ウィンブルドンの男子シングルス準決勝の第2試合、
ナダル vs. マレーの試合を昨日の深夜、観ていました。
 
試合は、結果的にはナダルが6-4、7-6、6-4の
ストレート勝ちでしたが、マレーの強烈なサービスや
リターンエースは、ナダルのそれ以上で、マレーの
サービスは速度が209km/hに達することさえありました。
また、サービス並みの強烈なリターンには度肝を抜かれ
ました。
 
マレーは試合の行われているイギリスの出身ということ
もあり、長らくウィンブルドンの優勝者を輩出して
いないイギリス国民の大声援を受けてプレーしました
が、惜しくも敵いませんでした。
(会場にはサッカー選手のデビッド・ベッカム選手と
 息子さんの姿もありました。)
 
振り返ってナダルの勝因をいくつかあげると、
 ・強靭な肉体
 ・幅広いプレー範囲
 ・強烈なドライブのかかったショット
などがあげられると思いました。
 
前記の通り、マレーはサービスなどでは、ほぼ試合の
最初から一貫して、ナダルを上まわっていましたし、
マレーのサービスゲームでは、ラブゲームであっけなく
ナダルがゲームを落とすことも多々ありました。
 
が、いざラリーの応酬が続くと、ナダルのショットに
揺さぶられて自分のペースに持ち込むことができずに、
ポイントを取られる場面が多く、第1,3セットでの
ナダルのブレークしたゲームでは、そうしてつかんだ
数少ないチャンスをナダルが確実にものにして、勝利
を引き寄せたように思われました。
 
これはナダルが強靭な肉体を持つことで、激しい運動量
を伴うラリーでも、最後まで力尽きることなく、相手と
対峙することができるからだと思います。
 
また強靭な肉体とも関係しますが、ナダルはコート上で
プレーする範囲が異常なほど広く、またNHKの解説者の
方も仰られていましたが、走り出してから、
トップスピードまでに達する時間が極端に短く、それに
よって広範囲なプレーゾーンを可能にしていることが
よくわかりました。
 
また、ナダルはブレークを許したのは、1ゲームのみ
(だったと思う。)、自身のサービスゲームはしっかり
とものにすることで、試合運びを楽なものとしていた
と思います。
 
決勝戦の相手は準々決勝でフェデラーを倒した
ベルディッチ。試合は、7/4夜。
今日の夜は、女子シングルスの決勝が行われる。
(NHK総合で22:05~)
 
 
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ちなみにナダルが昨日のマレー戦と同じような戦いを
した試合として思い出されるのは、2008年の
ウィンブルドン決勝だ。(以下のDVDで観られる。)
 
Wimbledon: 2008 Men’s Final Nadal Vs. Federer

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この試合でも、対戦相手のフェデラーは自信のサービス
ゲームを落とすケースが少なく、ラブ・ゲームキープも
多かった。しかし、ナダルもまた自身のゲームを粘り
ながらもなんとかキープし続けた。そして、数少ない
ブレークチャンスをものにし続けて、ナダルが2セット
を連取した。ここまでは、昨日のマレー戦と同じなの
だけど、そこからが王者フェデラーの底力。
2セットを立て続けに苦しみながらも取り返し、
ファイナルセットでは、第16ゲームまでもつれた。
結局9-7でナダルが勝つのだけど、その勝利には類稀れ
なタフさと、カバーリングするコート範囲の広さが
寄与していたと思う。
 
 
このほか、ナダルがフェデラーを下した試合としては、
2009年の全豪オープンもある。
 
Australian Open 2009 Men’s Final: Federer Vs Nadal

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あんまり雑誌読んで、テニスのこと考えたりすること
なかったんだけど、ちょっと興味湧いてきたので、
なんか買って読んでみようかな。
 
プレーヤー向けの雑誌じゃなくて、観戦者向けのもの
がいいんだけど。
 
Tennis Magazine (テニスマガジン) 2010年 08月号 [雑誌]

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T.Tennis (T・テニス) 2010年 07月号 [雑誌]

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Tennis journal (テニスジャーナル) 2010年 07月号 [雑誌]

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どれがいいかな。。。
MOOK的なものがいいんだけど。
まずは立ち読みに行こう。。。