リーマン・ショック1年…懲りないウォール街
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090913-OYT1T00944.htm
あれから、もう1年か。。。
「うちの会社は資金調達とかで関係とかあるのかな?」
会社の同じ課で同年代の女性が語っていたのを思い出す。
金融危機の象徴として扱われることの多いリーマン・ブラザース
の破綻。
リーマンの破綻に先立って、ベアー&スターンズが破綻し、
フレディ・マックとファニーメイも破綻。
そして、9/15リーマン破綻へとつながった。
また同日、AIGは政府が資本注入し、政府管理下の企業となった。
ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーは銀行持ち株会社に
移行し、従来の経営体制の転換を迫られた。
結局、リーマンは野村HDとバークレイズが買収し、
モルガンスタンレーには三菱東京UFJが優先株を注入して、経営に
関与することになった。
世界金融危機 - wikipedia より
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%8D%B1%E6%A9%9F_(2007%E5%B9%B4-)
もともと「世界同時金融危機」は、低所得者層向け住宅ローンの
リスクヘッジが不十分だったことから発生している。
そこにメスが入れられているかどうかが、対応として十分かどうか
ということの判断材料になるかと思う。
日本の住宅価格は、上昇に転ずるまで非常に長い年月を要した。
「失われた10年」どころでなく、10年持たずに地方は疲弊して
いった。
アメリカでも日本でも住宅価格はまったく下げ止まっていない。
新規着工棟数・販売戸数・価格とも不振なままだ。
ローンを組んで住宅を取得する人、一人ひとりの家計が健全な
ものへと移行することはいつになるのだろうか?
収入が変わらず、ローンを返済し続けられている人も、
取得した物件の価値は大きく下落し、家計のバランスシートが
大きく損なわれた人も多いだろう。
日本では政権が変わった。
相変わらず投機マネーがあり余る市場。
他方で、土地を中心として資産の劣化は放置されたまま。
金融機関は相変わらず、法人向けの中小企業貸付に
おいて利益創出のビジネスモデルを確立できず、
資産の劣化はすなわち貸し渋りへとつながり、
中小企業は資金繰りに窮する。
結果、企業の再生は遅れる。個人の所得も上がらない。
新しい政権は、企業そして個人のバランスシートの再建
にどれだけ寄与することができるだろうか?
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全然話は関係ないけど、
私は賃貸住宅に暮らしているが、腹立たしいことに前回の
更新時に賃料を上げられた。
(物件に人気があるからという理由らしい。)
なんか、時代と逆行していて、むかつく。