むかっプンプン中川氏を陥れた悪党
ロバート・ブルース・ゼーリック!!
2007年世界銀行総裁に任命。
売国奴の竹中平蔵を操ったひとりでもある。
ブッシュ前政権では国務省副長官だった。
国務長官になろうとしていたが、中国でハニートラップ(女性問題)に引っかかって、国務副長官を辞任。
ところがその後、不思議なことに世界銀行の総裁になった。
麻生政権で財務・金融大臣だった中川昭一氏は、
「ローマG7」での朦朧会見の前日「日本政府は1000億ドル(9兆円)をIMFに搬出する」として、IMFのドミニク・ストロスカーン専務理事と調印式を行った。
中川氏の決断にアメリカ政府が激怒した。
既に自分たちアメリカの金だと思っている、日本の外貨準備高1兆ドル(90兆円)のうちの1割を、
チェコやハンガリーを緊 急で助ける資金として日本が分け与えてしまったからである。
ヨーロッパ人であるIMFのストロカーンのほうは、
「今どき、こんな寛大な国は日本しかいない」
と泣くようにして喜んだ。
ゼーリックも、表面上は日本のこの決断に「歓迎の意」を表したが、腹の底は怒りで煮えくり返っていたのだ。
ゼーリックが「もう我慢ならない。中川昭一を失脚させろ」と、手下の日本財務官僚たちに命令を下した。
中川氏の弱点だったアルコール依存症に見せかけて、彼を日本国務大臣から引きずり降ろすことを謀った。
中川財務・金融大臣の左に座っていた篠原尚之(しのはらなおゆき)財務官がゼーリックの命令で動いた。
直接手を下したのは財務省国務局長だった玉木林太郎(たまきりんたろう)であり、この官僚と「特別に親しい関係」にある読売新聞経済部の越前谷知子(えちぜんやともこ)記者である。
ワインに薬物を盛られてのフラフラ会見(2009年2月14日)で中川氏が失脚した後、日本は米国債(年間で21兆円)を再開した。
愛国者の中川氏は「日本はもうこれ以上、米国債を買い増ししたくない。アメリカは身勝手だ」と堂々とアメリカを批判していた。
篠原尚之財務官はその後、IMF副専務理事に出世した。
あまりにも露骨な功労人事である。
そして中川氏は2009年10月3日に死去した