さて、最後にロイコトリエン対策。


これは「アラキドン酸」という脂肪酸から作られる。これを多く含むのが卵黄やレバーだから、花粉症の季節には、あまり食べ過ぎないようにしたほうが良いかな。


なおゴマに含まれるポリフェノールの一種は、体内のアラキドン酸のレベルを減らしてくれる。ゴマは積極的に食べること。ただしゴマはそのまま食べても分子が大きくて吸収されない。でも「炒って」食べることにより、分子が小さくなって吸収されやすくなるのだ!



 そしてアラキドン酸からロイコトリエンを作るときに、「5-リポキシゲナーゼ」という酵素が働く。この酵素を抑えるのが、「αリノレン酸」という脂肪酸。


αリノレン酸は「シソ油」や「亜麻仁油」に多く含まれる。大きめのスーパーに行けば売っているはず。これをサラダなどにかけたり、トレーニングしている人だったら寝る前のプロテインに混ぜたりして飲めばOK。


量としては、一日に5~10g程度。ただし加熱は禁物。逆に酸化して、カラダに悪いアブラとなってしまうのだ。




 最近になって発見されたのが「ボスウェリア」というハーブに5-リポキシゲナーゼを抑制する効果があるということ。これはサプリメントでもう販売されているよ。




 病院で処方されるクスリは強力だけど、どうしても副作用も発生する。眠気や倦怠感、胃腸の不快感、肝機能障害など。

クスリに頼るまえに、食事を工夫してみたり、サプリメントを上手に使ってみるようにしてはどうかな?