《青海湖：天空の眼差し》
ボーカル：黛青塔娜（dài qīng da nà：ダイチンダナ）
back：HAYA楽団
北京からディーゼル列車に揺られて5日間。
そこは標高3100メートル以上の高原：青蔵高原。。。
富士山の七合目だか？八合目だか？
酸素欠乏症で薄い頭痛の続く頭には何も思い浮かばない、
そんな空気の薄い高原で
人々は、毎日、放牧をし農業をし、
日々の営みを続けている。。。。
そこで捕れる魚は美味！
この付近のみが青々とした緑に包まれている。。。。
当然のように
人々はこの湖《青海湖》に神々しさを感じる。。。。
《青海湖》
歌詞：モンゴル語
作詞:巴音 作曲:黛青塔娜 制作：全勝
わたしが《あなた》のそばに足を止めたとき
いまだ、かつてないような感覚に
わたしは驚き戸惑うの
《あなた》の神聖な清らかさが わたしの心を微塵に砕く
《あなた》は、暖かい陽光と風で
わたしを包み込んでしまう
これほどの心遣いで わたしを慰めてくれるの？
彼らもやって来た
餓えと渇きに耐え切れず、《あなた》の中に入るの
汗と悪臭の染み付いた彼らの皮膚
タイヤで《あなた》の肩を踏み潰していた
彼らは信ずるものなど無くしているのに
その上、もともと そんなものまるで無いのに
《あなた》の美しさと静寂さなどまるで知らないのに
《あなた》は わたしたちへの慰めを惜しまない
《あなた》こそ、《天》の眼差し
この、まさに消えゆく世界を、凝視している
いつか、《あなた》もその使命を終えて天空に戻る
のかしら？
いま、わたしと《あなた》は、見詰め合っている
一秒ごとに、さよならを言いながら
そのすべてを 実現できない
わたしは、額を《あなた》の足元のドロに当てて
ただ、ひたすら、もう一度ここに戻れることを祈るわ
心の中は《あなた》から頂いた
《ブルー》に満たされたの。。。。。。
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【ポタラ宮】
青海湖から国道G214の峻険な山道を
1300キロほど西に走る。
すると、そこはチベット族自治州。
高山病、酸欠でフラフラになりながら、見上げると、そこには
チベット仏教の総本山だったポタラ宮が。
どこから見ても、いつ見ても、その荘厳な美しさに圧倒される。
本来の「主人」のダライラマ法王は、北京政府の弾圧を逃れ
現在はインドに拠点を置いている。ノーベル平和賞を受賞した
ことでも、わかるように、チベットにいなくても、その影響力は
偉大。
宗教間の対立、紛争の仲裁役として熱心に働く姿は宗派・門派を
超えた尊敬の念を呼び起こしている。
愛があるから生きている・・・
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