邪 死 田 魔 菜 だよ! 脂肪が落ちる仕組みを教えるよ!

邪「とりあえず適当に書いていくよ! さて、脂肪が落ちるってのは、どういうときに起こる?」

悪「摂取カロリーが消費カロリーより少ないときですよね?」

邪「プッ!」

悪「えっ?」

邪「いや・・当面はそれでいいよ! でも摂取カロリーって、どうやって計算するのか分かってる?」

悪「1gあたり、炭水化物が4kcal、タンパク質が4kcal、脂質が9kcalですよね」

邪「タンパク質は本当は1gあたり、5.7kcalなんだよ!」

悪「えええーーー!」

邪「炭水化物は4.1kcal、脂質は9.4kcal。『アトウォーター係数』で調べてみるといいよ!消化吸収率や体内での動態によってカロリーは食物によってバラバラだから、4, 4, 9ってのは、近似値に過ぎないんだよ!」

邪「ちなみに『五訂日本食品標準成分表』によれば、玄米のタンパク質は3.47kcal/g、白米のタンパク質は3.96 kcal/gだよ!」

悪「けっこうバラつきが多いんですね。ではカロリー計算を厳密にしても意味がないような・・。消化吸収率って、どうなってるんですか?」

邪「炭水化物は97%、タンパク質は92%、脂質は95%で計算されているよ!」

悪「それって個別に食べた場合の話ですよね。普通の食事は全部まとめて食べるから、消化吸収率にも変動は起こるでしょうし・・。もちろん食材によって消化の良いものとそうでないものがあるでしょうし・・。」

邪「脂肪で言えば、例えばパルミチン酸とステアリン酸では発生するATPの数が違ってくるよ!それにもちろんDITも考慮する必要が出てくるよ!」

悪「消化吸収率とか、DITとか、脂肪酸組成とかを考えると、例えば玄米の1000kcalとプロテインの1000kcalとでは、ぜんぜん違うってことなんですね。ますますカロリー計算の意義がわからなくなりました。」

邪「消費カロリーの計算方法なんて、もっといい加減だよ!トレーナーなら『メッツ』が如何に大雑把に算定されているか知っているはずだよ! まぁでもここで言いたいのは、細かい数字や計算に囚われる必要はないってことだよ!」

邪「そして『同じ摂取カロリーなのに、こういう食事内容だと体脂肪がより多く減った』という実験は数えきれないくらいあるんだよ」

邪「では、カロリー調整以外で体脂肪を減らすために大事なのは、なんだと思う?」

悪「摂取カロリーを減らしたり、消費カロリーを増やしたりすることだけでなく・・インスリンが関係しているんですか?」

邪「それもそうだけど、実は肥満の原因は『炎症』なんだよ!」

悪「ええーー!」