セラピードッグトレーナー和美

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愛犬ロッキーとの日常、動物介在活動のこと、
そしてセラピードッグトレーナーのお仕事、犬の健康やしつけに関してなど
色々なこと・・♪

セラピードッグトレーナー和美の愛犬ロッキーとアニマルセラピー活動、

その他家庭犬しつけのことや犬の健康や長生きの秘訣に関することを書いています。

セラピードッグ育成トレーニングを主に、そのノウハウを生かしたパピートレーニング、

飼い主さんと愛犬との絆を育むお手伝いをしています。


物言えぬ犬たちに本当の幸せを飼い主さんと共に

味わって欲しいと思っています。

また動物介在活動「SMILEアニマルセラピークラブ」を立ち上げ活動中♪

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絶対してはいけないしつけ

今日は11月11日でワンワンワンワンの日と勝手に命名して

間違いかちな犬のしつけの中でトップ4の「絶対してはいけないしつけ」についてブログを書こうと思います。

これに当てはまることが一つでもあれば、改善していただければ

犬と人間の幸せな共生が更に増えると思います。

1.犬に痛みや苦しみを与える

絶対してはいけないしつけとは、

犬に痛み、苦しみ、恐怖心を与えるしつけです。

叩く、蹴るなどの暴力はもちろんですが当たり前と思われている「チョークカラー」(首を締め上げるタイプの首輪)も痛みや苦しみを与えます。

 

でも、未だに首を絞める道具を

「引っ張り防止の道具」として使っている訓練士が多いのです。

しかも、小さなトイプードルやミニチュアダックスにまで使ってしつけ教室を開催しているのも目撃したことあります。

なんとそれがペットの祭典で大きなイベント内です。。

そんな虐待首輪が当たり前のように販売されていて愛用している飼い主さんも多いのが悲しいです。

更にひどいことに、首に鋭利な金属が刺さるような

「スパイクカラー」というものさえも使われていることもあります・・

 

画像のように犬に大怪我をさせてしまう道具です。

よく「上手に使わなければ・・」のような記述と共に紹介されている販売店やサイトもみかけます・・。

一般の飼い主さんが上手に使えるのでしょうか?

上手に使えば安全なのでしょうか?

 

犬に痛みを与えたり苦しい思いをさせなければコントロールができないのは人間側の怠慢だと思います。

そんな虐待のような首輪をつけなくても、引っ張らないように歩けたり、問題行動と呼ばれる行動を抑制できるようになるのですから・・

そして、これはテレビなどで紹介されてかなりの飼い主さんが実践している缶やペットボトルを利用した大きな音がでるしつけアイテム・・・

問題行動が出た時に、天罰方式という名の元大きな音を立てて驚かせてその行動を抑制する方法です。

驚かさなくてもできるのに、何故驚かすか・・・

あっという間に解決したように感じるからです。

 

でも、問題行動の根は残ったままなので、またその音に慣れてくると効果が薄くなり、どんどん音のボリュームが大きいアイテムに変えていかないといけなくなります。

そして芽生えるのは「飼い主への不信感」です。

 

犬は人間の行動をよく観察しています。

天罰方式と言ってますが、缶を投げたりシンバルを打ち鳴らしたりする飼い主さんをちゃんと見ています。

信頼関係は崩壊し、音にも敏感になって、その上怖がりが助長され、

他の問題行動まで出てきてしまうという流れになります・・・

いつもそんな状態の愛犬に困り果て、私にご依頼が来て、この状態からの改善に多くの時間がかかってしまうのです・・・

なのでこの「驚かせる手法のしつけはしないでいただきたい」と声を大にして言います。

2.しつけという名の暴力

言うことを聞かないから

トイレ以外の場所に粗相をしたから

吠えまくってうるさいから

何もしていないのに噛んだから

咬もうとしたから

 

こうい理由で愛犬を叩いたり殴ったり蹴ったりしている飼い主さんが

意外に多いので、哀しいです。

 

愛犬に対しての暴力がやめられないとご相談を受けたことが何度もあります。

そして一緒に取り組みました。

 

暴力をふるってしまうのは、犬のせいではないということに最終的には気づいていただけます。

全力でサポートします。

だから、もう可愛い愛犬に暴力をふるうのはやめましょう。

暴力から生まれるものはストレスと病気、そして不信感のみです。

 

