*グレイズアナトミー*エピソードガイド*シーズン2*エピソード14*パート2*
Naomiの薬物検査は陰と出た事をBurkeに伝えるMeredith
M:「絶対、陽って出ると確信してたんですが...」
B:「もっと世間に目を向けることだ。嘘をつかない人間はまだ沢山いるぞ。」と笑う
M:「そうかもしれませんね」
B:「まあもし薬物を使用していたなら弁の故障は理論的には正しいな。」
M:「ではどのように進めましょうか?」
B:「オペをスケジュールに入れてくれ。」
M:「はい」と言い立ち去ろうとするが
Burkeは「今度、家でのディナーに招待するよ」と呼び止める。
クルリと振り返り「はい?」と聞き返す
「夕食だよ。クリスティーナと私の家で」
M:「どうしてですか?」
B:「君はCristinaの親友じゃないか。彼女の友達も暖かく迎えたいしね。」
M:「一緒に住み始めたんですか?」と顔を引きつらせる
B:「ああ。知らなかったのか?」と不思議そうな顔をする
M:「勿論知ってましたよ。知らないわけないじゃないですか。一緒に住んでるんですよね?良かったですね~...」とごまかす。
B:「ありがとう。」と言い立ち去る
Burkeの後姿を見つめながらMereidthは顔をしかめるのだった。
エレベーターに乗り込むDerek。
中にはCristinaも乗っていた。
「Freearkさん(Rick)に会ってきたところだ。君、タバコを辞められないと言ったそうだな。」
「謝って欲しいんですか?」とうざったそうに答えるCristina
「嘘でもいいから君の考えは間違いだった、と言うんだ。彼自身が辞められないと思えばそれで終わりだ。そうなったら手術が無駄になってしまう。」
「わかりました」
Cristinaの態度を見て「何だその態度は?俺はお前のボスなんだぞ。」と叱るDerek
「今は違うわ。エレベーターの中です。あなたお得意のMcDreamyな場所でしょ?」
「Yang先生!」と言い返すDerek
「今はドクターYangじゃないの。そしてあなたもドクターShepheredじゃないわ。
今のあなたは私の大事な友達を傷つけた奴なの。あなたが嘘ついたからキープできない犬なんか貰ってきたり...」
「俺は嘘なんかついてない!」
「嘘つきは見ればすぐわかるんです。私もその1人ですから。患者に嘘をつけって言うなら嘘つきますよ。」と睨みエレベーターを出る。
日本語通訳者を見つけてきたAlexはユミの部屋へ行くが姿が見えない。
ナースに聞くと「お友達と20分ほど前に退院されました。」と言う
「退院の許可は出してない」と言うAlex
「すみません。ナースの人手が足りないです。誰かが許可したんじゃないですか?」と苛立ち書類をもって立ち去るナース。
「チクショー」とつぶやくAlex
Rickはお菓子の自動販売機を蹴っている。
お菓子が詰まって出てこないのだ
ベッドに居ない彼を探しに来たCristinaは「オペ前の食事は禁止です。Freearkさんベッドに戻ってください!」
「Freearkさん、なんて呼ばないでくれ、親父みたいだよ...。親父はハゲでKimberlyってアホな女と再婚したんだ。」とブツブツ言っている。
Cristinaは「さっきは少し言いすぎました。」と謝る。
するとRickは「いや、考えさせられたよ。義手の惨めなジイさんになりたくないって思ったんだ。『俺はDave Navarro並みのギタリストだった』なんて薄汚いバーでほざくようなジジイにはなりたくない。」
「そ、それはそうですね...」と答え部屋に連れて行こうとするが
「あのさ...最後に吸ったのは今朝なんだけど...その時はそれが最後の1本だって知らなかったんだ...。」と訴えかけるようにCristinaを見つめるRick
SGHのベランダ
おいしそうにタバコを吸うRick
横でCristinaが吸い終わるのを待っている
するとベランダ沿いの廊下をDerekが通りかかる
タバコを吸っているRickをもてビックリ、
Cristinaがよりかかっているガラスドアをコンコンと叩き「何をやってるんだ!」と恐い顔。
ヤバイといった顔でため息をつくCristina
オペオブザーブ室
端の方でオペを見学しながらヒソヒソ話するMeredithとCristina
