今日は何とか気合で乗り切った。


仕事場に着くと早々に、口頭での質問が立て続けに来て、

さらにメールのチェックとかしていると、もう落ち込んでいる

どころじゃなかった。



その後、



1)

予定通り、朝会を開いたが、今週は、私・Kさんが都内に戻っていた

ので実質今日が初めてだった。


一部の人は順調だったが、遅れの出てる人もいた。

問題は、スケジュールの前倒し/遅れにはいずれも

理由があるということ。その説明がうまくつけられない人がいた。


どんな理由だってあるだろうが、

 ・工数見積もりミス

 ・タスクの定義漏れ

については、タスクの分解をもっと明確化して欲しい旨を伝えた。

そうすれば「遅れ」については理由を明確化することが可能となる。


その他、品質云々の前に作業の目的からずれている。。

ケースもあった。

今作っている資料を使うことには、どのようなニーズ・メリットがあり、

逆にその資料がなければ、どういうリスクが発生するのかについて

話をした。


まだまだ、このレベルでは、めげていられない。


その場でスケジュールの組み直しを私から提示して決定。

WBSの甘い個所は月曜日のリーダ会で、レビューする旨伝えて

解散。


議事録の作成も依頼する。


2)

午後から、内部統制関連の打ち合わせ。

検討事項は昨日レジメをまとめておいた。


ざっと、こんな感じの話をヒアリング。


 ・会社として内部統制に関する取り組みの基本方針

 ・会社として取り組んでいることの根拠法・関連法規など

  と取り組みとの関係

 ・社内での内部統制に関する主管組織/レビュー体制

 ・社内での内部統制実施のためのとしての共通ルールの有無/内容

 ・社内での内部統制実施支援のためのツール等の有無/内容

 ・社内での全社統制/業務プロセス統制の実施状況/指針

  と今回のPJにおける要件

 ・IT業務処理統制に関する社内での実施状況と

  今回のPJにおける要件

 ・IT全般処理統制に関する社内での実施状況と

  今回のPJにおける要件

 ・全社的IT統制に関する社内での実施状況と

  今回のPJにおける要件

 ・これまでの他システムでの監査法人のレビュー実績、指摘事項等

 ・アクセス管理、ID・パスワード管理、変更管理・運用管理

  外注管理、セキュリティ管理の取り組み内容と

  今回のPJにも求められる内容について

 ・既に導入されているセキュリティ・ガイドラインについて、

  もしあれば、それらは内部統制との関係をどう位置付けているか?

  (ISMS、ISO27001、CMMI、ITILなど)

 ・今後の、分析→計画→体制整備(文書化など)→事前評価→

  統制の不備改善→監査

  の取り組みについて、

    ・開発PJ側で担うもの。

    ・全社的に内部統制を管轄する部署で担うもの

  について分掌をどのようにするか。



~結論としては、大まかに言って~

   【本社の認識として】


   会社としても監査法人から不用意に指摘を受けない程度

   には、全社的にも、業務プロセス・ITの面でも

   組織を立て、取り組んできた。


   ただ、一度仕組みは確立してしまった感もあるので、

   体制を今は縮小した形で助言・レビュー・監査対応

   などを主業務としている。


   ITに関して、各システムはそれぞれ手を加えて、

   何かしらの対応を取っている。


   しかし、取り組み方は様々で、支援するツール類もない。

   管理文書の書式類等も必須記入項目が足りないものに

   ついては修正はしたが、統一はしていない。



   【本PJと本社との基本合意事項として】


   本PJでの今後の取り組みとしては、

    ・内部統制の要件を満たすために必要とされるタスクの洗い出し

    ・実施体制/職務の分掌の取り決め

   を行い、そのうえで、


   内部統制に関する

   「分析→計画→体制整備→事前評価→不備改善→監査」

   の一連のプロセスの実施に備えて、

   本PJで担当すべき部分については適宜取り組みを行う。


   全般的な管理/監督は、本社の内部統制専門の

   組織が担うこととし、助言・レビュー・進捗管理等

   含めて行う。


というような結論が出た。

打合せはざっと、そんな感じ。

まあ、大変なのはこれからだ。。。




3)