犬に暴力をふるわないで欲しい理由を以前にブログに書いたので

興味をある方は読んでください。

 

「それでもあなたは犬を叩いてしつけますか?」

 

3.長時間のお留守番

飼い主さんもご家族もお仕事や学校があり

お留守番をする犬たちが多いです。

 

でも、6時間以上のお留守番を週5日以上は

長時間のお留守番のさせ過ぎです。

狭いゲージに閉じ込め、何時間も1匹だけにするのは虐待だと思います。

 

ストレスなくお留守番ができるようにトレーナーさんにレッスンを受けたり、

お仕事の調整をして1日に連続で何時間もお留守番をしないで済むようにしたり、

努力が必要です。

 

犬は群れで生活する動物だからです。

DNAに組込まれているのです。

群れ(家族)と離れている時間が長ければ長いほど犬は不安定になりますし、ストレスを与えてしまいます。

 

そして何故か何匹か居れば寂しくないだろうと熟慮されずに二匹目を迎えてしまって

大変なことになってしまったり、

一人暮らしの寂しさで犬を衝動的に買ってしまい、ひどい分離不安で吠えまくりご近所の苦情から

ご依頼をいただいたこともあります。

長時間お留守番をさせなければならない方は、犬は飼わない方がいいですね。

でも、迎えた時と状況が変わる方もいらっしゃいますので

愛犬のためにお仕事の調整とストレスが少なくお留守番できるトレーニングを受けて下さい。

4.お散歩しない

これはしつけという風に感じていない方もいるかと思いますが、お散歩は飼い主さんと愛犬との信頼関係を育むしつけの一つでもあります。

 

ペットショップの店員さんに

「トイプードルは小さいので週に2~3回程度のお散歩で大丈夫ですよ」

と言われた飼い主さんは、

本当に週に3回程度15分くらいお散歩をしていただけの方もいらしゃって驚いたことが何度もあります。

 

トイプードルは運動必須の犬種です。

いえ、トイプードルだけではありません、チワワもダックスも皆お散歩必須です。

 

その店員さんは犬を販売する職業でありながら犬に関する知識がないのでしょうか・・・

それとも本当は知っているけれど、売りたいからそう言ってしまったのでしょうか。

とても残念ですね。

 

犬種や大きさに関わらず、毎日お散歩が必要です。

体調や年齢、体重などで、必要な時間と距離はそれぞれ違いますが

歩ける子であれば必ず必要です。

歩けなくてもカートに乗せてでもお散歩をすると犬の気持ちも脳も満たされます。

 

遅く帰宅しても、朝早くからの出勤でも、愛犬のお散歩ができるように調整してくださいね。

それが愛犬を可愛がるということです。

 

もし、飼い主さんのご事情でお散歩ができない場合は、

近所のお散歩代行やペットシッターさんなどを活用してくださいね。

ネットで調べればたくさんヒットするはずです。

 

お散歩が必要な理由はこちらに書いてありますのでぜひ読んで下さいね。

 

以上が「絶対してはいけないしつけ」です。

 

細かく言えばたくさんありますが、

愛犬に信頼される飼い主さんを目指しましょう。

そして愛犬を信頼できる「関係性」を作りましょう(*^-^*)

 

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読書介助犬という言葉を耳にしたことはありますか?

 

READプログラムというアメリカで始まった活動ですが、日本ではあまり認知がされていません。

 

「R.E.A.D.プログラム」とは

読書介助犬は子供たちが犬に読み聞かせをする活動に参加する犬のことです。

子供たちの音読を静かに聞くことを楽しめる、またはリラックスするように、

特別に訓練されています。

 

読書介助犬は「R.E.A.D.プログラム」というプログラムに沿って訓練されています。

「R.E.A.D.」は「READ」の意味と共に、

「Reading.Education .Assistance.Dog」の頭文字を取ったものでもあります。

読書介助犬は、子供たちが本を読み聞かせる間、じっと耳を澄まして黙って聞いてくれます。

たとえ読み間違えても、つっかえても決して笑ったりバカにしたり訂正したりすることはありませんね。

もちろん犬は拍手をしたり褒めたり、感想を述べたりもしないのですが
子供たちは、いつでも素直に耳を澄まして聞いてくれている犬に安心して、

読み聞かせをすることができるのです。

 

