明日、8/30の衆議院議員選挙が公示される。



私の住んでいる選挙区の自民党の立候補予定者は、
佐藤ゆかりさん。


公示前の決起集会みたいなのが今日の夜あった。


ただそれだけなら、「あっ、そう。」で終わるのだけども、
佐藤さん以外に、引退した小泉純一郎元首相も来るので、
完全に興味本位で観に行って来た。
たぶん私と同じ目的でいった人が結構いると思う。


会場は私立の学校の体育館。

体育館にエアコンがあることにとても驚いた。
やっぱ私立はすごいな。
というか、今は体育館にエアコンがあることが普通なんだろうか?
私が中高校生のときは、教室にすらエアコンがなかったのに。



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集会は、東京都選出の参議院議員やら、
選対本部長やら、世田谷区長・目黒区長やらが
「応援演説」してそのあと、小泉元首相が出てきました。




話は、「かんぽの宿」とか「後期高齢者医療制度」
なんかについてで、自民党と民主党の違いをわかりやすく
話されていましたが、聴衆をひきつける話術や雰囲気は
さすが。


演説で最も重要な点は、論点を明確にして、
その主張を納得させる根拠から話がそれず、決してぶれず、
そして、批判を持つ聴衆は最初から狙わず、判断基準を
持たない人をきっちりと取り込むことに専念する、
ということなのだろうが、その点でとても優れたスピーチ
だった。


ジョークもふんだんに盛り込んでいて、賛否は別として
普通に聴いてて不快な感じは抱かなかった。




佐藤さんはやはり経済政策に関してはマネタリスト的、
政治思想は保守主義的で、ほんの少しだけ先鋭的でした。
これは、民主党との違いを打ち出す上では、仕方のない
ことかもしれません。


まあ、佐藤さんが何言ってたかはどうでもいいです。
(よくないか。)




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★その他のエピソードⅠ


集会が終わって、ぞろぞろと聴衆が出口へ向かう中で
ある人が「佐藤。あいつ空気読めてねえな。」と話していた。


厳しいな・・・




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★その他のエピソードⅡ




応援演説に世田谷区長が来ていたが、彼の話の半分は
京王線の立体交差事業の話だった・・・


彼曰く、せっかく国と話をつけて事業化までこぎつけたのに、
民主党が政権をとると、ガソリン税の暫定税率の引き下げ
で財源が無くなって、事業予算が手当てできなくなってしまう。
という話だった。



そりゃ、立体交差事業のもたらす効果は電車の混雑緩和、

道路の渋滞緩和、事故防止とさまざまで意義深い事業と

いえるだろうが、

それは佐藤さんの応援演説じゃなくて、あんたの仕事の都合

だろうが・・・


しかも、この世田谷区長、自分の演説が終わったら、すぐに
帰ってしまった。元首相の演説すら聴かずに。。


80万世田谷区民の代表があれなのか・・・
(私も昔は世田谷区民だった・・・)




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しかし、つくづく思ったのは、会場には、働く人がほとんど
いなかったということです。

私も今回は行けましたが、働いていたら、まだ職場にいる
時間ですから、絶対に行くことはないと思います。


団塊世代が退職をむかえ、働く世代の危機が増している中、
その当事者達が、かやの外というのは根本的に問題だな
と思いました。




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今回の選挙は、政権選択選挙とかいわれているけど、
結果はどっちが政権とっても同じだから、
まとまっている自民党が政権取ったほうがいいんだろうけど、
国民感情的にはそろそろ”ちょっと交代”的なムードで、
民主党が政権を取るのかなと思う。



ちょうど、90年代半ばに
自民党55年体制→細川政権誕生→自社さ連立と政権交代した
のと同じ流れで、
日本もアメリカの民主党⇔共和党、イギリスの労働党⇔保守党
のような定期的入れ替えをやるようになったという理解でいいの
かなと思うようにもなった。


結局、政治家に占める馬鹿とか、犯罪者の比率も変わらないと思う。




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話し変わって、私の生まれ故郷の選挙区(京都5区)は、
私が子供の頃から、谷垣禎一さんがずうっと当選してきた。

毎回圧勝なので地元入りもしないくらいだが、今回は
民主党が刺客として「美人の元女性自衛官」を立ててきた
ので、情勢が大分違ってきているようだ。


その「美人の元女性自衛官」小原舞さんの公式サイトは
http://www.oharamai.jp/

です。


結構笑えます。(笑っちゃいけないか)




ちなみに私は谷垣さんを見たことがない。
ほとんど地元入りしないし、
そもそも彼は東京生まれの東京育ち、麻布中高の出身なのだから。


私が見たことがある京都府の政治家は野中広務さんだけだ。
(彼はもちろん覚えていないだろうが、一緒に写っている写真もある。)


中学時代の担任が、野中さんと郷里が比較的近かった
関係で、修学旅行のときの国会議事堂見学の紹介を
してもらったのが、会った(見た)きっかけだった。