いい子だな、一葉。

逆らうなよ……


夜に薫る純白の花 (幻冬舎ルチル文庫)/真崎 ひかる
 ¥620 Amazon.co.jp


ああん//浴衣ってどうしてこんなに色っぽいんでしょう。(●´ω`●)ゞ



ノベルズの文庫化でした。書き下ろしもありw



【 夜に薫る純白の花 】 ( ルチル文庫 著: 真崎 ひかる ill:高久尚子 )

■□あらすじ□■ 幼い頃に鳴宮医院に引き取られた一葉。大切に慈しんでくれた養父、康宏の死は自分のせいだと悔い、康弘の息子・宏晃から向けられた激情を、その「償い」として受け入れてしまう。以来、昼は診療所で宏晃を手伝い、夜ごと宏晃に抱かれる日々。ほのかな想いを寄せてきた彼との繋がりを失う事を恐れ、恋心を殺して関係を続ける一葉だが――?《裏表紙より》



医者・宏晃(33)×助手・一葉(18・弁護士目指し中)

地域に密着しながらヤクザのお抱え医師(?)をしていた父・康宏さんの後を継いだ宏晃さんでした。



ゆたか子どもに弱いです!

小説だとわかっていても虐げられる子どもが出てくると泣けてきます。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

食べ物は与えられず

学校にも行かせてもらえず(戸籍なし

子どもは親を選べないのになぁ。酷い・・(ノ△T)


そんなバカな父だったけど、耕嗣(ヤクザ)に引き渡してくれて良かったデス←よくないけど;


それで、康宏さんが奪い取ってくれたから!


打算も無く、惜しみない愛情を与え、生活を保証し、バカ親の借金まで…;;


本当の子どものように接してくれたら、そりゃ懐きますよね。



でも成長して無自覚に滲み出る一葉のお色気は、周りには「囲われ者」だと思わせて…息子である宏晃さんも「愛人」だと思ってたくらいでしたから;

無償の愛なんて信じられないのかな。。。






義父・康宏さんが、ヤクザの抗争に巻き込まれ、一葉を庇っての死。


目の前で、腕の中で、失われていく大切な人;;


康宏さんが最後まで康宏さんらしく懐広く愛情を残し…その父子愛に泣けました。

一葉が素っ気ない態度の宏晃さんに嫌われてるのかな?って言った時、「むしろ逆だ」と「偉そうにしているが、本質は淋しがりやで人恋しがっているガキなんだ。無愛想で不器用だから、敵を作るだろう。だけど…一葉だけは、ずっとあいつの傍にいて…味方してやってくれるか?」数日前のざわざわ胸騒ぎした会話を、もう一押し「なぁ、約束…守れよ。宏晃の、傍に…」二人を思っての最後の言葉に涙でした。




らぶとしては・・


一葉が父親の愛人だと思っていた宏晃さんの言葉から動き出します。


一葉。親父の代わりに、俺の好きにさせろよ。そうしたら……今までと同じように囲ってやる


父親を失った悲しみと怒りはあったと思います。

でもそれが、一葉のせいでもないこともちゃんとわかってて・・。

一葉の父親への愛情に嫉妬してしまったんでしょうね。


で、最後までした事がないと怯える一葉を何度も何度もイかせました//

(康宏さんと…じゃなくて、えち♪はしたことない!って意味だったのにねー)

でもね、いやいや…宏晃さんが最後までヤらなかったことにビツクリでした。だって、一葉が意識失うくらいだったので、てっきり何度も注ぎ込んだとばっかり//←おい

今後は……俺が呼べば、寝室へくるように



一葉に苛立ちをぶつけなければならないほど、宏晃を追い詰めたと思い、必要とされるなら全て受け入れ応えようと心に決めちゃうんです。

一葉は宏晃さんへの恋心を自覚したと同時に、想いを封印し、そばに居続けることを選びました;;



不毛な関係の始まりです。

それ以降は、宏晃さんの結婚話あり

康宏さんが殺されて責任を感じた耕嗣は、宏晃さんに幸せな家庭を築かせようとし、一葉が邪魔になりました。「なぁ…どうせ、宏晃はおまえの身体に溺れてるだけだろ。もう、解放してやれよ。頼むから…宏晃の前から消えてくれ」そしたら借金もチャラにしてやるって、確かに溺れてはいるんだけど//でも、それまで借金を返済し続けてくれていた事も知らず;ダブルパンチの一葉でした;;


