M-1「不思議」
星野源、久しぶりのフィジカルアイテムは両A面シングル。1990年代のブラックミュージックに通じるようなメロウトラックをJ-POPに昇華させて聞かせてくれます。さすがはポップミュージックマジシャン。星野源の才能爆発。人を好きになるということの不思議を歌うナンバーです。イントロなしで始まるところも新鮮。そしてファルセットも披露。
メロディ１つ１つにはキャッチーさがあるけれども、曲全体の構成が複雑で難解。これがまた不思議だ。共同アレンジャーにmabanuaの名が。なるほどなところ。
M-2「創造」
任天堂「スーパーマリオ」とのコラボナンバー。ピコピコポップな8bit音を加えて始まるポップチューン。アップテンポで展開するナンバーは、とにかくゲームのようにドキドキワクワクを詰め込んで、面白さを出す。2番の歌詞は星野源自身のことを歌っているな。
SEがやっぱりいいね。
M-3「うちで踊ろう (大晦日)」
話題が話題を呼んだSNS発のヒット曲「うちで踊ろう」がアップデート。大晦日に新しい歌詞が加わって、紅白歌合戦で初披露と粋な計らい。希望と絶望が織りなす歌詞なのに、とっても前向きな気分にさせてくれる。星野源バンドの面々の演奏に救われる。それぞれが個性ある音を放っているんだな。
M-4「そしたら」
まったりバラードソング。大人になりつつある子供にパスタを作ってあげる主人公の歌。まだ子供のいない星野源の紡ぐ歌詞が、涙を誘うんだな。そして、明日はわからないけれども、今日という日があることの喜びを歌います。