不登校の子たちが心配、と言っていたら、受験不安にあったとみられる子どもたちの自殺が報じられた。


今のところ詳細については不明だが、いじめはなかったみたい、受験勉強が大変と話していた、けれど深刻にみえなかった…という先には、お決まりの、「いまどきの子どもたちは内面がよくみえない」言説が待っていそうだ。

いまどきの子どもに限らず、人の内面とは計り知れないものだ。だからこそ、大人は子どもを見守る必要がある。それでもわからなさは残って当然にしても、だ。

ひとりでは怖いことも、友だちとだと出来てしまう…ということは、かように悪い方向にも動いてしまう。

この事件も、これからニュースなどで子どもたちの目に触れることだろうが、そんなとき、一緒に観て、死ぬほど辛いことがあったとしても、あなたは死なないで。相談して欲しい。私にじゃなくてもいい。それが無理なら、まずは一度立ち止まって欲しい…と精一杯伝えることが大切だと思う。


私たち大人は、子ども一人ひとりの生き死にに責任があるという自覚を深めつつ、最も辛い形で我が子を失ってしまった人たちには優しい目を持たなければならない。