今の癌治療の考え方の大きな流れ | 肺腺癌ステージ2bからの生還を模索

肺腺癌ステージ2bからの生還を模索

最初の診断はステージ1aでしたが、手術の結果は・・・残念、初期とは言えませんって、そりゃ無いよね。
10か月後には、胸膜播種の診断、実質ステージⅣかよ。
さあ、どうする。
出来る限りの標準治療を追及、記録します。

今の癌治療の考え方の大きな流れは大きく4種類くらいに分類できるようです。

 

1、いわゆる「標準治療」と呼ばれる、当たり前に大きな病院(各県の癌治療拠点病院)で癌の種類、ステージにあわせて、三大治療(手術、放射線、抗癌剤)を中心にするもの。

最新の分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などもここに含まれるが、効果はある程度あって、副作用も減ったとはいえ重大なものがあるという部分が抗癌剤と類似か。

 

2、免疫療法のまだ未解明の部分を先取りして、自己免疫を増強するなどの試行錯誤を行うもの。(ただし現状では医療界で裏付けられたものは無い)(例えば丸山ワクチンもその一つ)

 

3、代替療法と呼ばれる、サプリメント、健康食品などを使って、自己免疫力を上げていこうという試み。(眉唾物もたくさん含まれている)

アガリクス、アントロキノノールなどのきのこからの抽出成分が有名であるが、一部は抗癌剤になっているものもあり、あながち眉唾物ではないものも含まれておるようである。

 

4、精神医学療法とでも言うのか、精神力から癌細胞を自然退縮しようとする試み。(これが書物が非常に多いし、いわゆる今のトレンドのようである、外国でも積極的に行われているようだ)

ここにさらに食材、調理、食の取り方などを工夫して体質の改善を図ろうと言う考えかた。(癌になった原因を絶つ)

特に、ステージが進んでいる癌の場合や、転移再発が免れないような種類の癌に罹患している場合、西洋医学的には結構見放されるという事態に陥る場合も多く、ホスピスの位置をここに置き換えるような傾向にあるのかもしれない。

 

勿論それ以外にもいろいろな試みはあるのであるが、いずれも決定打に欠けるというところだろうか。

さりとて西洋医学が、あるいはエビデンスが有る治療が・・・といっても、正直、5年生存率単位でのエビデンスであり、生存とは疾患は引き続いていても、あるいは瀕死の状態でも生きてさえいれば良いという、ナントモハヤというエビデンスだから。

今伸び盛りの「自然退縮」を目指すグループの方がまだ説得力があるようにも見える。

 

ちなみに、現在大変期待されているオプジーボ、キートルーダをはじめとする免疫治療薬(裏づけの無い免疫治療と違ってこちらはエビデンスあり)に関しては、期待は私もしているのですが、いかんせん高価である事と制約が多く(適応症例が限定)、もっともっとたくさん出てきてくれてポピュラーになる必要があると思う。

もし何らかの変化があれば私も使う予定だが、PD-L1というタンパクの発現率が低い私のケースでは、効果は低いかもしれない。

 

今は地味ーなことかも知れないが、食品を極力体に良いものに切り替えていくということと、毎日の運動を継続することに主眼を置こうと思う。(これが結構一番の効果だったりするらしい)