ひとつき

キミが空へ上ってからひと月

まだだったひと月。


今でも ひょっこりと

家具の間や
布団の中から

「ごはんー�」

って出て来そうな気がするよ。


小さなカラダで家族の元気の源。

人間のように言葉を話せないけれど笑顔の素。


１年５ヶ月の闘病生活は苦しかったね。


まるで眠っているかの様なキミを抱きしめて
泣いて泣いて…

母の「涙は涸れないんだね」の言葉に…また泣いて。


冷たくて硬くなったカラダを焼いて

小さな骨になった。

喉仏がしっかり残ってた。

お彼岸に亡くなる命。
喉仏が残った骨。


それって

「幸せ」

を表しているんだって。

天寿を全うして、観音様に見守られた証。


キミは私達の家族で
「しあわせ」

だったと思っていいよね？


私は幸せだったよ。

たくさんの幸せをありがとう。


15歳と7ヶ月

長くて短い時間。


たくさん頑張ったね。

お疲れさまでした。

お空では

たくさん走って
美味しいごはん食べて

ゆっくり過ごしてください。


大好きだよ。

夏はこれだよね

うまうま

もぉ いいかい？

私が見てきた「いままで」は本物だったのかな。



知っていたものが変わって行って…



探す事を怠った私は置いてけぼりで…。



こんなに吐き気を感じるほど…




私はアナタが好きだったんだろうね




戻らなくちゃ


戻らなくちゃ





今なら許してもらえるかな…





帰らなくちゃ



この場所に…






早く 早く



もっと…もっと…