2)の議事録を書いて、メール後、

しばらく30分ほど、うたたねするzzz。



4)

運営会議の資料を猛烈な勢いで作成。

こういう報告関係の資料には、様々な実績の数値が記載される。


現場にいない(偉い)人はそういった数値の意味や比較の目的を

一目でわかりたいし、細かい事情は抜きに簡潔に、進捗の事実を

把握したいと考える。


なので、進捗管理の数値はできるだけ一元管理しておいて

日付の違いから実績値が違ってきたりすることをさけないと

混乱が生じてしまう。


簡単なことなのだが、作る資料が多いと、得てして、

基準がぶれがちになってしまう。


あと、大前提は数字と金額をもって具体性を持たせること。

四の五の言っても、数字の裏付けがないと説得力がない。



5)

運営会議。


この会は、比較的ざっくばらんなものとして運営され始めた。

外注業者への要望や、逆にこちらへの要望なども忌憚なく、

CIOの前で議論できる雰囲気ができている。


CIOの指摘は、的を突いている。

なるほどとうなずかされるものも多い。

しかし、「うーん、まあ、ちょっと待ってよ。あとでやりますんで。」

という感じの話も多いのだけれども。


最後に来週の「ユーザ向け進捗報告会」に向けて、

 ・進捗は正直報告

 ・課題への対応策(案)を検討し、提示する。

 ・報告の方向性(前向きなTopicsを中心とする。)

について、確認し、了承を得られた。


基本的にこの会議で出された進捗・課題等を少し脚色して、

ユーザ利用部門の責任者達に報告する。



プロジェクトのリスタートへのGoサインを役員決裁するに

当たっては、

 ・今週前半の都内本社での会議

 ・メール・電話会議等での意見調整

を行ったこともあり、99%OKだろうという意見だった。


ただ、「文句があって、最後までぶつぶつ言っている女々しい奴」

の意見は最後まで説得できなかったので、これに関しては、

火種が最後まで残った。


最終的には、プロジェクトスコープ定義書を持って断ち切ら

ないといけない。


まあ、ここまで意見集約できただけで、よしとしないと。





6)

資料の細かい修正・課題管理/ToDo管理の見直し、催促のメール

送信。WBS・ガントチャート修正、メールの返答等を行う。


7)

再びうたたねzzz。


8)

説明会(1)

 ・業務総合チームに対して、これまでに私が作った要求/要件

  に関する資料を解説。


  念を押して、

  実現すべきことは「要求」すべてではなくて、

  「要件」のみだと伝えた。


  客のいうことに「はいはい」と言って、要件を広げれば、

  これまでの営みが無駄になる。


説明会(2)

 ・変更管理・構成管理・ライブラリ管理など、今後雑事が増える

  ので、以前、「2人程、人手が欲しい。ITスキルは不要で、

  PCスキルがそこそこある人で。」と言っていたら、

  来週から派遣さんが来てくれることになった。


  そして、今日、いきなりKさんが、「面接するので二人がやってくる。」

  と言ってきた。


  厳密には派遣業法では派遣労働者を雇用主が雇用前に面接

  することは禁じられている。

  

  が、私は形式的には彼女たちに指揮命令を行う立場にあるわけ

  ではないので、(実際には仕事を振りまくる予定なのだけど。)

  「もう、決まりなんですよね? 世間話だけしかしませんよ。」

  と軽いノリで行ったら、二人とも結構きれいな女の子だった。

  

  「がんばってください。期待しています。」

  と言って、ちゃっかりと、私の隣に並んで座ってもらうことにした。

  

  その後、仕事の概要を軽く触れて、来週からは申請書関係の

  ドキュメント作りをやってもらうことになった。


  聞いてみると、一人は滋賀から来ているということだった。

  いくら新快速が使えるとはいえ、3つの県境を越えて来るのは

  大変だろうなと思った。。

  (滋賀→京都→大阪→兵庫)