そしてこのプログラムを継続することによって、子どもたちは音読や読書への自信がつき、

自己肯定感(セルフエスティーム)が上がっていくといわれています。
子どもたちは、その自己肯定感を基盤に本への興味関心が高まったり、

授業中に積極的に手をあげて発言したり、

人前で話すことへの抵抗が少なくなったりしたなどの結果が報告されているそうです。

 

特に発達障害や学習障害などがある子供には、大きな効果があるとされています。

不登校児などは、学校へ足が向くきっかけになることもあります。

 

親や教師がそばにいてもできなかった音読が、読書介助犬がそばにいるとできるようになる・・

犬の「読書を介助する」不思議な力は、今は科学的には証明されていませんが

子供たちが証明してくれています。

 

SMILEアニマルセラピークラブでも

この「読書介助犬」として活動している犬がいます。

このコロナ禍の中で、アニマルセラピーの活動形態を変化させていかなければなりません。

大きな集団の中でふれあい活動をしてきましたが、

密にならず一人一人に特化したアニマルセラピーを実現していきたいと思います。

今までは、ロッキー(ラブラドールレトリバーMIX)のみの活動でしたが

ベテランのセラピードッグたちにも、この「読書介助犬」としての訓練を取り入れていくことにしました。

 

READプログラムは子供たちを対象としていますが、Smileアニマルセラピークラブ独自で

認知症の高齢者にも合わせたプログラム作りもしています。

 

小さな活動ですが、一人でも笑顔になったり前に進めるきっかけになったら嬉しいです。

また、この読書介助犬の訓練についてもご紹介できる機会を持とうと思います。

 

 

またアメブロを放置してしまってました💧

お仕事も再開となって、また感染リスク対応などバタバタしていて

新しい日常に慣れるまで時間がかかりそうです(^-^;

 

その間に、セラピードッグたちの動画配信「コロナに負けるなプロジェクト」の

第4弾から第6弾、三本作っていました。

動画制作完全ど素人の私が四苦八苦して作って、

やっと慣れたころに最終回です。

 

そうです!!

6月からアニマルセラピー活動も再開です(T-T*)

3ヶ月お休みしていた犬たちはどうかな~とか

感染リスク対策も取り入れての活動となるので少し不安はありますが

 

光が丘小の活動から再開です。

 

なのでこの動画配信は、終了となりますが

これからも不定期にはなると思うのですが、セラピードッグたちの日常や

活動風景など動画で配信していこうと思っています。

 

四苦八苦作品、

 

第4弾コロナに負けるなプロジェクト~しっぽクイズ編~

 

 

第5弾コロナに負けるなプロジェクト~オテクイズ編~

 

 

第6弾コロナに負けるなプロジェクト~お風呂編~

 

 

動画制作にご協力くださったメンバー、犬たち、トリミングサロンのBellさん、

そして見て下さった皆様ありがとうございました。

 

コロナに負けるなプロジェクト第3弾もできました♪

Smileアニマルセラピークラブでは、

それぞれのセラピードッグたちのそれぞれの日常を

ハンドラーたちのスマホで撮影した動画集めて

YouTubeにアップしています(^^♪

 

少しでもみなさんの笑顔に繋がれば嬉しいです☆

 

先日も児童養護施設の子供たちに大好評だったと聞いて

張り切って第3弾を作りました(〃´∪`〃)ゞ

 

今回のテーマは

 

「家でのマテの練習」と「肉球」です☆

 

犬たちもハンドラーと遊びの一環として楽しんでいることが私はとても嬉しいです。

 

今回からナレーションを冒頭と最後に入れてみました。

字の読めない乳幼児も見てくれているので、今後もそのことを考えながら動画を作っていこうと思います。

 

 

次回はクイズ形式の動画にしようと考えています。

 

 

 

コロナに負けるなプロジェクトとして

Smileアニマルセラピークラブでは、

セラピードッグたちの何気ない日常を動画にしています☆

 

学校がお休みだったり面会中止になったり

ストレス過多の毎日を送るみなさんに、

家でできるアニマルセラピーを模索しながら、動画にしています。

 

