先日、昇段審査が行われました。
基本稽古に始まり、回転しながらの移動稽古、
型の審査に続き、
拳立て伏せ100回を含む体力審査と
最後に10人組手が行われました。
昼の12:00から始まり4時間を優に超える
厳しい審査でした。
今回は「組手」について話をします。
浅草道場では組手を全く行なわない基本や型を中心とした稽古時間と、組手中心の稽古時間があります。
その組手を行う稽古の出席者が年々減っているのです。
確かに少年部を除いて、入門者の年齢層があがり壮年の道場生が増えている事も要因の一つなのですが、
昇級・昇段を望むなら組手を避けては昇れません。
だからと言って、組手の稽古を行なわない道場生が、
昇級・昇段審査の為に、にわかに組手が出来る訳でもありません。
組手の稽古を行なっていないと、余計な力が入り的外れな技を出して怪我をしたり、
相手の攻撃に対し受け身を取れず、痛い思いをするのです。
常日頃から組手の稽古を積んでいれば、そうそう怪我をする事はないのです。
確かに型の稽古も大切です。
何故なら古来からの技を表しており、型を通して組手を学べるからです。
組手を暴力的だからと危惧する人もいますが、
私はそうは思いません。
何故なら組手や試合を通じて沢山の友人が出来たからです。
史上最強の空手と称された極真会館に入門して、
組手を行なわない事は誠に勿体無い限りです。
押忍