ひよこ組(1歳児クラス)から入園して、今年で5度目の運動会でした。
ひよこ組の頃から「今日は1時間半も歩き回ったけど、誰も抱っこしてと言わなかったよ」と言われるほど、歩く事から体を鍛えてもらってきました。
しかし娘はお母ちゃんがいると甘えが出てしまい、これまで運動会の障害走ではずっと泣いて来ました。去年の年中さんの本番で、やっと泣かずに最後までできましたが、練習中はずっと泣いていたので、いつ泣くかとヒヤヒヤしながら見守ったのを覚えています。
なぜそんなに泣くのか?
それはどろんこの障害走が自分との闘いだからです。
どろんこの障害走は、競走ではありません。
一人ずつ行います。
今年のほし組さんは
自分で作った一本下駄
↓
自分で編んだ縄跳び
↓
板のぼり
↓
一本橋
↓
鉄棒
↓
竹のぼり
↓
麻袋でぴょんぴょん
↓
ゴール
という流れでした。
組ごとに内容は異なり、年長さんは特別難易度が高くなっています。
今年の娘は、これまでと全く違いました。
練習の時から全く嫌がらず、全てパーフェクトにこなし、しなやかに、力強く、最後までやり遂げてくれました。
まるでこれまでサナギだった子が、蝶になって羽ばたいたかのような成長ぶりでした。
娘の障害走が終わった後、元園長のくまもとさんが声をかけてくださいました。
「すごかったね〜!ずっと泣いてた子がね。かっこよかった〜!子どもの成長って、そんなものなのかもしれないよね。ずっと出来なくても、ある時一気に花開いてくれるのかもね。」
お兄ちゃんを育ててくれたくまもとさんにそう言って頂けて、お母ちゃんはなんだか感無量でした。
どろんこの運動会は、それぞれの成長をみんなで見守る運動会です。できても出来なくても、その時のその子の事をみんなで見守っています。
子どもの名前をみんなで呼んで応援をして、みんなそれぞれ自分の子もよその子も分け隔てなく写真やビデオを撮り、喜んでいる。
そんな昭和感の消えないどろんこで、みんなに育ててもらえるどろんこが、私は大好きです。
それでは、かっこよかったほし組さんの障害走を、ダイジェストでご覧下さい!!