【明日発売】ブジンサマソフビ!
遂に明日、7月29日(金)に発売されます、PLEX製のソフビフィギュア、「ブジンサマ」。
『大魔神カノン』に登場したキャラクターの立体化としましては、キャラアニ製のブチンコガレージキット、WAVE製のブジンサマガレージキットに続く、第3弾ということになりますが、これまでの商品の中では最もお手頃で、また稼動箇所があるため“遊べる”アイテムとなっているのが魅力です。
また、彩色済みですから、箱から出して飾るだけでOK!ということで、「塗り」や「組み上げ」に自信が無い、筆者のような不器用サンにもオススメの一品となっております。
個人的には材質が「ソフビ」というところでも愛着が湧いてしまいます。この柔らかさや、オモチャならでは風合いが、怪獣フィギュアとしてはピッタリくる感じです。
てなことで、ディテールにも彩色にもこだわり抜いた、全高22センチのソフビフィギュア、「ブジンサマ」は、定価2,940円(税込)で、明日7月29日(金)に発売です!
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http://www1.enekoshop.jp/shop/image/
そして、未公開率90%以上のレア写真によるフォトギャラリーで、完成までの日々を振り返ってみました!特に最後の4枚は超レアですよ('-^*)/
最も初期の段階で、大掴みなプロポーションを「立体化」する作業は、パソコン上で行われます。マウス1つで如何ようにも形状を調整することができるそうです。
3DCGによってモデリングされたデータは、出力機を使って立体化されます。出力機は、蝋を削り出して蝋製の原型の大本を作り出します。その原型に職人さんの手が加えられ・・・・・・。
このようなニュアンス含みの繊細な原型が仕上げられていきます。因みに、これは手元に残っている資料の中では、最古と思われる蝋原型第1弾の画像(^^ゞ
上の原型に修正が加えられたもの。角の先端が鋭くなり、首の太さや長さも実物に近付いています。
修正は、特殊なヘラやヒートペンのような器具を使って行われます。
修正を終えて完成した蝋原型。
パーツごとに分けられた蝋原型に「湯口」と呼ばれるスカート状の「ノリシロ」が付け加えられます。
蝋原型(雄型)は、量産化に必要な「金型」を作るため、電鋳槽に1週間ほど漬け込まれます。電気分解を応用した技術で、蝋原型の周りに金型(銅製の雌型)が電気鋳造で積層されます。写真は、その電鋳前に導電化を促す下処理の様子。
両腕・両肩(手前)と、上・下半身(奥)の、2つのブロックに分けて出来上がった金型。
ここからは、暫し職人さんの工房での作業風景です。金型に、成形色と近い色味に調合されたソフビフィギュアの原料である塩化ビニールが流し込まれます。
原料が金型の隅々にまで均等に行き渡るよう、雌型は遠心分離機にかけられます。
さらに真空脱泡機で、気泡が抜かれていきます。
190℃前後に熱したオイルバスに金型ごと漬けることで、塩ビは雌型のフォルムに沿って、薄皮状に焼き付いていきます。
熱によって塩ビが適度な薄皮となったのを見計らって、職人さんは一旦、金型をオイルバスから引き揚げ、余剰な塩ビを水切りするような感じで材料容れに回収します。これによって、金型の中の塩ビは中空状態となります。
改めて若干加熱して固化させた後、扱い易くするために水に浸して冷やします。
そして、いよいよ金型から塩ビの薄皮を引き抜きます。ペンチで湯口付近を挟み、捻る感じで。製品の形状によって、引き抜き方が微妙に変わるそうです。
出来たてホヤホヤのブジンサマのアップと上、下半身。
チェック用モデルの漆黒バージョン。キズや不純物による不要な凸凹を見つけ出し易いよう、黒いソフビが用いられることが多いそうです。
形が出来上がって、次の工程は彩色です。第1弾のボカシ吹きバージョンは、全体的に明るい緑色で、単一的な色味をしていました。
彩色第2弾として、2つの試作が新たに作られました。左の肩、腰パーツの色味と、右のボディパーツの色味を組み合わせたものが製品版として採用されることになりました。
製品版サンプルの勇姿、あれこれ。
イパダダのマケットとのツーショット。
旧作の武神像フィギュアとのツーショット。
伊藤慎ヒーロー達、揃い踏みのスリーショット。
お堀沿いの桜の下で。
パッケージ用写真撮影の様子とその完成品。
勢いで彩色4バージョン勢揃いや、ブチンコとの特写もお願いしてみました(;^-^A
中国工場で彩色され、空輸されてきた完成品の試作をチェック。
全てのチェックの後に、中国工場のラインで量産されるブジンサマ。
本邦初公開となる、彩色第1弾と共に作られた参考用カラーバリエーション。
第2話で城下の町に現れた月光バージョン。
ブジン岩をイメージした黙考バージョン。
■ブジンサマソフビのカノンブログ登場史
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10735322723.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10795731859.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10801044170.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10831892702.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10837185952.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10843221988.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10856865388.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10871622759.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10893496199.html
http://ameblo.jp/dm-kanon/entry-10954159599.html
■参考サイト「フジトーイ:ソフビができるまで」
http://www.fujitoy.co.jp/soft/index.html
(高寺)