垂直に生きる？

タテ糸の読書をしていると

やはり昨今の日本人に妙な違和感を

持ってしまう。

西郷さん、頭山満翁、

内村鑑三や鈴木大拙や岡倉天心から

始まって、岡潔、三島由紀夫など

命をかけて日本人に警鐘を鳴らしてきた

多くの先人があった。

しかし、彼らの死生観に裏付けされた

真実の憂う想いは少しずつ減少し、

歴史の浅い欧米思想が唯一素晴らしいモノ

と

多くの日本人が信じて疑わなくなった。

今日のニュースはポケモンGOばかり

注目された。驚くことに歓喜するいい年した

おっちゃんまでいるという。

若者が歓喜するのは、若さという躍動の

おもいだから理会できるが、

なぜ精神的ドレイ現象に違を唱える大人がテレビの中にいないのだろう。

先人が警鐘を鳴らしてくれていたのに、

結果は彼らの怖れていたことに落ち着いた

ようである。現実として最悪とした

現象が実をなした。

思い出してほしい。

内村鑑三が記した「代表的日本人」。

ここに華々しく登場する二宮尊徳翁を。

かつて日本にはこんな景色が当たり前だったのである。

根源的なことを思えば、どちらの風景が

まともな人間かはわかるはずです。

ドクスメは先人の想いをついで、

必死の覚悟で読書のすすめを

やっていこうとおもいます。今までもそうでした。

どうかみなさんの応援もよろしくお願いいたします。

とは申しましても、今日も

「いつもドクスメの選書を参考にして

アマゾンでいつも購入してます。」

と、笑顔でそういう若者と出会いました。

これが二日連続です。（笑）

しかも、二人とも義理と人情を大切に

する斎藤一人さんのファンだと自称する

ので余計呆れます。

別に本人の意思で本を選ぶのは結構な

ことです。そこに呆れているわけでは

ありませんよ。

でもね、アマゾンでいつも購入してます、

ってわざわざぼくに言えてしまうセンスに

驚愕するのです。話す相手がどう思うとか、

どう感じるのか？という問いを

そもそも持ち合わせていない。

こういう現実の事象に出会うといつも

思うのですが、いまの若者はダメなのではなく、

ただ知らないだけで、教えられる知識が

ない大人がバカなのが原因です。

ぼくは、仕事の上で本を書いている方と

会う機会が多いのですが、

ほとんどの方が素晴らしい知識をお持ちです。

本を書ける人間として尊敬します。

しかし、ぼくのものさしで恐縮ですが、

野暮なかたが多いのかなと、時々感じ

未来をやっばり憂えてしまうのです。

話しというか、愚痴みたいな愚かな

文章となりました。

今日はそろそろお開きとさせていただきます。