術後7日目 きのこじいさん | 自分目線の闘病記録など・・・

2014年3月24日


きのこじいさん





術後 7日目



13時半から14時半まで病院管理栄養士による栄養指導があった。

同じような手術を受けた患者4人が術後の食事についての指導を受ける。


私以外の患者さんは、みな70歳以上の男性で、

奥様かお嬢さんが同席していた。

わたしは、患者に見えなかったのか、

わたしが付き添いの人に見えたようで、

わたしとともに患者が来るはずと思われてしまい、

少々時間が遅れてしまった。


「胃術後の食事」というプリントを基に指導開始。

胃の役目、食事療法のポイント、ダンピングや腸閉塞などの後遺症

、後遺症にならないための献立例の説明など。

大好きなお刺身やきのこやこんにゃくが当分食べられないことを知って、

がっくりする。

「ちびっとずつ時間をかけて、その後の休養も大切」

こんな生活じゃ、いつになったら職場復帰ができるんだか・・・。

暗澹たる気持ちになる。


「きのこは消化によくないから気をつけて」という説明があった時に

1組のペアが異様な反応を示した。

「実は、便秘がひどいから、食物繊維がたくさんあるし、

お通じにいいと言われたきのこをたくさん摂取した。

摂取しても便秘が解消しないから、もっと摂取した。

その結果お腹が異様に膨れて、受診したら、緊急開腹手術になった。

胃と腸に大量のきのこがあり、医師がキノコを掻き出すのがとても大変で、

術後に、病棟のスタッフに「きのこさん」と呼ばれていた」

 という、衝撃のエピソードが聞けた。

わたしも、キノコが大好きだけど、まさかそんな恐ろしいことがあるとは。


以来、きのこを見るたびに、このキノコじいさんのことを思い出す。

胃と腸がきのこでいっぱいの画を思い浮かべる。


恐るべしきのこ