A historical revisionist安倍晋三政権下で着々と変わる | 沈みかけ泥舟のメモ

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今はネタバレなしの映画感想ブログ化してます。

アベノミクスを表看板に掲げていますが
安倍晋三さんの信念である「戦後レジームからの脱却」は
様々な形で日本の政治や社会に影響を与えています。

小さな影響が気づかないうちにたまりにたまって
日本は知らない国になっているかもしれません。

兵庫県の某自治体では市長が「偏向報道」と決めた報道機関からは
一切取材を受けないと明言しました。
今回の出来事については報道機関側にも落ち度があったのかもしれませんが
こんな前例が出来た事は政府機関に対して
報道各社が萎縮し自主規制によって政治の問題が伝えられない状況を生むかもしれません。

大阪ではアジア諸国に「多大の危害を与えたことを忘れない」という設置理念で建てられた
戦争博物館が歴史修正主義者お得意の「自虐史観批判」によって
改装後は日本の植民地支配や加虐者として行った事の展示がなくなり
設置理念が空っぽになるという事態になっているようです。

また、「平和目的」と定めているODAとは別に
日本製の武器を購入する発展途上国に資金を貸し出しする制度を作っているようです。
殺し合いの武器を買わせて、そのためのお金を貸し付けて回収するというのですから
悪徳商人というかヤミ金融というか死の商人というか
そんな警察が取り締まるような仕事と同じような事を
日本政府自体が行うというのですから安倍晋三自民党政権はなかなか誇り高い政権だと思います。

まぁ、ひどい状況になっているのは日本だけではありませんが。

アメリカでは大統領に断りもなく、
イスラムを犯罪者集団のように否定しているイスラエルの強硬派ネタニヤフを
アメリカ議会に招待するというイスラムとの状況を悪化させかねない行為が行われてますし、
ドイツではヒトラーのコスプレ写真を撮るような人間がリーダーを務めていた
反イスラム団体が力を増しています。

まるでヒトラーによるユダヤ虐殺のような状況が
欧米諸国によってイスラムに行われようとしています。

ソ連崩壊と東西ドイツ統一の頃には
国際社会が良い未来に向かうのではという空気があったようですが
今は当時よりも状況は悪くなっているように見えます。

今の日本も憲法改正後のさらに何十年後かに
歴史の教科書で奇跡的な平和があった黄金の70年と学ぶ
未来の日本人がうらやむ時代という事になるかもしれません。

出来る事ならここから日本が少しでも良くなるといいなと思うんですが
今のところ期待できないなと思います。

「イスラム国」に日本人が殺害された原因の一部が
自分たちにあることを自覚していない安倍晋三さんや自民党政権の様子を見ると
どうあがいても国民の事よりも「日本」という器を守る事が優先され続けるように思えますし。
民主党をはじめとする野党にも期待できるところはありませんし。