【カノンの夕べ】続報⑥~魔隣組の上映
「東映不思議コメディシリーズ」は、1981年の『ロボット8ちゃん』に始まり、1993年の『有言実行三姉妹シュシュトリアン』まで続いた、ファミリー向けのキャラクタードラマで、日曜の朝9時にフジテレビ系でオンエアされていました。
先日も触れさせて頂きましたが、柴田理恵さんは、そのシリーズの常連的女優さんでした。
ある時は不思議なイキモノがお茶の間のセンターでハチャメチャをやり、またある時は、カワイイお姉さんが不思議な力で悪党を懲らしめる。
様々な「不思議」が、ご町内やチビッコたちの身に降りかかり、ハッピーにもさせる。そんな作品群でした。
子供をメインターゲットにしながらも、作品の中で描かれる子供を必要以上に美化したりせず、むしろ無軌道なものとして描くことで、嘘や厭味のない、新しい子供番組として人気を博していました。
シリーズの中で、「少年探偵団」ものを意識して作られたのが、1987年の『おもいっきり探偵団覇悪怒組』と、1988年の『じゃあまん探偵団魔隣組』でした。
この2作品における「不思議」は、魔天郎やジゴマという謎の存在。その正体は、近所のオジサン風なのですが、子供を見守りつつ突き放すことで逞しさを身につけさせる感じの大人、みたいな感じで描かれていた印象があります。
『大魔神カノン』と『魔隣組』とは、坂本太郎監督がメインスタッフの一人であり、伊藤慎さんがキャストの一人であるという接点があったことから今回、「カノンの夕べ」で上映することになりましたが、不思議コメディシリーズの作品がスクリーンでかかること自体、レア中のレアな出来事なので、是非この機会を逃さず、ご覧頂きたいと思います。
http://tinyurl.com/22t3vkq
→21日→ロッポンギ・アニメ・ナイト→上映時間・横のマークをクリック
当日は、イトチャンの子役時代の思い出や「不思議コメディシリーズ」の現場の話などを語って頂こうと思っています!
(高寺)