訪問している小学校のホームページに掲載していただいたり、
児童養護施設では上映してくれたり
高齢者施設でもご利用者さんに見せて下さったりと

ともすれば押しつけになりはしないかと心配する私達を笑顔にしてくれます(/ω\)


第2弾はセラピードッグの「日常のお手入れ」と

「撫でられたら嬉しい場所」がテーマです。

 

 

 

コロナに負けるなプロジェクトとして

Smileアニマルセラピークラブでは、

セラピードッグたちの何気ない日常を動画にしてみました☆

 

3月から小学校も児童養護施設も老人ホームも

訪問自粛しているため、自宅にいてできることをメンバーと話し合ってきました。

 

自宅や施設でストレス過多の中、外出自粛を頑張るみなさんに

本当は訪問して癒しの時間を作っていただくことが

私達の存在意義なのでしょうが

それもできず・・・

 

そこで

 

離れていても、動画配信して

少しでもみなさんの心が穏やかになるお手伝いができるといいな~という

メンバーみんなの思いが詰まった動画になりました(*^-^*)

 

 

今後も、定期的にセラピードッグたちの何気ない日常を配信できたらと思います。

昨日(4/19)もオンラインでの会議をしました。

次回の動画のテーマは「ぼくたちお手入れ中~」です(*^-^*)

 

飼い主がコロナに感染したら、愛犬はどうしよう・・・。

入院になったら??

飼い主家族も濃厚接触者となります。

犬にも感染してしまうということもあるし・・・

どうしたらいいの?

 

そんな不安を解消するプロジェクトがあります。

万が一自分がペットの世話ができなくなった時のことを考えて

ペットの居場所を確保することも飼い主の責任です。

コロナに感染しないような行動と共に、こういうプロジェクトがあるということを確認しておきましょう。

 

アニコムのホームページより抜粋

コロナ感染者のペットを無償でお預かりする「#StayAnicom」プロジェクトを始動!

ペット保険シェアNo.1のアニコム損保を子会社に持つアニコム ホールディングス株式会社(代表取締役 小森 伸昭、以下 アニコム)は、新型コロナウイルス感染症に対するペット飼育者の不安を少しでも解消できるよう「#StayAnicom」プロジェクトを開始します。

 

コロナ感染者の飼育するペットを長期間預かることのできる施設は、おそらくありません。

 

<#StayAnicom プロジェクトとは>
新型コロナに感染してしまった飼い主さまのためのサービスです。

「困ったら、アニコムにステイしてほしい」という想いをもとに発足したこのプロジェクトでは、

アニコムの保有する施設の一部を開放し、

飼い主さまが隔離施設で生活する間や入院の間、そのペットを無償でお預かりします

 

お預かりの間は、アニコムの獣医師を中心とした社員有志がお世話します。

情報は随時更新しますので、twitterアニコム公式アカウントのフォローをお願いします。
▶ https://twitter.com/anicom_inc

#StayAnicom|ペットお預かり希望者用フォーム
https://service.anicom.co.jp/form/pub/anicompr/stayanicom

 

※本人またはご家族がコロナウイルスに感染している方のみお申込みいただけます。
※本プロジェクトに関するお電話でのお問い合わせは、受付けておりません。上記URLからお申し込みください。

 

アニコムさん。ありがとうございます☆

心から感謝です。

 

3/26のドッグランでのマナーレッスンの様子を
チビクロさんがアップして下さってました。

パピートレーニング中のトトちゃん、2クール目に入り、

ドッグランの入り方や
他の犬との挨拶のさせ方、
ドッグランでも絆を深める遊び方や
他の犬からの守り方まで、
知ってるようで知らないことはとても多いです。

トラブル防止、
愛犬の無用なトラウマを作らないためにも
ドッグランマナーを知って実行することは大切です(^^)

ひめちゃんに協力してもらって
トトちゃんはドッグラン初体験でした(o^^o)



予防接種の正しい知識~愛犬を健康で長生きさせるために~

 

愛犬の混合ワクチンの予防接種、動物病院の言いなりになっていませんか?

 

病気を予防するためのワクチン接種で健康を害してしまうことがあるとしたら?

 

無知は可愛い可愛い愛犬を病気にしてしまうこともあります。

知識を持った上で予防接種の判断をしていきましょう。

癌や肝臓病やアレルギー、てんかんが

もしかしたらワクチン接種が原因だとしたら?

