を青くし振り向く「私に主人と一緒に居るのよ...」と答える。

 

カメラは病室外側の窓を映す。

AddisonはBaileyに近寄り何かを伝える。

それを聞いたBaileyは頭をそむけるのだった...。



病院の一室でJamesのレントゲン写真を眺めるBurke、Dylanともう1人の隊員。
 
「これだけではどれだけ危険かわかりません。もう少し情報が必要です。」と言うDylan

Burkeは「時間が経つほどJamesさんが大量出血で命を落とす可能性大だ。」と静かに答える。

3人はレントゲン写真を見つめるだけだった。



問題のオペ室にはHannahとMiltonの2人だけ。

Miltonは「ピンクミスト...」とつぶやく

Hannahは「何ですか?」と聞く。

M:「人間が爆発した時に爆弾処理隊が使う言葉なんだ...ピンクミスト...何かで読んだんだ。

爆弾が爆発すると近くにいる人間は億というかけらとなって飛び散るんだ。液体だ、何にも残らないんだ。

細片の肉と血だけ...。ピンクミスト...指の一本も見つからない時だってあるそうだ...。人間が一瞬にして血の雨さ...」と淡々と語る

Hannahはぎこちない様子でこれを聞いていた。
 
MiltonはHannahを見つめ「これを持って。」とアンビューバッグをHannahの左手に押し付ける。

Hannahは「何ですか?」と顔をしかめる、だがMiltonは「さあ。」とHannahの手に。

Miltonは「一定の間隔でギュッと押してくれ、そう...あ、速すぎないように...そうだ、いいぞ...。」と言いながらゆっくりと後ずさりする。
 

Hannahは何がなんだかわからない様子でバッグを押す。

そしてMiltonはドアの方へ。彼の行動にビックリするHannah

 

「Dr. Milton?」と恐怖のまなざしで見つめる

Miltonは振り返り「子供が居るんだ...。間隔を保つんだぞ。いいか?そう、その調子だ...」と言いドアを開けオペ室から出て行ってしまう...。

1人取り残されたHannahは呼吸を荒くし恐怖に怯える...。


 

事件捜査の本部となっているナースステーション

Jamesの妻MindyはWebberと話している。
 
M:「主人は?あとどれぐらい爆弾が入ったままの状態を続けるんですか?」

W:「正直に申し上げますが今は全く解らない状態です...。」

M:「でも主人を助けてくれるんですよね?」

W:「全力は尽くしますが...まずは処理班が爆弾をどのように取り除くかが先決です。」

Mindyの背後には友人のCarlも居る。

 
Carlは「Mindy...すまん、本当にすまん...」と半泣き状態。

Mindyはクルリと振り返り「黙っててちょうだい!私達には3人の子供がいるのよ!

それなのになんでバズーカ弾なんか作ったりするの?」

Carlは返す言葉が無くうつむくだけ。

「ああ、どうしましょう...あの人死んじゃうのね...!」と泣き崩れるMindy

WebberはPaulに向かって「そこに居る捜査官について行きなさい。爆弾の事についてすべて説明しなさい。」と言う。

Carlは「な、何でも協力します!」と言い部屋をでる。

そして部屋に入ってきたAlexに「Carlsonさんにコーヒーを持ってきてくれないか?」とMindyの肩を撫でる。

Mindyは少し落ち着いた様子で「楽観的にならなきゃいけないんですよね...これ以上最悪な事にはならないもの...。そうですよね?」と聞くがWebberは目をそらし何も答えなかった。



Baileyの病室へ入るGeorge

「Dr. Bailey あの...。」と言うがBaileyは無視し「私のスーツケースを持ってきてちょうだい。家に帰るわ。」と身支度をしている。

Georgeは「分娩中なんですよ!」と言うが怒鳴りだす。

「今日は産まないの!わかった?明日まで我慢するの!今は絶対産めないわ!こんな状況で...できない...!!」ベッドの脇に手を置く。「だめ...。できないの...!」と陣痛に苦しみうつむく。

 

「できないの、主人無しじゃあできない...1人じゃできない...!い、痛い...!」とベッドに這い蹲り痛みに耐えるBailey

Georgeは取り乱すBaileyを見てどうしていいのかわからない...