「あいつなにがMcDreamyよ、McDouchey(嫌な奴)じゃない!Rickのオペのアシストできなくなちゃったわ。
後ろで見るだけ!リトラクターも触らせてくれないのよ!もうムカつく!」と憤慨
「あのさ、あんたBurkeん家に引っ越したの?」と話を切り替える
深くため息をつき「引越すって言ったけど実はまだ自分のアパートは借りるおこうと思ってさ。」
クルリと振り向きあきれた目つきでCristinaを見るMeredith
「なによ~、毎晩Burkeと一緒に寝て、服もあるのよ。いいじゃない自分のアパートがあったって。それがどうしたのよ。」
「本当のこと言ったほうがいいわよ。」
「言わなくていいわよ。」
「でさ...Burkeから夕食に来いって誘われたんだけど。」
「Burkeん家で?良いわよ来なくて、変じゃない」
「だから言ってるでしょ、ホントの事言った方がいいわよ!」
「そうゆうあんたはどうなのよ?またアイツのことMcDreamyなんて呼び始めちゃって、あんたが前その言葉使ってる時はアイツにハートいっぱいでソワソワしてたくせに。」
「ただの友達よ」と眉間にしわを寄せるMeredith
「はいはい、友達ね。」
「そう、友達!」
感染疾病科
「西ナイル熱?冗談でしょ?」と言う医師
「いや冗談じゃない。見てくださいよ!熱っぽいし、今朝よりも身体が弱ってる。潜伏期間かもしれません。」
そんな彼女を見ながら「もう入院して1ヶ月も経ってる。それにこの病院に蚊なんて居ますかね?」
「あら、あなたって本当にハンサムね~ そのチョコレートみたいな茶色い瞳...」とウットリした表情で話しかけるSophie
ドクターは少し恥ずかしそうな顔をしてため息を吐き「Larsonさん、この検査には脊髄穿刺が必要なんですがよろしいですか?」
「あなたがしてくれるのかしら?」この質問にちょっと嫌な顔をするが「はい、そうです...。」と答える
「それなら、私の事Sophieって呼んでちょうだいね。」とニッコリ笑うそして「お会いできて嬉しかったわアイリッシュ!」と笑顔で手を振る。
Georgeは”やっと居なくなった”と嬉しそうな笑顔。
Naomiの病室
手術同意書にサインするNaomi
「先生、あなたって本当にきれいね~。でももう少し笑顔があったほうがいいわよ。」とニッコリ笑うNaomi
Meredithはワザとらしい大きな笑顔を返す。
病室の外に出たMeredithはNaomiの夫が廊下のベンチに座っていることに気づく。
「Clineさん?」
「あぁ...私を見なかったことにしておいてください。」と気まずい様子。
「はい...わかりました。」
「彼女と居ると...疲れるんですよ。」
「そうですね...奥様いつもハイテンションですね...。」
「最初は...恋に落ちて、結婚して...だからあんなにハッピーだと思ってたんですが...もうそろそろハネムーンが終わってもいいんじゃないかと思うんですよね...。普通じゃないですよね?そうでしょう 先生?四六時中あんなにハッピーな人間はいませんよ。」と心配そうな顔で話をするCline氏に静かにうなずくMeredith
そしてMeredithは再度Naomiの薬物検査をすることに、Burkeの許可が必要なのだが嘘をつきサインを偽って書いてしまう。
仮眠室で横になっているBaileyを起こすIzzie
「お休み中すみません。ミヤザキ・ユミさんがこれから運ばれてくると救急から連絡がありました。
早食い大会の会場で倒れて血を吐いているそうです。」
この知らせを聞いて驚くBailey
「まったくバカね。もう既に彼女の食道は真っ二つに裂けてるはずよ。」とベッドから立ち上がり痛そうなうめき声を上げる。
「大丈夫ですか?」と心配そうに近寄るIzzie
「ふーっ」と目を閉じて深呼吸し気持ちと身体を整えたBaileyは「特発性食道破裂 の合併症は?」とIzzieに質問する。
「両側性血性胸水、敗血症、ショックなどです。」と自信をもって答えるIzzie。
ERに着いたユミを検査するAlex
「チアノーゼ症と思われる浅い呼吸です。血圧76の42。頻拍は130...」とBaielyに伝える
オペ室へ行こうとベッドを動かそうとするとユミは不安そうにAlexの手を握り締めた
