諸般の事情によりしばらくブログやすみます。
気にかけていただいた皆様には申し訳ないのですが・・・・・。
浪速の哲学的妄想無頼こと私「独学者」プロデュース
「ガキの思想やあらへんで!!」
ちょっと、こんなブログに立ち寄った奇特なあんさん、コメント入れてっておくんなはれ!
「おっきがーるに!」
諸般の事情によりしばらくブログやすみます。
気にかけていただいた皆様には申し訳ないのですが・・・・・。
前回は、僕がウォール街を占拠した人たちを、悪者みたいに書いてしましました。
僕は、あの人たちにシンパシーを感じます。
あの人たちの中の多くは貧富の格差に義憤を感じて、あるいは生活を取り戻すための社会運動として
参加されているのでしょう。アメリカもいくとこまで行ってるんですね・・・・。
ただ、その中に、映画「ダークナイト」に登場する「ジョーカー」みたいな、あるいは映画「ファイトクラブ」のメンバーみたいな、そんな人たちも混じっているのでは、ないでしょうか・・・・・・。
現代人はどことなく、空虚感を抱えている、誰も多かれ少なかれ・・・・・。
そんな人たちが、なんか磁石に鉄粉が吸いよせられるように、ああいう運動に参加するのではないかと・・・・。
かつての学生反乱のように、大学卒業資格がその費用にペイできる職業ポストを保証できなくなった、等の不満が真相にある暴動ではない。もちろん、そんなまじめな人もいるが、今回の雰囲気はそんなヤボッたいものじゃない。
映画「ダークナイト」の中のセリフにでてくる「世界が燃えるのを見て喜ぶ人間」=「ジョーカー」の小型縮小版がお祭りを楽しんでいる。そういう雰囲気がある。対岸でみていてワクワクする。
金持ちに増税したり、福祉を手厚くしたりして、暴動は多少は収まるかもしれない。
しかし、映画の中で「ジョーカー」が少年ギャングたちにいったように、「溜まった欲求不満も発散できる」という誘惑にどれほどの若者、いや若者だけではない、社会的根なし草たちが、拒否できるだろうか。
ネットや報道で、「感染」するものも多い。世界中になんらかの形で飛び火するかもしれない。ギリシアの増税反対とか、そういうのと全く違う。強いていえば、イギリスの暴動のようなものが一番近い、そういうものがあちこちに飛び火するのではないか。
そしてその流れはとどまらない。
「アノニマス」というハッカー集団が今月10日に、NY証券取引所を消滅させる、という・・・・。
「アノニマス」=匿名。ネグリ・ハートの「マルチチュード」の一節をおもいだしませんか。
ドストエフスキーの「悪霊」であり、聖書のキリストが悪霊を豚の群れに乗り移らせる話・・・・。
悪霊はイエスにいう。「私の名前がレギオン」です。単数形であり複数形である、つまり、固有名を特定できない
匿名の何か・・・・。
そして、このような「悪霊」の出現の背景には、現代人の空虚感があるのでは・・・・・。
近年言われる、新型のうつ病、境界性人格障害の増加となんらかの相関があるのでなないか、とそう感じているのです。
そして、私もまた、空虚感を抱えていきる根なし草であり、「ジョーカー」に憧れ、何かが起こるのを夢想するのだ・・・・。