遭難計10人死亡 大雪山系トムラウシ山・美瑛岳
http://www.asahi.com/national/update/0717/HOK200907170002.html
「とにかく寒かった」強風の中登山決行 大雪山系遭難
http://www.asahi.com/national/update/0717/TKY200907170203.html
60代以上の遭難増加 「疲労凍死」過去にも例
http://www.asahi.com/national/update/0717/TKY200907170224.html
悲しい事件だと思う。
わたしも山が好きだ。
景色を眺めるのも、道を歩くのも、木や花を見たりするのも
好きだ。
ただ、本格的な装備をした山登りは経験がない。
あくまでも簡単に行けるところしか行ったことがない。
怖さとかも実際のところよくわからない。
でも、悪天候となっている時点で、強行して下山するのはや
めるべきだったんじゃないか。そんなふうに素人としては思う。
また、「疲労から集団に追いつけない参加者もでて、集団はやがて
ばらばらになったという。」とあるが、何のためのガイドなのか、
何のための集団登山なのか、意味がわからない。
ここ数年、高齢者の登山事故は数えきれないくらい起きている。
定年を迎えて、時間的余裕を持てるようになった比較的健康
で経済的にも比較的裕福な団塊の世代が、近年になって、
初心者ながら、ガイドに頼って、難しい山に挑戦し、遭難する
パターンが圧倒的に多い。
10人もの人が亡くなり、また、一つのパーティだけではないので、
天候的に特別な状況だったとも言えるが、決して彼らが望んだ
結果ではないはずだ。
日本は、もともと登山をする人がプロ・アマ問わずかなり多い。
世界で最も遭難者が多い山は、エベレストでもK2でもなく、
谷川岳だ。
私の知る中でも、アイゼンやピッケルなど一通りの装備を所有
していて、長期休暇のたびに2000m以上の山へ入って行く人が
何人かいる。
ここいらで、抜本的に登山ルールやガイドの要件を厳密化
しないといけないのではないだろうか?