慢性副鼻腔炎手術記4 慈恵医大柏病院にて | どれみピアノスタジオ

こんばんは、

柏市・我孫子市のピアノ教室「どれみピアノスタジオ」遠藤 操です。

 

手術当日は朝から何も食べられません。お水も朝6時以降は飲めなくなります。

ですから、昨日の夜に脱水症状にならないように、経口補水液を何本も飲むように言われてましたが・・・

21時消灯後に、そんなに飲めるものでもないですね・・・

結局、125mℓ✖️2本だけ飲んで、あとはそのままでした。

 

午後からの手術でしたので、お腹は空くのですが、断食ダイエットで意外と慣れていたのでそれは助かりました。

でも、、、

午前中の手術時間が伸びたようで、14時45分からの予定が、なかなか呼ばれず・・

「血栓を防ぐタイツは2時間前に履かないと」と同室のプラチナ(シニア)生徒さんより促され慌てて履いて、手術着に着替えましたが、それでもオンコールはまだで、談話室で、一緒に写真を撮ったりしてました。

 

結局1時間遅れで、ようやくお呼びがかかり、プラチナさんのお見送りを受けて、スタスタ歩いて行きました。

 

手術室に入ると、いきなり受付があり、何人も人がいて、名前を言って確認をしました。

 

大好きでよく見る医療ドラマとは、違うなぁ・・・

そんなこと考えながら、手術ベッドに横たわり、手や体に色々繋がれ、麻酔科の先生が点滴をしてくれ、「これは麻酔ではないので、眠くなりません」と言ったのがなんだか可笑しくて、、

 

その後、酸素マスクを付けられて気が付けば、、手術が終わり、夫が「手術、成功したって!」の声。

 

副鼻腔炎の手術と言ったら、その昔は、とても大変で、頬から穴を開け、顔の皮膚をめくり上げて、、、とても痛い!と聞いていました。

しかし、今はそれも内視鏡を鼻から入れての手術になり、1時間半くらいで終わります。

 

手術前の先生の説明によると、「副鼻腔とは、おでこや目の内側などいくつもの穴に分かれていて、そこに溜まった膿を吸い取り、その後、いくつもの穴のその壁、薄い骨を外し、一つの大きな穴にすることにより、鼻の出入り口が大きく開放するとの事。

そして、私の場合は、溜まっているところが奥で脳や目に近いこともあり、、万が一、ですと脳の神経が傷ついたり、目の神経では涙が止まらなくなったりの危険もありますので、慎重に行います」と言われました。

 

術後、病室に戻り酸素マスクをつけながら、横たわってましたが鼻の痛みよりも、術前から気になっていた便秘によるお腹の張りが痛くて・・「こっちか〜!」

看護師さんから術前に、「浣腸してスッキリしてから挑みますか?」と聞かれたのですが、、、

浣腸はどうも・・・・・・・恥ずかしいし・・・

どうせ麻酔で、わからないですよねぇ? いいです・・・

などとお気楽に、答えていたのが間違いだった!

 

夜中、チクチクした痛みがあり眠れない、、しかも酸素マスクは苦しいのか、しまいには、おデコに当てている、、、、

デコに酸素送ってどうするんだー

 

眠れない夜を過ごし、朝に。

朝の回診で、術後の様子を見にきてくれた先生に「鼻じゃなくお腹が痛いです・・・」と言って下剤をもらいました。

 

鼻は・・・というと

手術後、綿球が入れられており、コントみたいでおかしい! 



そして、丸一日絶食のあとの朝食はさぞかし美味しいと思いきや、鼻に綿球が詰められた状態は、風邪をひいた時に鼻が詰まって味がしない、あれと同じです。

痛みがないのは、最高ですが、穴が詰まっただけで味覚も無くなるのです。そして食欲も。

 

たがが穴、されど穴、重要!

 

そしてその綿球、自分で取り替えるように言われていたので、恐る恐るとって見ると・・・

まだ、出血しているけれど、何これ?空気、こんなに吸えるの?

鼻の通りは手術してない左より、倍以上にスッキリしています。

これは、いい!

 

4つの小さな副鼻腔の小部屋4DKの家をドーンと1LDKにリフォームしたわけですよね。

空気は充分に満たされている感じです。

なので綿球の取り替えの時がなんとも、いい感じ。

 

すっかり元気で、残りの入院生活は、同室プラチナさんはドンで、なんとナースステーション冷凍庫キープのガリガリ君をかき氷のように、掘削してくれて贈賄してくれて(笑)一緒に食べたり、お礼に私がスマホ教室!

写真にテキストの文字入れを教えてあげたり、と楽しい4日間でした。



手術で、何より驚いたのが、昔は痛いとされていた鼻に詰めるガーゼがなんと、体内に溶けるということ。

だから、術後にそれを剥がしたりがないので、痛みがないのです。医学の進歩は、素晴らしいですね。その話しを退院してからうちの教室の講師の先生に話したら、やはりびっくりされて、

「体内にガーゼの置き忘れ!なんてことは、今はないのですかね〜』と笑いあいました。

 

そして看護師さんのお優しいこと。

どんな方にも、いつ、どれだけナースコールをされても、「◯◯さん、どうしました?」と対応してくださっていました。

コロナ禍での医療現場などの様子をテレビでは見ていましたが、まさしく、患者さんに寄り添ってくださっていて本当に頭の下がる思いでした。

 

そして、、、

一番に感じたこと、何が一番大切な事なのか、自分がこれからどうしようか、、何をしたいのか、考える時間にもなりました。

それは、また明日、いよいよ最終回です。