埼玉西武ライオンズに激震が走った。
球団の「切り札」ともいうべき松井稼頭央監督(48)の休養を発表したのだ。
松井稼頭央といえば6年間指揮を取った辻発彦監督の後を継ぎ「満を持して」の就任であったはず。
拙ブログでは「12球団の次期監督予想」として
2021年に記事をあげた。
この中で表を掲載して次期監督の予想をたてた
この中で予想があたったのは、その松井稼頭央(L)、阿部慎之助(G)、小久保 裕紀(H)、そして「当確予想」であった稲葉篤志の「別案」としてあげた新庄剛志(F)
別案まで外してるのは二村徹を予想した中日。
福浦和也を予想したロッテ。
この2球団の話をすれば・・
福浦はいずれ間違いなく監督の就任はあろうかと思う。
今季はいまのところゲーム差があるとはいえ2位につけているから吉井理人監督は少なくとも3年程度はやるだろうか。
その後にそれこ「満を持して」福浦和也の監督就任となるはずである。
ドラゴンズは・・・これは予想がおおいにはずれた。
まず“みんな大好き”仁村徹の監督就任はこれまた「満を持して」発表されると考えていたのだが、ここへきてまさかのミスター・ドラゴンズ・立浪和義のカードを切ってきた。
仁村徹〜山本昌路線は割と当時自信を持っていたが簡単に覆されてしまった。
それだけ予想外中の予想外であった立浪監督案であるが、このカードを切ったからには球団もそこそこの成績ではカッコがつかなかっただろうと思うが、立浪新監督の船出航海は読者の皆様もご存知の通り、非常に厳しいものとなった。
おおかたの予想では「今季限り」だっただろうと思うが、今季、ここへきて開幕当初は首位を走るなど続投の兆しが見え始めた。
そもそも指導者経験のないOBをいきなり監督にするのは無理がある。
よほどフロント〜編成のバックアップがないと・・と思うが、同じ時期、同様に指導者経験のないOBがいきなり監督になったチームがある。
言わずと知れた日本ハムファイターズである。
これまた私の予想では稲葉篤志が鉄板であったが、さまざまなトラブルもあり球団はこれを回避。
そして拙ブログで筆者が「新球場の柿落としの目玉としては面白い」と「別案」としてあげた新庄剛志がまさかの大抜擢。
何度も言うが2021年の時点でこの名前をあげた自分を褒めたい。
立浪ドラゴンズと新庄ファイターズ。
どちらも球団の人気者OBとしての登用で「指導者経験のない」というところも同じであった。
経過はおおかたの予想通り両チームとも最下位を独走する2年間。
しかしここへきて2つのチームに開きが出始めた。
開幕当初は首位を走るなど「まさか」の快調な滑り出しを見せたはずの中日ドラゴンズ。
要因はさまざまあろうかと思うが筆者が開幕前から言っていたのは「中田翔がはいるだけで打線は随分良くなるよ」と。
もともと投手力は「そこそこ」であったから打線さえ活発になればという意味であったが同時に「でも中田翔は一年働けないからね」とも言っていた。
はたしていま、交流戦前にはその予想通りとなり、中田翔は故障をかかえ離脱。(現在は復帰)
ドラゴンズは「順調に」順位を落とし始めた。
ドラゴンズは「相も変わらず」そのあたりの調子の良さそうなものをつまんではスタメンに使い、調子が落ちてくるとまた取り替える。
3年目にもなって、いまだにこんなビジョンのない起用をしているようでは「監督しての資質」を疑われても仕方がない。
かたや明らかに「客寄せパンダ」扱いであった新庄監督は、当初こそその役割を甘んじて受け入れ、球団の新球場構想を成功させるべく話題を振りまいたが、新庄の「野球IQ」は決して低くない。
一度バラバラに解体し、2年間かけてチームを一から構築し直した。
万波中正、マルティネス、松本剛を中心として水谷 瞬もレギュラーを獲得。
あれだけ、とっかえひっかえしていたオーダーも今季はほぼほぼ固定されている。
50試合ほどを消化して、150打席を超えるレギュラーがドラゴンズは3人に対して、ファイターズは5人。
スタメン9名中5選手が毎試合3打席以上打席に立っている計算になる。
万波中正、マルティネス、松本剛の3選手は200打席を超えている。
ドラゴンズは細川だけだ。
この差はますます開くのではないだろうか。
今季、「大目に見て4位」であれば立浪監督の続投はある「かもしれない」が5位以下では厳しいのではないか。
またその成績で続投させるとすれば、迷惑をこうむるのは外でもない選手たちと、ドラゴンズファンということになる。
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新庄剛志とすれば「今季優勝して勇退」が一番であっただろう。
わたし個人的な見解として、一番怖いのは新庄が「飽きたな・・」となることだと思っている。