 


レントゲン写真を見ているBurkeとDylanを窓から眺めるMeredithとCristina

「HannahとJamesをどうやって爆弾を取り除くの?]とCristinaに聞くMeredith
 
だがCristinaは向かい側にあるオペ室の中を覗いている。

「Cristina!近づいちゃダメって隊員の人から言われてるじゃない!」と言いながらもCristinaに歩み寄るMeredith

Cristinaは「ねえ、Hannah震えてるわよ...とドアの窓を覗く
   
M:「あれ?あの子アンビューバッグ押してる?」

C:「Dr.Milton何処よ??」

窓越しから見えるHannahは震えながらバッグで空気を送っている。

ゆっくりと恐る恐るドアを開けるMeredith


M:「Hannah?Dr.Miltonはどこへ行ったの?」

Hannahは震える声で「出て行きました...死にたくないって...」

顔をくしゃくしゃにし荒く息をするHannah。

「Hannah?」と聞くMeredith

「わ、私、今から手を抜...きます...」とアンビューバッグを離す。



レントゲン写真を眺めながら「愚かな人間もいるものだ...」とつぶやくDylan

Burkeは「もしかすると見かけよりも悪くは無いかもしれない...」と言う

D:「彼女の手は爆弾を固定させていると思われます。」

B:「それとも...そうでないかのどちらかだが...こればかりはわかりませんね...」

D:「一緒に爆弾を作った友人によると自家製です。その為非常に不安定な爆弾です。

不発弾の可能性もありますがそれを解明する手段もありません。

それに隣のオペ室で避難拒否している医者に身体に手を突っ込んでるナーバスな救命士ときてる...」

B:「確かに最悪の状態ですね...」と2番オペルームの方を見る。

D:「その通りです...」とため息をつくKyle

するとCristinaが「誰か!来てください!」と叫ぶのが聞こえ部屋から飛び出す3人

 

声のするオペ室へ入ると興奮しているHannahをなだめるMeredithとアンビューバッグを押すCristinaが居た。

Hannahは「手を抜くわ...いい?」と泣きながら訴えている

Meredithは「あなたならできるわ!もう少し我慢して!」と落ち着かせようと必死だ。

H:「ダメ!ダメなの!出来ないわ!!手を離してもうこんな事終わらせたいの!!」と取り乱す。

Burkeは静かな声で「Hannah。もう少しの辛抱だ。覚えているかい?君の手は出血を抑えているんだ。」


「ダメ!私まだ22歳よ!!この部屋に居る事すらおかしいのよ!これは何かの間違いだわ!」とパニックに陥るHannah

Dylanは小声で「全員退去しなければ」と言うが

Meredithは「私は出ません!」とキッパリ言う。

Burkeは「Grey!出ろ!」と命令するが「彼女を置き去りには出来ません。」

D:「今すぐ避難してください!」

B:「彼女は私のインターンだ。責任は私にある!」

H:「もうダメ、手を出すわ!」とオペ室はカオス状態。

BurkeはCristinaに「Yang!Dylanと出るんだ!」と言うが

Cristinaはバッグを押しながら「あなたが出て!」と横目で見る。
 
Burkeは歯を食い縛り怒りの表情。

MeredithはHannahの腕に自分の手を置き「Hannah!私を見て」と落ち着いた声

「ダメ!耐えられない!もうダメ!」と首を横に振る

M:「Hannah、落ちついて...あなたなら出来るわ」

D:「Hannah。落ち着くんだ。リラックスしてすべてはうまくいく...」と言い聞かせる。
 
だがHannahは歯を食いしばり「出来ません!もう無理です!」

B:「あともう少しだ...!」

H:「もうダメ!!!!!」

その瞬間Hannahは手を抜き出し部屋から飛び出す。

Burke、Cristina, Dylanの3人は素早く床へ倒れこむように伏せる...

Meredithは立ったまま目を見開き呆然と閉まるドアを見つめている。

ドアの横にはHannahが残した血の手形が着いている...
 
CristinaはMerdithの状態に気づき恐る恐る立ち上がり目にした光景

Meredithの手がJamesの身体の中に...

 
ショックの表情で「Meredith...!」とつぶやくCristina

立ち上がったBurkeはどうして良いのか解らない様子でDylanの方を見る
 
Dylanは「誰も動くな!」と静止する。
 
Meredith自信も自分の行動に信じられない表情で

「What did I do?(私一体何をしでかしたの?)What did I do?...」と呪文のように繰り返すのだった...。
 


ショック!そして17話へと続きます...

爆発?Meredithの運命は?Baileyは強さを取り戻せるのか??


ではできるだけ早く17話UPしますのでお楽しみに...。

今回の解説、ミュージックリストなどは次回Part4でまとめてUPの予定です!