2014年5月29日(木) 術後10週間と3日目
「え?!心臓がおさぼりですか?!」
昨日からの、貧血症状でクリニックを受診した。
ここのドクターは、新聞にも連載を持つような医師で、
とても、物腰が柔らかくて、説明が丁寧で、措置も迅速で、
わたしが敬愛する医師のひとり。
「久しぶりですけど、どうしました?」
「はい。めまいがひどいんですけど・・・。
実は3月に胃がんの手術をしたんですけど、2週間前の外来の血液検査で貧血が分かったんですけど、その所為だとは思うんです。
鉄剤も飲んでいるんですけど、あまりにもひどいもんですから・・。」
「胃がんは、内視鏡で取ったんですか?」
「いえいえ。腹腔鏡です。」
と、病理検査結果の書いた診断書と採血結果をお見せする。
「フェチリンと血清鉄が低いんですね」
「はい。」
お腹・のど・眼瞼等の視診・内診
次に、寝た姿勢で血圧測定
直後に、座った姿勢で血圧測定
「なるほど・・。
『鉄欠乏性貧血』もあるけど『起立性低血圧』からくる脳貧血ですね」
「え?!脳貧血ですか?!」
「ほら。寝ている姿勢ではかった血圧がこれ。
直後に、ただ座った動作をしただけで、20も血圧が下がっている。
そして、こんな動作をしただけなのに、20も脈拍が上がっている」
へっ~~~~
「こんなに急激に血圧が下がったり、脈が上がったりするから
頭がくらくらしたり、だるくなったりするんですね。」
ほっ~~~~
「手術が終わって、入院をして、その後自宅でゆっくり休んで、心臓がそういうゆっくりした状況になれちゃって、おさぼりしているんでしょうね。
これから、徐々に運動して、普通の生活に戻していけば大丈夫ですよ。
食べられる量も徐々に増えるし、そんなに心配しなくて大丈夫ですよ。」
自分を労わりすぎて、心臓がおさぼりしていたとは。
労わりすぎた結果、不調を招いていたとは、素人には想像がつかないことがたくさんあるねぇ。
当り前だけど医師は専門的知識を有しているから、
こうやってアドバイスしてもらうことに適した診察料を払う価値があるんだねぇ。
今まで通り、
「具合が悪かったら寝る」
という生活をしていたら、もっと心臓がおさぼりして、さらに不調を招くところだった。
さぁ、明日からは、適度な感じで「普通人の生活」に戻していこう
病人面は、そろそろ卒業だ。
ホントにいい時期に退院したなぁ。
これからは、薫風どころか熱風が吹きそうだけど
じゃんじゃんお散歩するよぉ~~
・・・立ちくらみには、要注意だけど(-_-;)
診察料 1,050円
調剤薬局 450円 喉の腫れ・炎症対応
トランサミン500mg×3錠×3日分