エキゾチックカルチャー戦記

エキゾチックカルチャー戦記

有名ではないけど、奥が深い!異次元に埋没してしまって日の目を見ない価値あるもの。そんなものを探索して取り上げて行きます。

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皆さんご無沙汰しております。

アメブロから随分離れていましたが、大変な事になっていますね。

手塚治虫の『ブッダ』にもありましたが、疫病やイナゴの大群は身分を問わず無差別に人々を苦しめる。

時代も場所も違いますが、今般のコロナによる被害も同じようにどんな人でも被害を受ける可能性はあります。

だから、誰もが気持ちを一つにして、この危機に立ち向かっていく事が大事ですね。

 

さて、今回コロナ対策で10万円の給付というのが決まったようです。今朝の新聞では財源は赤字国債の発行という事です。

これを聞いて『FC版デジタルデビルストーリー女神転生』の中身が変わる宝箱を開けた時の『嫌な予感がする・・・』と同じような気持ちになった人は私だけでしょうか?それも当然の事、今まで国民が受けてきた仕打ちは、赤字国債の発行→借金が大変だ→もう消費税増税しかない、という定型化された増税パターンですからね。

 

残念ながら、このようにコロナで苦境に陥ってる状況下でも、人々の生活必需品から税としてむしり取る消費税とかいう悪税を廃止しようと言う声は聞けません。20年もの昔、自由連合が消費税廃止を掲げて以来、全く聞かれなかった消費税廃止公約を最近、れいわ新選組が言ってくれた事は高く評価出来ましたが、コロナ対策に至っては、どの政党も減税や凍結程度の主張に留まってしまっています。減税も凍結も後々に大増税という大きな禍根を残すだけです。

 

それでも、その減税ですら色々理由をつけては却下されてしまっています。税率を変えるのは大変なんだとか言っても増税の時は同じように反対しなかったのはご愛敬ですが、まあ逆に言えば、こういう特殊な非常事態でも生きるか死ぬかの国民の生活必需品からも減らす事すら出来ず取り続け、増え続けるしかない税制という事が明らかにはなりましたね。その上、後々消費税での補てんが大前提である赤字国債の発行で様々なコロナ対策をするのですから、給付の10万も含め、結局は弱い者の生活に、それ以上の負担として跳ね返ってくる不安はぬぐえません。

 

消費税が存在し、また赤字国債の補てんを消費税に依存する体質が続く限り、どんなコロナ対策も結局庶民を更に苦しみに追いやることになってしまいますね。だからコロナ対策は必ず消費税廃止を前提としなければ意味がありません。今は、この悪税を永久に消し去る最後のチャンスかもしれませんね。コロナでの惨状下において生活必需品課税がいかに酷であるかは大勢の方が実感していますからね。これを逃せばコロナ以上の惨状が来ない限り永久に廃止はなされないでしょう。という事は国や世界が滅ぶまでなくさないと言うのと同じです。

 

消費税が廃止されれば、導入と共に廃止された物品税や娯楽税、その他間接税が復活する事になりますが贅沢品の線引きが分からんなどと言ってる場合でなく、生活必需品と嗜好品、贅沢品をキッチリ区別つけ適切な税率を課していくのが為政者の大事な仕事ですよ。本当に線引き不可能であるなら総務省が『基礎的支出』『選択的支出』なんていう区別が出来る訳ないじゃないですか(笑)もう、あらゆるものを犠牲にしてまで詭弁を弄して常に消費税ありきを前提とするような国つくりは終わりにしましょう。

今回取り上げるドラマは昔、完全に未成年だった頃、再放送を含め切れ切れに見て人と人のつながりを深く考えさせられた刑事ドラマ『特捜最前線』です。


このドラマ自体は、そんなにマイナーでもなく、ネット検索すれば、第何話の何という題名かが詳しく沢山ヒットします。しかし、ここで出てくるお気に入りのセリフや場面などは、やはり過去に埋もれてしまってますね(笑)しかし、こういうのを子供の頃に喜んで見る私自身も珍しい存在かもしれません。


今でも深く印象に残っているのは、次の三つです。



①第129話「非情の街・ピエロと呼ばれた男!」



②第133話「六法全書を抱えた狼!」



③第429話 「OL暴行・3分間のミステリー!」



詳しく題名やあらすじを取り上げて下さっていた皆さんには感謝です。ドラマの詳しい内容は、既に取り上げられてますので、埋もれた視点で見ていきたいと思います。


①ですが、ピエロの三次とかいう軽い男に成りすます役を真面目な紅林刑事がすると言うもの。吉野刑事など、怒って俺にやらせて下さい、何だってこんなクソまじめな奴に!と叫びながらピエロの三次の真似をみんなの前でします。でも、ピエロの三次が左利きだという事で左利きの紅林が選ばれたようです。


