邪 死 田 魔 菜 だよ! 脂肪が落ちる仕組みを教えるよ

邪「炎症が肥満の原因になるってのは、簡単に言うと、NFκBとJNKシグナル伝達系によって単球/マクロファージTFが誘導され、それが前炎症性脂肪組織マクロファージを発達させるんだよ! あ、TFってのは組織因子のことだよ! TFは脂肪細胞の炎症性マクロファージであるCD11b+CD11C+に発現していて、TF-PAR2シグナル伝達系は脂肪組織の炎症とインスリン抵抗性を促進することがわかっているよ! ついでに癌のプログレッションも引き起こすよ!」

邪「ちなみにマクロファージの炎症は脂肪肝も引き起こすよ! さて、PAR2-βアレスチンシグナル伝達ではPI3kを抑制するんだけど、インスリンによるAktリン酸化はTFの細胞質ドメインが欠損した肥満マウスでは抑制されていなかったんだよ! ってことはAktの活性が直接TF-VⅡa-PAR2シグナル伝達によって調節されてるってことだよ!」

邪「つ、ま、り! 脂肪組織のTF-VⅡaシグナルはAktリン酸化のTF細胞質ドメイン依存性の抑制を開始し、Aktターゲット遺伝子の発現によって体重増加を起こすんだよ!つまりAMPKの活性が低下するんだよ! そしてアディポネクチンが抑制されてエネルギー消費が低下して肥満を引き起こすってわけだよ!」

悪「あのー、初心者向けにもっとわかりやすくする予定だったのでは・・」

邪「ちっ・・。ようはある種類の脂肪を摂ると炎症が起こってインスリン感受性が低下して体脂肪が増えるってことだよ・・」

悪「今度は簡単過ぎますよ! せめてAMPKとかアディポネクチンくらいのことは、へなちょこトレーナーでも知っておかないと」

邪「じゃあAMPKについて超簡単に説明してやるよ! これはヘテロ3量体で、ATPが減るとγサブユニットに結合していたATPがAMPになり、セリン・スレオニンキナーゼのLKB1やCaMKKβと親和性が高まってαサブユニットのスレオニン172・・」

悪「もっと簡単に!」

邪「うー・・いいこと考えたよ! 体脂肪を減らす方法(食材、サプリメント、トレーニングなど)を1個ずつ理由付きで紹介していくってのがいいと思うよ!」

悪「それ、メルマガとかぶりませんか?」

邪「かぶらないくらい初心者向けにするよ! そのための心構え的な良い方法を思いついたよ!」