「興味がない」が一番の理由とはいえ、ナマでAKB48系のアイドルを見たのは、いや、以前京都の清水寺でSKE48を見たので、ナマ歌を聞くのが初めてだ!(笑)
瀬戸内をブランド化して活性化する。
そんな崇高な目的を掲げた団体のミーティングに参加したが、非常にまとまりの無い集まりだった。
瀬戸内をブランド化すると、そこには商機が発生するからか、東京から、または東京資本の関係者が沢山おり、恐らく半数はそんな人。
次に多いのは地元のメーカーやメディア関係者。
島に住んでいる人や島の商材を扱う人は目立たなかった。
団体の狙いがそこにある(瀬戸内をブランド化して東京の人に儲けてもらう)からそこに異議は唱えないが、残念なのはご参加していらっしゃる「東京系」の人達だ。
恐らく彼らは一年中このような会合に出席されていらっしゃるだろうから慣れもあるのだろうが、まるきり「瀬戸内」に興味が無い、興味を示そうともしない。
「瀬戸内に魅力が無いから」と言われてしまえばそれまでだが、要は話がスタートしないのだ。
彼らは基本的にお金になるものなら良い訳で、瀬戸内に興味が無いから話題にもならない。
さらにタチが悪いのが司会者で、色々考えてやってくれているのは大変ありがたいが、少なくとも瀬戸内には興味が無い素ぶり。
もっと言えば、司会者は参加者にも興味が無いようで、意識が統一されぬまま勝手に会が流れていく。
お役所にありがちな「やる事に意義がある」の典型な会合だった。
主催者にも参加者にも、当事者が居ないのが原因なのか、瀬戸内が話題になる事もなければ、抱えている問題の提起もなければ、解決しようとも問題意識の共有する機運も当然なかった。
瀬戸内は温暖な気候で、景観が素晴らしく、観光振興に関しても、ブランディングに関してもポテンシャルが高いらしい。
首を傾げまくりな会合だった…
勝手にフォローさせていただいております「第四セクター」さんのツイッター情報で知った「深日港〜洲本港」航路の社会実験。
期間限定との言葉に弱い日本人の特性に従い、朝大阪を出て南海電鉄で深日港ヘ向かった。
南海の駅から歩いてすぐの港には、船客待合所まで整備され、地元の航路復活への熱い思いが伝わってくる。
港にはバージ(台船)を使って作った簡易桟橋が用意され、干満差が少ない所だから成せる技なのだろうと羨ましく思ったりした。
問題は船だが、アルミの双胴船だが古い船だ。
定期船運航だからか、今回はデッキは立ち入り禁止にしていたが、広い後部デッキと2階にも広いデッキがあり、手すりと甲板には木が貼られており、元々豪華な船だった痕跡が随所に残る。
船員は3名乗務のようで、その内女性クルーは航海中に船内売店の業務もしていた。
明るくてよく気の効く船員さん達で、とても感じが良い。
ただ船には不安要素が感じられ、一つは構造があまり時化には強くなさそうで、通年運航になった時にはこの船では無理そうだ。
また、古い船なのでエアコンが心細く、これから梅雨が明けると心配な気がする。
この日はべた凪で洲本港には少し早く着いた。
港にはジェノバラインの船が泊まっていて、港も何だか賑やかだ。
上陸すると待合室は親子連れの人だかり。
今日は今からジェノバラインの船を使って体験クルーズがあるようだ。
そして明日(今日)からは新たに洲本港から関西空港ヘ航路が開設されるらしく、ジェノバラインの船が洲本港と関西空港を1日5航海するらしい。
洲本からは関西空港行きのバスも既に走っているので前途多難だろうが、洲本港が賑わいを取り戻しつつある事は嬉しい。
橋が架かり、20年近くなって船が忘れられつつある淡路島では、再び船が見直されているようだ。
しかし、大丈夫かな?
関空航路。