- 百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)/中田 永一
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本屋でみつけて、
ついつい買ってしまったのは、
「凄い!
このありふれた世界から
いくらでも新鮮な物語を掘り出すね。」
という、
岩井俊二さんのコメントが書かれていたからなんだけど。
ほんとだ、
すごくよかったです。
まさに「切ない」っていう、
岩井俊二さんの映画のように。
岩井俊二さんの映画、最近観てないなぁ。
最後に観たのは、
韓国の映画館で観た、
「花とアリス」です。
懐かしいなぁ。
旅をしている途中に、観たんだよね。
短編集で、4つの物語がありました。
どれも、すっごくよかった。
なんか読んでて顔がにやけてきちゃって。
「恋っていいなぁ。青春っていいなぁ」
とひたすらに思っていたんだけど、
私の青春は終わってるかなぁ、
という寂しさにもおそわれましたよ。
紹介文も載せとこ。
「どれも若い世代の淡い恋愛感情の芽生えを描き、繊細ながらもユーモラスで、叙情的でありながらコミカル。ぎゅっと抱きしめたくなるような、愛おしい作品ばかりだ。」
ライター 瀧井朝世
そうそう、
切ないし、
なんかコミカルなんだよ。
そうそう。
中田永一さんは覆面作家らしいけど、
男性だったとしたら、すごいなぁ。
岩井俊二さんもそうだけどさ、
よく女子の気持ちをそんなに表現できるなと。