そして、紅林は、ピエロの三次としてターゲットと対面、合言葉を聞かれ『ひゃーひゃっひゃっひゃっひゃ!ずるいよずるいよ!合言葉なんてなかったじゃない』と手を横っぴろげにしながらおどけて切り抜けます。でも、その後の紅林が右利きに変わってたのを見た気がするが気のせいかな??もしかしたらこの129話限定左利きだったかもしれません、まあそれはさておき・・・


②の六法全書は後に叶(かのう)刑事として特命課に加わる俳優が犯人役で出現すると言う面白い設定と法律武装の凄さが強烈に印象に残りました。あれで弁護士になりたいなーと思ったりしましたが、そんな頭脳は全くないし、どこかの悪徳弁護士とそれを助けた弁護士会の姿を目の当たりにして、そんな思いは吹き飛んでしまいました(笑)


この犯人のスーパー狼を気力で吉野が撃破するのですが、元犯人を後の物語にレギュラーで使いまわすなんて事をしたので、吉野に屈した叶が改心して特命課に加わったような気がしてなりません(笑)



さて問題は③です。暴行魔を交番に連れて行った勇気ある青年が警官不在の為、犯人の反撃でやられてしまう話ですがこれは、実は当時話題になった『交番に警官がいなかった』と言う社会問題がもろ影響してるなーと思って見てました。そして、犯人逮捕に無関心で通報の協力すらしなかった目撃者が後に事情聴取を受けるのですが、その時に中年の役職っぽいサラリーマンのセリフが印象的でした。


非協力的な事を指摘された中年男性、『それは・・・当然でしょう?』と言った為、事情聴取の刑事二人は責めの口調になります。そして、そのサラリーマン氏いわく


『何だって一般市民の私が責められなくちゃいけないんですか?強盗捕まえるのはお宅らの仕事でしょうが・・・その為に高い税金払ってるんだ・・・』


そうです、高い税金を払うからこのセリフが言えるのです。これを聞いて、いつか大人になり初給料をもらった時に、これを言おうと思いました。実際に言いました(笑)職場の先輩からは、やっと給料が入ったからと言って生意気なーと笑いながら突っ込まれましたが(笑)


実は税金を払えるって嬉しい事なんですよ。自分一人では何も出来ないですが、払った税金を国や自治体が立派に役立ててくれたなら、本当に苦労して稼いだ甲斐があると言うものです。しかしロクな使い方をしない連中が使うのであれば1円たりとも払いたいと思いません。


この話ではサラリーマン氏が警察の不手際を指摘して『大体ですよ・・・交番空けとく方が悪いんじゃないですか!』と追い打ちをかけ若い刑事に逆切れされるのですが、税金から給料をもらってる人がロクな事しなければ、これは税金払うの嫌になりますね。誰とは言いませんが、ほとんど交通事故とは無関係のわずかな違反に執念燃やしてるクセに死者が大勢出そうな悪辣な暴走を見て見ぬふりするとこかの警察官なんて、その典型です。


どうせ強い者の味方しか出来ないなら税金も強い人達だけから取ってね、と突っ込みたいのは私だけでしょうか(笑)今は、その当時と違って消費税とか言う生活必需品からむしり取るような世界的な悪税がありますが、税金もまともに払えない人達の生活を削ってまで取った金を、正しい使い方をしてるのでしょうか?増税が大勢の国民に反対されるのは税金が払う事自体が嫌なのでなく単に使い方を信頼されてないだけでしょうね。


少なくとも、国を良くする努力をしなくても安定して取れる消費税とやらに依存してれば、税金で給料をもらってる方々は全く仕事をする気は起きないでしょうね。国が良くなれば給料を増やし悪くなれば減らされる・・・そういうシステムにしなければ国の舵取りをする方々は本気で国を良くしようとは思わないでしょうね。


今回取り上げるのは『大草原の小さな家』と言う、昔のアメリカのドラマで、再放送されたのを見て深く印象づけられました。このドラマ自体はかなり有名で、我がブログで取り上げるようなマイナーなものではないと思いますが、実は、このドラマで個人的に名場面、名セリフと思われる箇所が、ネット検索で出てきませんでした。


じゃーその部分を取り上げて、世に出してやるのがエキゾチックカルチャー扱い人・・・別名・駅狩人(エキカリスト)←勝手に命名(笑)・・・の役割だと思い、記事を書く事にしました。


印象強く残った場面は次の通り



  ①主人公のローラがオルゴールを盗んで脅される(シーズン3、悪夢のオルゴール)


  ②ローラのお父さんがお金になる仕事をゲットして高級料理を食べる(シーズン4、小さな恋)


  ③エドワーズと言うヒゲモジャのおじさんが家族と破局(シーズン8あたり?)