 

全ての犬たちの健康と長寿のために

私が得た知識、体験したことを書いていきたいと思います。

6年前の9月に開催された

「どうぶつとの暮らしを考えるフォーラム」に参加した「正しいワクチン」についての講義。

その際にコラムにも書きましたが

 

6年経ってようやく

 

混合ワクチンは

 

毎年接種しない方が犬の健康のためです

 

と声を大にして言えるようになりました。

(本当は狂犬病予防接種についても色々言いたいことはありますが・・今回は混合ワクチンのみにします)

 

ここ十年ほどで、大事にされていればいるほど犬の甲状腺の疾患・てんかん・アレルギー、

皮膚病・がんなどの重篤な病気が多くなっているのでは?と言われるようになってきました。

 

犬種特有の病気もありますが、その病気の引き金が

愛犬を思って、動物病院から届く「今年も予防接種の時期が来ました」というお知らせ葉書の通りに

毎年予防接種を受けているからかもしれないとしたら???

 

過剰なワクチン接種によって、甲状腺の機能低下が引き起こされているということが

問題になっているようなのです。

実際に甲状腺の機能が低下から

「てんかん」という症状を発症しやすいということが事実分かってきています。

 

私の生徒さん「ティノちゃん」もそのてんかんになってしまい、、

あ~もっと早くこのブログを書いてお知らせしておけばよかったと後悔しています。

ごめんね、ティノちゃん・・・・(T-T*)

 

毎年毎年過剰なワクチン接種によって甲状腺や他の機能が低下し、

抗体ができにくい体質になってワクチンが効果を発揮していないこともあります。

ワクチンを接種しているのに病気の感染をしてしまったケースもあるのです。

「抗体」が残っているか検査を受ける犬=安田獣医科医院 朝日新聞より
「抗体」が残っているか検査を受ける犬=安田獣医科医院 朝日新聞より

朝日新聞の記事 「犬の混合ワクチン、毎年必要? 世界では「3年以上間隔を」2018/07/28 より抜粋

 

世界小動物獣医師会(WSAVA)は

2007年以降、3種(犬ジステンパーウイルス、犬アデノウイルス、犬パルボウイルス)のワクチンを、すべての犬が接種すべき「コアワクチン」と規定。

この3種については、1歳までに適切なワクチン接種を行った犬であれば、

「強固な免疫を何年も維持する。(再接種には)3年もしくはそれ以上の間隔をあける」とする

ガイドラインを発表している。

2014年には、ガイドラインの日本語版も公表されている。

 

 

現在でも、世界中でさまざまな調査が行なわれていますが、

 

1年に1回のワクチンの追加接種への免疫学的な理由などは存在しないのが現状です。

 

動物病院や獣医師によっては

「抗体がいつまで続くか誰にもわからないでしょう?

毎日抗体検査をするんですか?」

などと言って予防接種を強行するところもあります。

私が実際言われた言葉です。

もちろんすぐにその動物病院は行かなくなりました。

 

あとから色々な獣医師の話を聞いて驚愕したからです。

 

抗体検査のその数値は、いきなり下がることはありません。

抗体のある数値から徐々に下がっていき、抗体が減少していくのです。

しかも何年もかかります。

昨日まであって、今日は抗体が全くなくなることはないのです。

獣医師なら毎年の抗体検査を行った上で「接種した方が良い」と判断するわけです。

(プリモ動物病院相模原中央の元医院長清水先生にお聞きしました)

 

特にシニア期になった犬やアレルギーや重篤でなくても持病のある犬は

毎年のワクチン接種はしない方がいいのはわかりきっていますよね。

人間と同じです。

 

予防接種の副作用や副反応が命を奪いかねない・・・。

犬の内臓や心臓、脳に大きな大きな負担がかかるのです。

 

健康のために予防接種をしているのに、

不健康の引き金や病気の悪化、てんかん、癌、アナフラキシーショックによるショック死など

逆効果になるリスクも知っておくべきで、

 

飼い主さんがしっかり知識を持って、獣医師に相談して

愛犬の健康を守ることが必要です。

 

