読書中毒 ~始まりは大沢在昌の新宿鮫だった~ -3ページ目

原発クライシス

高嶋哲夫の『原発クライシス』を読み終わりました
この作品は2009年9月に紹介した『スピカ』の改題作品...
不本意ながら読み返す事に...

コンピューター制御された、世界最大級の原発が
開所式直後にテロリストに占拠されてしまう
SAT・機動隊400名はプロの戦争屋の前にわずか10分で壊滅してしまう
安全保障会議の召集、自衛隊の出動、住民の避難...

自衛隊を実践経験のない、おもちゃの軍隊と嘲笑うテロリスト...

福島第一原発事故前と後とでは感じ方が全く違う
地震も津波も小さく想定していた結果が全国で検出されるセシウムであったり...
テロリストに占拠どころか襲われる事など想定していないのだろう
と考えながら読んでしまいました


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熱砂

高嶋哲夫の『熱砂』を読み終わりました

この作品は同時多発テロの後に世界から多くの関心を向けられた
アフガニスタンが舞台

かつて報道カメラマンで今はファッションカメラマンの柴田雄司は
学生時代の恋人とその子供達の飛行機がアフガニスタンに不時着し
かつて行動を共にしたアフガニスタンの英雄『へーゲル』の部隊に
拘束されたと聞き、救出に向かう事に...

アメリカ、ソ連などの大国のエゴ(武器提供などに)によって引き起こされた内戦
地下資源をめぐるグレートゲーム...

大国のエゴ、多民族国家、豊富な地下資源に翻弄される
アフガニスタンの現状を訴える作品ですが
軸は学生時代の恋人の救出と言う点がちょっと残念
高嶋哲夫の作品は、やはり科学・研究開発と言った部分のリアルさが
面白い作家だと、改めて思う...

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カルテット(2) イケニエのマチ

大沢在昌の『カルテット2 イケニエのマチ』を読み終わりました

クチナワから指令が下る・・・

それは、川崎・ミドリ町への潜入捜査だった。

街の周辺では、四人の子供が死体で発見されている

何棟ものアパートに二千人もの中国人が住みつき
治外法権の土地となっているという・・・

身分を偽って街に入り込こむ計画だが
計画には中国残留孤児3世で、日本人でも中国人でもないことの鬱屈を抱える
ホウの存在が絶対に必要なのだが・・・仲間に加わるのか???


1巻同様に漫画を読んでいる感じの作品です
ちょっと物足りないと言うのが感想・・・

謎の中国人組織や少女殺しのどちらにも怖さが足りない・・・

ただ次巻に進めば話の展開が面白くなって行きそうな感じです



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カルテット(1) 渋谷デッドエンド

大沢在昌の『カルテット(1)渋谷デッドエンド』を読み終わりました

8年前、家族を何者かに惨殺され、
怒りに衝き動かされて夜ごと街のゴミたちを狩るタケルは
警視庁の異端者『クチナワ』にスカウトされる

中国残留孤児3世で、日本人でも中国人でもないことの鬱屈を抱えるホウ...
ヤクザの女でありながら、あるきっかけから警察組織の活動を手伝うことになったカスミ...

この作品はテレビドラマ・単行本・電子書籍によるクロスメディア企画なのだとか・・・

正直な感想は、主要な登場人物4人が表紙の様に

アニメ?で紹介されている為


自分の勝手な想像で読む楽しみが少ない、内容も薄く(犯罪者の怖さなど全然伝わってこない)


漫画の様にコマ割りされたものを

スラスラッと読んだ感じがしてしまう作品でしたが


ちょっと先も気になるので2巻に突入しようと思います



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東京大洪水

高嶋哲夫の『東京大洪水』を読み終わりました
大型台風23号は首都圏へ上陸しないとの気象庁の発表に対し

静岡県にある日本防災研究センターで台風の研究をする玉城は
進路上にある24号と合体し未曾有の大型台風が首都圏を直撃すると予知するのだが・・・

この作品は『M8 』『TSUNAMI 』に続く災害3部作です

この作品は3つの柱で構成されているのですが

まず玉城が中心となって纏めた『荒川防災研究』...
『荒川防災研究』は荒川、隅田川に挟まれた海抜0メートル地域の水没と
地下鉄各駅から流れ込んだ水は地下鉄網を流れ
5時間後にら東京の都市機能は麻痺してしまうとのもの・・・