①ですが、これはウイリーと言う少年がローラに対して歌う歌、ランランラン!オルゴール!まあ、これは面白いと言うだけで特に奥が深い訳ではないですね(笑)ともかく弱みを握られて脅された場合、言う事聞いても弱みをばらされない保障はないと言う事を学びましょう。人を脅す人など信用できませんからね。


そして③はエドワーズさんが『サッカーじいさんのお通りだーい、洗面器はフライパン、熊手は櫛の代わりだねー』と言うような歌を歌いながらローラの居る店に入って来てローラと手をつないで踊る、ローラは昔ツバの飛ばし方を教えてくれた事も感謝してました・・・まあこれも面白いと言うだけですが(笑)


さあ問題の②です。このエピソードは、そこそこ知られていて、ネット検索しても取り上げられて記事にされてる方も少なくないようです。しかし、そこで放たれる名セリフは、まだ世に出てないようですね。


お金を手に入れたローラのお父さん=インガルスさんですが、仕事のパートナー=ガーベイさんと共に高級料理店に入る場面があります。そこで見たのはエスカルゴ、つまりフランスの高級料理。この場面は『インガルス エスカルゴ』で検索すると結構ヒットします。


そこでエスカルゴを見たインガルスさん、多分食べてはなかったと思いますが、ガーベイさんに話しかけるように一言『おいおい、こんなもの食べなきゃならんのなら金持ちになりたくないな』と言いました。


一見単なる話しかけた他愛ない言葉のようで奥深さを感じましたよ。と言うより、それを見た当時は素通りしてたのに、今になって言葉が心に沁みこんできたと言う感じです。もちろん金があったからと言って必ずエスカルゴを食べねばならないなんて事はないです。これはどんな本心なのでしょうか?


実は松本零士作『トラジマのミーめ』と言う物語で、金持ち猫の様子を見て『育ちがいいってのも大変らしいぜ』『我が家は門限なしのお出入り自由の気楽な天国』『並みの家の並みの猫でホントに良かった』と言う猫のセリフが出てきます。こちらの方が分かりやすいですね。


結局インガルスさんにしてもミー君にしても決して金持ちを羨んだりましてや嫉妬したりとは全く無縁です。お金は大事だしなければ困ります。でも必要以上得る為に余計に楽しみ奪われたりしたら元も子もないですね。お金が無限に出てくる悪魔のツボからお金を取り出してるうちに飢え死にするなんて有名な寓話は現実になってしまいます(笑)


今、どこぞの国では、金持ちから税金を取れと言う奴は金持ちに嫉妬してるからそう言うのだと言う決めつけの下、貧困率世界有数にも関わらず、金持ち減税した上で貧しい人の生活必需品から税金をむしり取ろうとしてます。そら、いくらインガルスさんやミー君のような人でも、生きてく最低限の保障がなければ自己防衛の為にも、『何で取れる所から取らないの?』と声を上げざるを得ません。


健康で文化的な最低限度の生活さえ国民全員が保障されれば、別に格差があっても金持ちから税金取れとは言わないでしょう、少なくともインガルスさんやミー君のような人ならば。だから、どっかの国でも消費税のない時代は、格差があっても金持ちから税金取れなんて声は聞かれなかったんですよね。金持ちは金持ちとして絶大な苦労をしてる事は少し考えれば分かるからです。


それが分からないと、どこかの市場原理主義の親玉みたいな人みたく『君たちには貧しくなる自由がある、ただし、成功した人の足を引っ張るな』など、ととぼけた事を言わねばならなくなります。要するに彼の言いたい事は『自分の足を引っ張るな』と言う事で、自分が他人の足を引っ張ってきた事は全く問題にしてないのが興味深い所です。


こういう人らは自分が嫉妬してるから、他人も嫉妬してるだろうと考えてるだけ、人の足を引っ張って来たから、他人も自分の足を引っ張るだろうと思い込んでるだけですね。本当に自分の幸せを真剣に考えてる人は、他人の足も引っ張らないし、嫉妬したりもしません。それが結局自分を不幸にするだけと分かってるからです。全ての人が金持ちになりたいと考えてる訳でないのですから、金持ちも庶民も、互いに傷つけ合わず、それぞれの役割を自覚して共存していく事が大事だと思います。