BL作品を紹介しています。実在する人物・団体等に一切関係ありません。




ルチル9周年フェアで購入☆⑤月刊 初読み作家さま(反転&ネタバレあり)

秘恋の庭 (幻冬舎ルチル文庫)/金坂 理衣子
 
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【 秘恋の庭 】 (幻冬舎ルチル文庫 著:金坂 理衣子 ill:緒田涼歌)
■□あらすじ□■家業の造園を継いで今は庭師の一樹
亡き父が設計した大切な庭、その存続を訴えるために出向いた先で、
幼い頃に兄のように慕っていた朋成と再会――
彼は会社の社長になっていた。
再会を喜ぶ二人だが、あるとき、
己の貧しかった過去を一樹が吹聴しているのでは、と朋成が誤解してしまう。
怒った朋成から、庭と引き替えに身体を求められた一樹は……!? 《こみこみさんより》



来島邸新当主・荒川朋成24
現在はお金持ち!
でも、愛人の子で、子どもの頃の貧乏生活を恥て隠している
×
造園業三代目・築山一樹20
幼い頃は大きなお屋敷に住むお坊ちゃん!
父親を交通事故で亡くし、災害に遭い資産も失くしボロ小屋に住む
ご近所と等価交換しながら質素な生活を送りますが、家の中に何気なく置かれている骨董品に名家の名残あり


朋成は、高校生になると同時に家を出て、連絡もなく時が経ち…。
来島家でも長年大切にされていた庭(昔、一樹の父親が設計した)を突然潰すと連絡が来て、慌ててやってきた一樹と8年(?)ぶりの再会 幼なじみもの☆
ちなみに…潰そうとしたのは弱ってきた祖父のため!鉄道好きな祖父を喜ばそうと庭にミニチュアの線路を引こうとしただけ。別に悪い奴ではありません←早々にネタバレ


可愛い一樹と過ごす時間が楽しくて大切で、
大好きな朋兄ちゃんと一緒に入れらることが楽しくて…
幼なじみの関係を満喫する二人。

朋成に縁談が持ち上がっても、もやもやしながら朋成を思い結婚を薦めてみたり、
薦められて落ち込んでみたり…
両片思いでぐるぐるしながら、いちゃいちゃおままごとしてるようにしか見えませんでした。
初い一樹の言動に、勝手に翻弄される朋成兄ちゃんが可笑しかったですwww

でも、ほんわかしたままらぶらぶになりません。
朋成の姉に執着する仁志田が一樹に近づき、過去話なんぞしたもんだから朋成がキレ、大事な庭を潰し、無理矢理にイタしたというっっ(^▽^;)
突然の展開!!!
な、なななななんでソコでキレるの?と少々引いたとか引かなかったとか;勿論理由あり
朋成の母親を詰った仁志田に、「靴下を繕ってくれる優しいお母さん」だと反論した一樹。母親がおらず穴が開いたせいで宝物の靴下を捨てられたことのある一樹は、繕ってくれる母親が心底羨ましかったから;;
なので、その過去話に悪気はなく、朋成を「貧乏」だったとも思ってません。でも繕うこと自体が貧乏だと!一樹にバラされ笑われた。。。と傷ついた朋成さんの暴挙でございました。
でもまぁ、派手な母親は繕う事もせず、養育費も自分の身の回りのみに使い込んでいたひどい母親だったので; 穴が開いた靴下を縫っていたのは朋成さん本人で…そりゃ、色々と思い出したくないかもしれない。
でもだからと言ってGO姦していいはずもなく…
事後、ショックで朋成の存在を消した一樹。そして一樹に無視されてにショックを受けた朋成は、庭仕事で怪我した一樹を守りたくて、なんとかして傍に置こうと必死になり、自分で壊した庭を直してくれ!と庭で釣るという!何かしたらふり幅の広い朋成さんが可笑しかったです。


そんなこんなで...
「昔お金持ちの王子様、今貧乏な庭師」を、可愛く想い、愛おしく想い、メロメロ振り回される「昔貧乏今お金持ちの社長さん」のお話でした。

吃驚したのは最後!
恋人(朋成母)がいたのに、お金持ち(正妻)と結婚し成り上がった父親が、一樹の父親を見つめるだけ&隠し撮り(顔だけでなくお尻アップもありw)するだけの、秘めた想いを持っていた事!

そ、そそそそそそのエピいる?汗 と思いながら・・
でもでも、印象の悪かった父ちゃんなのにいきなり好感度upwwwwwwwwwwwww←だまれ

思わず父同士のらぶの気配に、すっかりもってかれたゆたかでした////

あっっ!もしかして…
タイトル的に父ちゃんの恋の話だったのかしら?
(〃∇〃)


ドキドキ.7


ゆたか

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