BL作品を紹介しています。実在する人物・団体等に一切関係ありません。




2014ディアプラス文庫フェアで購入☆すごくよかったです!でもざっくり;←

頬にしたたる恋の雨 (ディアプラス文庫)/久我 有加
 
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【 頬にしたたる恋の雨 】 (ディアプラス文庫 著:久我 有加 ill:木下けい子)

■□あらすじ□■寄席を解雇された落語家のもず・こと文彦は、寄席の主・瀬島から万歳(まんざい)への転向を勧められる。
その頃、万歳は落語より格下に見られていた。
抵抗を覚えつつも、台頭し始めたばかりの“新しい万歳"を
理屈抜きで面白いと感じた文彦は、気の合う相方も得て万歳の道を歩み出す。
同時に、時に厳しく時に優しく己を導いてくれる瀬島に恋情を抱くようになり……?

昭和初期、万歳黎明期の大阪に花開く、興行師×藝人の恋。《尼さんより》




席亭・瀬島頼秋×元三流落語家の万歳師・妻夫木百舌(絹谷文彦)☆


席亭は、甘さを見せず真っ当な評価をし、その才能を認め伸ばすため、藝人・もずには「席亭」としての厳しい顔を見せ
頼秋としては、文彦を愛しげに見つめ、どこまでも包み込み溺愛しようとする「恋人」の顔を見せ
それでいて甘~くコンジョウワルしてみたり//←お布団シーンまでいいの!!!

席亭の仮面を外せば甘い甘い!ひたすら甘い。
もずを甘やかしまくりたい頼秋さんが男前で萌え転がりました!!!

そして、上品で素直な文彦がかわゆーてもう!!!!


でも、一々泣かされたのはもずの落語の師匠・真寿市さんでした。
もずの才能を認め信じ、応援し見守ってくれた懐深い人。
あまり多くを語らない真寿市さんの要所要所でかける言葉に涙涙でした。。゚(T^T)゚。すん

そして、百舌と漫才コンビを組むことになった団子。(←ピン芸人として成功していた)
下手だの、三流だの、周りの声を気にせず求め受け止めてくれました。

百舌と団子!
この二人の間の空気が優しいったらありゃしない。
お互いを尊敬し慕い合う二人のくすぐったいくらいのめろめろっぷりがもう!!!!!←さすがのゆたかも下世話な勘繰りできないくらいピュア


頼秋さんと文彦のらぶはもちろん、コンビ愛に師弟愛!
愛溢れるお話でした!!



そして数年後の<心掟>団子ファンの若造(編集)視点☆
新たな登場人物に、新たなカプが生まれるのかしら?と…落語家となる団子の息子とらぶかしら?なんて下世話な事を思ったのが、申し訳ないくらい素晴らしかったです。

「僕には3人の父親がいる」
そう語った息子も、戦中戦後を生きた、頼秋さん・文彦・団子、彼らの絆も良かったです~。
うわーん。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。


 

SSカード<恋の螢>しっとりとした雰囲気にうっとりでした。

連日、高座と稽古に忙しい百舌。
増える漫才師に、行き場を失った落語家を抱え忙しい席亭。
二人でゆっくり過ごすのは20日ぶりだとか…☆

疲れてうたた寝する頼秋さんに、
夜着を掛け、
頭を抱えていた腕を抜き、
自身の膝にそっと乗せる文彦。
髪も優しく梳いてみたり//

イマドキの♀じゃこうはいかない!と思ったり ((←ええ、ゆたかの事ですよぅ///
文彦の嫁っぷりに頼秋さんが羨ましくなりましたわ。

そうして目覚めた頼秋さんに

「頼秋さん、お疲れが溜まってはるんどす。どうぞ休んどくなはれ」

「いや、お前に頼秋さんて呼ばれるん久しぶりや思て。なあ文彦」



仕事で呼び合うのは、「席亭(社長)」に「百舌」の二人ですが、プライベートは本名で・・
名前を呼び合った途端に空気が更に更にデラ甘(〃∇〃)

「ちいとだけ休んだら、久しぶりにおまえを存分に可愛かるよって。ええな?」

ええ、20日ぶりのプライベートですもの!
ゆっくり可愛がってあげてくださいマシ~~~~~



その時代と柔らかい関西弁が相まってすごく面白かったです。


ドキドキドキドキドキドキ

ゆたか


10月刊☆

もっとずっときっと笑って (ディアプラス文庫)/久我 有加
 
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