著者: ローレンス A カニンガム, 増沢 浩一, Lawrence A. Cunningham
タイトル: バフェットからの手紙 - 「経営者」「起業家」「就職希望者」のバイブル

速読をはじめてからこれほどじっくり本を読んだことはない。


非常に難しい本であったが、企業経営を行うにあたって
コーポレート・ガバナンス、ファイナンスと投資、合併・買収、
会計と税金についてこれだけ体系的に学べる本に出会ったことがない。


エンロン事件などでアメリカのコーポレート・ガバナンスや
企業会計の方法が変わり、それが世界のスタンダードになったが、
バフェットが20年以上前に自社の株主に送ったレポートでは、
そんな現状を正に言い当てている。


以前読んだ、オリックス会長の宮内さんの「経営論」や
全新生銀行社長の「日本の経営 アメリカの経営 」でも
10年先のことを的確に言い当てている。


一流の人間には、先のことが見えるのだろう。


未来は現在の延長だからだろうが、それが分かるのが一流の証なのだろう。


この本は、繰り返し読んで完全に理解するようにしよう。