Irisin and FGF21 Are Cold-Induced Endocrine Activators of Brown Fat Function in Humans
http://www.cell.com/cell-metabolism/abstract/S1550-4131(14)00006-0

少し前の記事で、寒冷刺激がダイエットに有効だということを書いたばかりだが・・

寒冷刺激が体重を減らす
http://ameblo.jp/doronjo7/entry-11756416351.html

ダイエットメルマガでは、かなり前に「Irisin」について紹介しておいた。そしてこのペプチドホルモンは、この記事のすぐ前で紹介しているPGC-1αを元にして発生する。

ある研究によれば、10週間の運動によってIrisinのレベルが2倍になったとのことであり、また肥満ラットにIrisinを注射したところ、体重が減少し、糖尿病の危険性も減少した。・・ということをメルマガで書いた。

で、今回紹介する論文では、寒冷刺激(14℃~16℃)が, 「ふるえ熱産生」により、運動と同じようにIrisinを増大させたという。また「ふるえ熱産生」と関係なく、寒冷刺激そのものがFGF21を増やし、IrisinとFGF21の両方、またはそのどちらかの作用により、褐色脂肪組織が増えたとしている。

なおメルマガのほうでは紹介しているが、Irisinには白色脂肪細胞からベージュ脂肪細胞への転換を促す作用もある。