外界での活動は時としてストレスを生み出します。
その解消法はカラオケや飲酒、運動など人により様々です。
時間やお金に余裕のある人は、旅行などで、喧騒な日常からEscapeすることで内なる平衡を保つ方もおられるでしょう。
私はときどき美術館へでかけます。
特に平日の早朝の人がまばらな美術館へ行くのが好きです。
芸術に対して特に造詣が深いわけでは無いので、もっぱら有名な画家の作品展が開催される機会に出かけることが多くなります。
予めその画家の生涯と作品が描かれた背景を知ることでより作品を楽しむことができるのは確かですが、何の予備知識もなく出かけた作品展で偶然ある作品に魅了されることがあります。
その作品が女性を描いたものなら、尚更です。
今回はそんな絵画についてご紹介したいと思います。
【泉 ジャン=オーギュスト=ドミニク=アングル作】(不遜ですが・・・絵の一部です)
最初に知ったのは小学生の時で、百科事典の巻末の美術紹介だったように記憶しています。
とにかく綺麗です。立ち姿は古代ギリシャ彫刻を思わせます。あどけない顔の裸婦が持つ壺からは無限に水が流れています。少し乾いた印象を受けるのは、アングルの晩年に弟子が加筆したことによるものらしいです。
【真珠の耳飾りの少女 ヨハネス=フェルメール作】
この絵は北欧のモナリサと名高い作品です。実際の絵の大きさは小さく、46.5cm×40cmの中に極力絵画的な構成要素を排した構図の中に少女の笑顔と青いターバンが美しく光り輝きます。2012年に本物を観たときには、感激のあまり泣いてしまいましたね(笑)。この少女は『誰を描いたものか』も謎のままです。1882年のオークションでわずか1ポンド以下で落札されたというのも、この作品の神秘性を増しています。
【嘆きの聖母 カルロ=ドルチ作】
この作品だけはいつも会いに行けます。所蔵は国立西洋美術館です。
実は最近までこの作者と作品を知らず、たまたまダ=ヴィンチ展を観に行った際に知ることとなりました。とても美しく神々しいです。是非会いに行ってご自分の目で確認してみてください。
いづれも男目線な絵の選択と思われるでしょ。
しかたないのです。
なにせ一目ぼれなんですから。
【Tea Break】Hiroshi & Tadashiは何処に・・・・