病室の外からはコーチが心配そうに中の様子を伺っている。
「アイツが代わりにこの担架に乗ってりゃよかったのに。」とコーチを睨みつける。
「Karev、患者に集中するのよ。彼女の命が関わってるんだから。」
「俺、後でオペ室に入ります。」と言いコーチのいる病室の外へ出ようとする
心配したIzzieはAlexをドアのところで止め、
「ちょ、ちょっと、あんたコーチに一発と食らわすつもり?」
「ああ」
「アイツ痛めつけてまでインターンプログラムから外されたいの?まだ結果も見てないのに、万一試験に落ちてたことでも考えてんの?」そこでIzzieのポケベルが鳴る。
「あーあたしってホントお人よしなバカね。」と言い立ち去る。
ユミのオペ中
Baileyが突然大きな声を上げ後ずさりする。腹部に痛みがある様子だ。
「Bailey先生、切迫早産の症状と思われます。」と言うIzzie
数分後にWebberがオペ室へ入ってくる。
「なぜもっと早く連絡しないんだ!」と叱るWebber
座って休んでいるBaileyは「胃弁移植術を行うつも...」
「それは私が教えただろ。もう出なさい。」と冷たく言う。
大きなため息をつき立ち上がりオペ室から出て行くBailey
その後姿を少し心配そうに見つめるIzzie
Naomiの薬物検査の結果を取りに来たMeredith
そこにはBurkeが。
「Grey、Jeffreyから私が頼んだという薬物検査の結果が出たと連絡があったものでね。君は私のサインを偽ったのか?」
「すごく悪いことですよね...」と少しうつむき加減のMerdith
「そうだ。Naomiはドラッグなんかしていない。薬物検査はクリアした。」
「ホントですか?」と信じられない表情のMeredith
「ああ。ホントだ。そしてまた私のサインを偽るような事があれば前もって伝えてくれ。わざわざ足を向けなくても言いようにね。」
「それだけ...ですか?『馬鹿やろう!』とかなんとか叫んだりしないんですか?」と恐々聞くMeredith
「そうして欲しければ喜んでするぞ。」
「いいえ...。」と首を横に振る
するとJeffreyがもう一つの検査結果をBurkeに手渡す。
「セロトニンのレベルが異常に高いようです。」と伝える
「Grey、Naomiの病歴は知っているか?」
「はい」
「Naomiが喘息になったのはいつ頃からだ?」と言い歩き出すBurke
「初めてのオペ後です。それがなにか?」Burkeの後を追い駆けるMeredith。
Naomiの病室
Naomiの肺にカルチノイド腫瘍 という珍しい癌が見つかったのだ。
喘息、心臓弁不全、そして種々のホルモンを分泌するなど多くの症状をもたらす珍しい癌の一種だ。
この癌のおかげで特にセロトニン の分泌が非常に多くなったNaomiの”症状”は納得だ。
このニュースに夫は安心した様子だ。
Naomiは「癌とか何とか言っちゃって...私は愛に感染してるのよ~。」と嬉しそうな笑い声をあげる
するとMeredithは「あなたの身体はあなたに嘘をついてるんですよ。」と言うが
「そんなのいいわよ、嘘つかせておけば、そうよねベイビー?」と甘い声で夫に話しかける
夫は作り笑いをして愛想する夫だがすぐ真剣な顔で「すぐ治せるんですか?」と聞いてきた。
「明日には取り除けるでしょう。オペがうまくいけば奥様は普通に戻りますよ。」と答えるBurke
「よかった!お二人ともありがとうございます。」と感謝する。
BurkeとMeredithは病室を後にする
そしてMeredithは「サインの件、大目に見ていただいてありがとうございます。」とBurkeに礼を言う
だがBurkeも「こちらこそ、感謝している。」と言ってきた。
キョトンとするMeredith
「Cristinaに同棲するように説得してくれたのは君だろ?彼女は気が強いが君には耳を傾けるようだ...もし君が彼女に引越せと...。まあ、とにかくありがとう。」と言い立ち去る。
Meredithは無言でうなずきBurkeが立ち去った後に「どういたしまして...。」と複雑な表情でつぶやく。
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