抗体検査は、血液検査で30分くらいでできます。

動物病院によって料金はまちまちですが、予防接種と同じくらいの料金で検査してくれる病院がほとんどです。

私の生徒さんのかかりつけ医は「2万円ですが、いいですか?」と言われたそうです。

驚きますね・・・

抗体検査をさせないように仕向けているように感じたと生徒さんは仰っていました。

私なら、絶対にその獣医さんには大切な愛犬を任せられません。

 

素晴らしい獣医さんかどうかを見極める材料にもなりますね。

近いからという理由だけで動物病院を決めているとしたら、

飼い主さんの怠惰と思います。

 

かかりつけの獣医さんに相談しても・・

 

もし・・・・

 

年齢、病歴、抗体などを考慮せずに

毎年ワクチン予防接種を勧めてきたら、その獣医さんは信頼できないかもしれません。

 

※ただし、抗体検査をできるのはコアワクチン(パルボ・ジスンテバー・アデノ)のみです。

でもその三種の抗体が残っていれば他の2種は残っているであろうと推測されます。

またレプトスピラ症を予防するものは2ヶ月~半年くらいしか抗体が持続しないと言われています。

本来ならレプトスピラのワクチンのみを半年に1回追加接種するのがよいですが、

レプトスピラの単体のワクチンは動物病院では取り扱っていないところがほとんどです。

単体で扱っている病院を調べたらとても少なかったです。

何故でしょう?なぜ少ないのか、、、混合接種の方が利益が高いから?そう考えてしまいます・・・

私個人としての考えは、レプトスピラの発症率はそれほど高くないので、レプトスピラの危険よりは、

1年に1回混合ワクチンを接種するリスクを考えていきたいと思っています。

そもそもレプトスピラ症は何十種類もあり、3種類ほどの予防しかできないのですから・・

そしてレプトスピラの単体をかかりつけ医に入荷してくださいとお願いし続けるか・・です。

 

ちなみに、私の愛犬ロッキーは昨年抗体検査を受けて

しっかり抗体があり、混合接種は見送りました。

今年も抗体検査を受けて、まだ抗体がしっかりありましたので

混合予防接種はしていません。

3年間抗体があり続けたということです。

 

1年でも1日でも健康で長生きして欲しいので、また来年も抗体検査を受けてから

予防接種の判断をしたいと思っています。

2020年の抗体検査結果

6年前は色々を配慮してコラムには書きませんでしたが、

 

「犬や猫の毎年の予防接種は、

動物病院と動物製薬会社の利益のためにあると言っても過言でない」

赤坂動物病院 医療部長 石田卓夫先生はおっしゃっていました。

 

だから動物病院としては予防接種を勧めるわけですね。

 

本当に動物の健康と長生きを考えて下さっている信頼できる動物病院、獣医師探しも重要ですね。

抗体検査を推奨し、ワクチン接種間隔を変更している動物病院をご紹介します。

でも、まずかかかりつけ医に必ず相談して下さい。

 

やませ動物病院 愛知県

たのうえ動物病院 水戸動物病院 茨城県 

Fujita animal hospital 埼玉県

 

神奈川で犬用ワクチンチェックを使用してくれる動物病院

 

アクアどうぶつ病院  アニマルクリニックイスト  本間獣医科医院ロイヤル相模原病院

 

プリモ動物病院 相模原中央 ハート動物病院 ジョン動物病院 

グランベッツ動物病院(通院している方の情報) アテナ動物病院

 

他にもホームページなどで公言していなくても、

このワクチン抗体検査を実施しているところもあるようですので、

まずはかかりつけ医に問い合わせてみるのがいいですね。

 

愛犬を病気から守る予防接種が、愛犬の病気を引き起こすことにならないように

獣医師とよく相談して、説明を受けてみましょう。

もしかかりつけ医で抗体検査をしてくれないようであれば、上記の動物病院か、

近隣の動物病院に電話して問い合わせてみてください。

 

私たち飼い主が大切な愛犬にできることは、

正しい知識を得ること、そしてその上で判断することだと思います。

 

動物病院選びもその一つですし、勇気をもって獣医師に質問することも一つです。

 

言いなりになるのも、人間社会の利潤のために愛犬が犠牲になっていくのを

ただ受け身になることもやめていきたい・・

私もそう思い、勇気を出してこのことを発信しました。

 

全ての犬猫たちが、健康で幸せでありますように・・・

 

心から願って・・・・。