-----


来週は、

 ・プロジェクトのリスタートとスコープの再定義に関して、

  役員決裁してもらうことが

最重要タスク。



その他は、

1)外注業者との契約の仕切り直しについて折衝予定。


  レジュメは簡単に先週メールしておいた。


  ・1月以降の契約を具体的にどうするのか。

  ・基本的には請負契約に切り替えることでよいか。

  ・工事進行基準への対応をどうするのか。


  こちらとしては、社内システムなので、売上はたたない

  ので、工事進行基準にする必要はない。

  完成時までは、発生する費用を仮勘定に振り替えておき、

  完成と同時に資産に振り替えてソフトウェア資産にする。

  (建設仮勘定と同じ考え方)


  ただし、プロジェクト管理にはEVMを使う。

  私は一度使ったことがあり、テンプレート的なExcelも

  あって、カスタマイズして使い、これで、原価進捗と

  実績を比較する。


  外注業者にも随時、今後はEVMを運用するのに必要な

  情報を入力していってもらう。


  基本路線は、契約形態に関しては、

  12月までは委任で、1月以降は請負でやることにする。

  11月半ばには見積もりが出せるので、それと同じ段階で、

  現行メンバで不要となる要員と、新たに必要となるスキルを

  持った要員数を提示して、業務総合チーム等には

  早ければ12月から来てもらう。


  外注業者からすると、原価(人件費も含めて)が発生すれば、

  売上が経つが、こちらが検収を完了し、瑕疵がないと判断

  しなければ、請求はできず、売掛債権だけ増えて、

  キャッシュフローは逆に悪くなる。


  検収期間の設定や、瑕疵担保責任の期間などをつめないと

  いけない。


  問題はタスクを予定通りに高い品質でこなせる要員が集まる

  かどうかだ。

  

  これは、12月にある程度判断することにしよう。



2)セキュリティ

  これに関しても打ち合わせが必要。

  基盤設計や内部統制などにも絡んでくるが、現状の会社の

  ポリシーが不明。



3)非機能要件の要件定義

  2)とともに、インフラの予算取りのために欠かせない作業。

  だが、そもそも基盤設計のことを全然考えていない。

  

  方式設計を先行して着手してくれている外注業者の若手くん

  との連携も必要となる。


だが、2)3)とも、当分の間、一人で作業を進めないといけないことがつらい。

誰か詳しい人間がいればよいのだが。


ただ、これらは比較的、一人で集中して作業できるタスクだろうとも思う。

ボトルネックをできる限り早めに排除して、集中して取り組んでいこうと

思う。




-----




プロジェクトは立ち上げ期をようやく終えて、いよいよ計画フェーズ

に入るが、私は外注管理や予算管理・リスク管理・全体運営などの

仕事以外は、どんどん外部委託業者に仕事をふっていく。

(要件定義など)

もちろん、レビューを行い、検収するという体制で進める。



そして、私の今後の主な仕事は、


 ・基盤設計/運用設計チーム

 ・内部統制/セキュリティチーム

 ・PMO


のチームリーダを兼任することにある。


ただし、これまでどっぷりと業務要件の確定作業に

絡んでいた関係上、要件定義レビューには参加する

必要があるし、進捗関連の打ち合わせにも、PMO

として参加する必要がある。


PMOは、これまでの作業の延長線上にある役割と

第三者的な視点でPJをレビューするなど、別のタスク

も入ってくる。


PJレビューの結果とその問題点への対応策の検討など、

PJの「運営」と「監視」と「補佐」という異なる側面で

動かないといけないということになるだろう。


各チームとも要員増強する予定だが、いろいろと今後も

大変そうだ。


まずは、来週仕切り直しがうまくいくことで、一息ついて、

気合を入れなおそうと思う。



まだ先は長い。 




-----




とりあえず、風邪は大したことなくすみました。

でも、今はちょっと落ち込み気味です。


仕事の反動もあるのかな。


がんばりすぎて「燃え尽き」てしまうのもよくないから、

適当にさぼっていこうと思う。