孤独死という言葉がある。
孤独になった人が、誰にも看取られることなく、なくなること。
では、なぜ、その人が、孤独になったのか。
誰かに看取られれば、それは孤独でないのか?
自殺は、その人が孤独であるがゆえに生じるのか?
必ずしもそうでないとしても、
孤独は人をいろんな方向へと運んでいく。
その行き先の一部は自殺であり、誰からも看取られることの
ない終の棲家ということになるのだろうと思う。
(逆に、孤独が憎しみへと向かうこともあるだろう。)
人が孤独に憑かれて、その方向ばかりを向いて
いるとき、その人は幸せになれるだろうか?