和歌山県貴志川線(きしがわせん)貴志駅の三毛猫のタマ駅長に続いて、岩手県いわて銀河鉄道には犬の名誉駅長が誕生しました。

岩手県一戸町の奥中山高原駅では電車が着くたびに、制服姿も可愛いヨークシャーテリアのマロンくん(オス8歳)が、ホームで乗客を出迎えて得意げに改札口の先導してくれます。

ひっそりとした山あいの駅には週末ともなるとマロンちゃんを目当ての観光客でにぎわっています。

飼い主の一本木ヨコさんは、現在の第3セクターの前のJR時代からの同駅の委託駅員です。

「愛犬を交通事故で失ったこともあって、子犬のマロンを自宅に残しておけなくて。」

8年前からマロンを連れて勤務するようになりました。

マロンは改札口に座り、人が近づくと吠えて知らせてくれて、お仕事のほうもきっちりとこなしています。

第3セクターの会社自体は厳しい経営が続いていますが、マロンちゃんの人気に目をつけ、今年6月にはマロンちゃんが名誉駅長として制服と制帽も贈られました。

そばにお住まいの方なら一度は訪れてみてはいかがでしょうか?