台風23号の上陸によって『荒川防災研究』が現実になろうとしている

また玉城の妻が1級建築士として携わる

荒川スーパー堤防に建築中の高層マンション・・・すれ違いの家族・・・


話の展開、スピード感・・・絶対に損をしない作品だと思いました

M8 』『TSUNAMI 』と共通の施設、登場人物も多数出てくるので

3巻続けて読まれたら更に・・・



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虚像(メディア)の砦

真山 仁の『虚像(メディア)の砦』を読み終わりました
中東への自衛隊派遣を巡り、日本人が誘拐される...
情報をいち早く得た、PTB放送ディレクターの風見は
他局より先に放送するべく動きだすが
PTBを縛る過去の事件と放送局の免許更新制度が足かせとなる...

政府、与党による情報操作...

一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー黒岩は
視聴率に縛られ、自分を見失っていた...
報道の風見とバラエティの黒岩
二人の苦悩と葛藤を通して、巨大メディアの内実を暴いた作品です

先日、真山仁の『マグマ』が面白かった。
人気のハゲタカシリーズより好きだと紹介しましたが
『虚像(メディア)の砦』損はしないので絶対に読んで欲しい作品です



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マグマ

真山仁の『マグマ』を読み終わりました

外資系ファンドのゴールドバーグ・キャピタルに勤める野上妙子は、
地熱発電を研究運営する日本地熱開発(地開)の再建を任される。
妙子は地開の社長・安藤幸二や研究責任者の御室耕治郎から
地熱発電の大いなる潜在力と将来性を説明され、再建の可能性を探る。


一方、先進国エネルギー問題会議で、
日本は欧米から原子力発電の閉鎖を強硬に求められていた・・・

この作品は真山仁の人気シリーズ『ハゲタカ』のスピンオフみたいな

作品?と思いつつ読んでいましたが


外資による企業買収よりも

企業の再建に重点が置かれいる


ハゲタカよりも内容は濃く、読みやすい作品です


ここ最近読んだ本の中ではピカイチのオススメ作品です


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ファイアー・フライ

高嶋哲夫の『ファイアー・フライ』を読み終わりました
この作品は半導体開発研究所に勤務する「木島優二」が
社長と間違えられて、誘拐される。

山深い廃村に監禁された彼は、いつしか犯人たちと心の交流を持つようになり、
身代金奪取を手伝うことに・・・


しかし、この誘拐の裏には・・・


久しぶりの高嶋哲夫の作品を読みましたが

ストーリーも有りがちで単純・・・



元原子力研究員である高嶋哲夫の小難しい部分がなく

正直、ちょっと物足りない作品でした




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殺意・鬼哭

乃南アサの『殺意・鬼哭』を読み終わりました
『殺意』では親友を殺害した加害者「真垣徹」
『鬼哭』で被害者「的場直弘」
それぞれの心の声、独白のみで綴られている作品です

真垣は殺人の動機のみを黙秘し、取り調べ、精神鑑定、裁判
または刑務所での心の声...

的場は刺されてから死ぬまでの数分間の意識の流れを...

今まで色々な作家の作品を読みましたが
ほとんどが独白で構成されている作品を読んだのは初めてです
圧倒的な文章力に驚かされる作品です

是非、読んでみて下さい


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警視庁情報官 シークレット・オフィサー

濱 嘉之の『警視庁情報官 シークレット・オフィサー』を読み終わりました

警視庁情報室は警視庁が秘密裏に組織した情報部門のプロ集団である。
情報室へ舞い込んだ一通の怪文書。
エース情報官・黒田は、抜群の情報収集力と分析力で、政・官・財界そして世界的な宗教団体までもが絡む一大犯罪の疑惑を嗅ぎつける…

大好物の警察物...しかも作者は元公安総務とくれば...

刑事警察に対して悪者的な扱いで登場の多い公安警察をどの様な形で描いているのか?
.
また元公安のエリートがどの様な形で闇の部分を表に出すのか?と期待しましたが

作品の3分の2は黒田の経歴であり
また説明文が多い
主人公に非の打ち所がなく、駆け引きや
組織内の確執等がないのも物足りない...

作品の終わり方のみ後引く感じなので
シリーズ次作も手を出してみようと思います



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