その意味でも長期政権ではなく大好きな「1番」になって勇退。。と行きたかったところだろうが、今年は悪いことに眼上を走るホークスがいる。
チーム打率は12球団で唯一の2割5分台(.256)
チームの勝率は.688
豪快に打ち勝っているイメージだがチーム防御率も2.00で12球団トップなのだ。
球団としては「満を持して」登用した小久保裕紀監督の就任一年目であるからなんとしてもこのまま逃げ切りたいだろう。
ここへきて柳田の故障は痛いが、なんといっても新加入の山川 穂高の打撃が大きい。
ホームラン・打点ともにリーグトップ。
今季12本のホームランを放ちベンチ前で「どすこい」をやっているのをライオンズ・ファンはどんな気持ちで見ているのだろうか。
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2022年、前年最下位に沈んだライオンズは一軍打撃コーチに平石洋介を招聘。
チーム打率は.229、チーム本塁打も118本を数え3位と巻き返し、3年ぶりのCSにも進出。
その年でバトンを松井稼頭央に引き継いだ辻発彦も「稼頭央なら大丈夫だ」と太鼓判を押した。
だが結果は・・・冒頭の通り。
一年目の開幕から源田壮亮が3月のWBCで骨折するハプニングも痛かったが、なんといっても山川穂高。
一連の不祥事〜書類送検という事件(嫌疑不十分で不起訴処)で無期限の出場停止処分となり一年間、出場しないまま打線の中心的存在を失い、今季からは敵チームの主軸になってしまう。
チームとして、、球団として、「満を持して」登用した監督であったはず。
ファン心理を考えてももう少し稼頭央を守り、バックアップする姿勢があってもよかったのではないかと思う。
結果として40歳の「おかわり君(いつまで君だ)」中村剛也を主軸として打順は組まれ、アギラーら新外国人も機能せずではあまりにも松井稼頭央が可愛そうではないか。
・・・その反面
現役時代から兼任コーチとして、また引退後、2019年から3年間は二軍監督として現場を指揮。
2022年からは一軍ヘッドコーチとして辻発彦前監督のもと「指導者として十分な経験を積んだ」はずであった。
が。
松井稼頭央の「監督成績」
2019年の二軍監督就任からリーグ6位→最下位→最下位
一軍でも(上記のような理由はあれ)5位→最下位
勝率は通算で.434
これは松井稼頭央の「監督としての資質」の話にもなってくるのではないだろうか。。
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噂ではライオンズの次期監督として2軍監督の西口文也を筆頭として、潮崎哲也や秋山幸二、工藤公康の名前が上がっている。
上にあげた2021年の監督予想では「別案」として潮崎哲也、西口文也の名前を書いた。
いろいろ調べてみるとどうやら潮崎哲也の目はなさそうに思える。
そうなればやはり西口文也が既定路線となろうかと思う。
そしてその表にも記載したが、あと西武ライオンズが「満を持して」監督に据えたいのは栗山巧であろう。そこまで西口文也で引っ張れるか?
これで西口がこけたらまた伊東勤とかおじさんの名前が新聞を賑わせることになる。
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さあ、そして「次期監督」となれば我がタイガースも大問題だ。
もともとどんでん岡田彰布が今年「は」やるといった今季の監督。
今季の成績に関係なく勇退するとなれば次期監督はどうなるか。
私は先の2021年のブログで「今岡 真訪」の名前をあげた。
一軍ヘッドコーチであるから1番の候補と言えるだろう。
交流戦前のテレビ番組の企画で、能見篤志と鳥谷敬が新井貴浩監督にインタビューするというのがあった。
そのなかで「再びユニフォームを着る感覚」について問われた新井は能見と鳥谷に対して
「逆に二人はどうなの?」
と切り返した。
能見は「ないですね」と即答したのに対して鳥谷は明らかに口籠って固まった。
「いまは楽なんでできるだけこの生活を・・」と絞り出したが明らかに動揺した感じであった。
昨年オフなどは同様の質問にも能見と同じような解答をしていた鳥谷だったが、このあいだは明らかに口調が違った。
「今季早々に来季の入閣の打診があったのでは」と思わせる反応であった。
新井貴浩もその場で言ったが「二人は周りが放って置かない」立場だからいずれ何らかの形での入閣は間違いないことと思う。
我らの宿願に向けて・・・
と
思いながら「一年でええからやらせたって」という声も聞いた。
カツオ・・・
監督やりたいかなぁ・・・・
だとすればこれこそ
「満を持して」
だな。
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