耕嗣の嘘を信じた宏晃さんはとうとう一葉を抱いてしまったり ←正直やっと?と思いましたけど//

「一葉が出て行きたがってる」ってよくもまぁ!!!出て行って欲しいのは自分なのに…さすがヤクザ。


一葉の家出あり

学歴も身元保証人もない一葉が選んだ仕事とは?
耕嗣の愛人だと思われつまみ食いされそうになったことのある秀治(耕嗣の血縁で年下。だけどもっとヤクザらしい感じ?)に仕事を紹介してもらいます。ヤクザの紹介する仕事と言えば・・言わずと知れたそっち系//



ですが・・

もちろんハピエンです!ご安心をーw ←ザックリしすぎ(〃∇〃)



≪秘密は夜に隠して≫ 6頁の超短編ですが楽しいですw


「最初は、ただ可愛くて……そっと両腕の中に抱きしめて、守りたかっただけなのに。」


まだ一葉の勉強を見ていた頃。30歳と15歳でしょうか?


浴衣の裾から覗く細い足首。

華奢な指先…


冷静に振る舞いつつも、一葉を直視できない宏晃さんに笑いました。

15歳の少年と、個室に二人きりでいる事が苦しいって!!!!!!!(●´ω`●)ゞ


身体の奥底から込み上げてくる情欲を理性で抑え込む宏晃さん。

それも結構ギリギリらしく、余裕がないんですよね。

だから険しい顔になるわ、素っ気ない態度になるわ、冷たく付き離してしまうわ///


どんだけヨコシマなタテジマなのっ☆宏晃さん!楽しすぎますwww



≪真夏の花≫ お盆で予備校もお休みなので、外に出た事がない一葉を連れ出そうとする宏晃さん。

…或る意味異常なほどに箱入りですもんね。


不安そうな顔を見せた一葉に宏晃さんは

嫌ならどこにも行かない。もっと我が儘を言ってもいいんだぞ と


そしたらねっ☆

宏晃さんの傍に、ずっといたい……。これ以上の我が儘はないでしょう?


ってどんだけイチズでケナゲなの?一葉くん♪

素で宏晃さんを喜ばしまくりwwwww




そして、無事に二人でお出かけですw


初めての遠出。


初めてのホテル。


初めての花火。


初めてづくしで幸せを噛み締める一葉。


そして、一葉から初めての//予備校の友達にマグロはつまんないと教えられ、えち♪のマニュアルを見せられ…おべんきょしてしまった一葉くん。そんな一葉を閉じ込めてたくなるダメな大人・宏晃さんwww

確かに世界が広がると不安ですよねー!そして、「宏晃さんが望むなら閉じ込められてもいいよ」と言い切る宏晃至上主義の一葉くん。なんだろう。。。たまらんわ//


そんな甘ーいえち♪後、夢に康弘さんが登場しうるっとしました。(笑


やっぱ初盆ですしねw




書き下ろし≪プリザーブドフラワー≫ 1年後、34歳と19歳。

一葉くんが宏晃さんに手作りケーキでお祝いしてました。


ケーキで…思い出したんでしょうか?

まだ、一葉と兄弟になって間なしの宏晃さんは、彼女に振られてました。

でも、仕方ないですよねー。

彼女と一緒にいても気持ちは一葉に行ってて、「一葉の笑顔の方が遥かに価値がある」とか思ってるんですもの。超失礼wwwww

彼女の捨て台詞は「なによっ、ブラコン。そんなにダイスキなら、弟と結婚すれば?」いやいや、彼女さんその通りですわww




そんな二人は、出会って約10年です。

一葉の一途な想いはインプリティングでは?と一人不安な宏晃さん。

でもその不安を知ってか知らずか、一葉くんから当たり前のように零れる言葉。


来年は、もっと上手く作れるよう……1年かけて練習しますね


この「来年」に宏晃さんがどれだけ救われているか。。。

そういう意味ではオトナの方が弱いのかもしれませんね。




最初は少だけ・・「なんなの?宏晃さんっっっ!?」って思いましたが、ゲロ甘で良いではないですかぁ。(^m^)





そしてねっ☆珍しく先にあとがきを読んでしまいとあるものが気になりました。
『アレ』です!
だから逆にアレってなんだろう…と本編を読みましたが、思い当たるのがなく;

アレって何?


いや、まんま「アレ」って出てくるんですけどね。

確かにディープインパクトなんですけど…それでいいのかな?(^▽^;)

「ホットケーキミックスとお好み焼き粉を間違えたすっごい味のもんじゃ焼きみたいなの」


続編の【夜に舞う薄紅の花】にて明かされるそうで楽しみにしておきまーす。


ドキドキドキドキ


ゆたか



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魅惑のラブリー ~もふもふさせろよ~ (二見書房 シャレード文庫)/真崎 ひかる
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★もふもふ~すごく楽しみなんですけど、まだ出てないんですね!?

いつだろう。。。


王子と呼ぶには野蛮でも (プリズム文庫)/真崎ひかる
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