皆さんこんにちはわーい(嬉しい顔)モータージャーナリストのDJマイケルです。

mixiの方で、この記事を書いたところ…見事にコメントがゼロでして…
悔しかったので、コチラでも書いておきます。


今日は、日本の高級車【クラウン】について書いてみたいと思います。
つい、先日…日産のFUGAに試乗してきました。

DJマイケルが世界を席捲する日☆

正直、このFUGAの乗り心地、運転感覚は気に入りませんでした。
日産はちゃんとクルマ作りってものが分かっているのか??!とバッサリと斬ってやりたいほどのガッカリ感だけが残りました。
そうすると、、ただの悪口日記になっちゃうのでやめますが…

そうするとクラウンにも乗ってみたくなるのが日本人としての人情ってもんでしょ??

そこで、、乗ってきましたわーい(嬉しい顔)
トヨタのクラウン…試乗したのは3リッターのロイヤルサルーンです。

DJマイケルが世界を席捲する日☆

先代型から、クラウンは随分と新しくなりました。
そして随分と走りもよくなったとの評判です。
室内をみても、実に日本人的な質素ですが豪華な…
まさに『おもてなしの精神』に溢れた素晴らしい空間です。

DJマイケルが世界を席捲する日☆
かつて…時代を席巻したキャッチコピーがありました。
『いつかはクラウン』
これは1983年登場の7代目のクラウンが登場した際に使われたキャッチコピーです。
この言葉、、個人的にですが…
辞書には載っていませんが、
本当に日本人としてのアイデンティティを端的に表した素晴らしい一言だと思っています。
『いつかはクラウン』

モチロン、それに異論を唱える方も居るでしょう。
『クラウンが日本の、また日本車の全てじゃない!』とか…
それで良いのです。巨人にも大ファンとアンチがあったように(最近は聞かなくなりましたが…)
それをひとつの大きな基軸にして、全体の評価がある…みたいな。
やはりクラウンは日本人にとっての心のよりどころなのだと思います。

話をクラウンに戻します…ですがクラウンの前に、、、
今や多くのメーカーの多くのクルマが【世界戦略車】として開発され、また販売されています。
文字どおり地球上のありとあらゆる国と地域で販売する為です。
各国の道路事情や文化に合わせてサスペンションのセッティングや、エンジンの出力制御など小変更はありますが、その土台であるボディや骨格構造は同一の車種であれば変わらないワケで…
色んな世界情勢に合わせたクルマ作り、、いわばドコかで“妥協”があるんです。今のクルマの多くには…


ところが、クラウンにはそれがない


クラウンはレクサスとは違い、日本国内で日本人に売るためだけに誕生し、開発され、進化し…今やそれが55年もの長きに渡って進化・進歩してきた歴史ある真の高級車です。

昨今は中国に少数輸出されるようになりましたが、それでも他の世界戦略車とは意味が違います。
諸外国の事情にクルマが左右されない…日本のユーザー、ひいては日本の価値観だけで作られているトコロが良いのです。


『日本人の日本人による日本人の為のクルマ作り』

これこそが、クラウンの地位を、そのステータスを揺るぎないものにしています。


思想的な話に少し傾倒してしまいましたが…肝心の試乗に行ってみたいと思います(笑)
ドアを開けた瞬間、乗り込んだ瞬間、ドアを閉じたときに感じる独特の雰囲気。そこに流れる時間…クラウンはやはり違います。
この感覚は、、外国人に理解されないと思います。しかしそれで良いと思います。。


最近のクルマったら、、エンジンスタートの為にキーを捻るという動作がなく、エンジンの始動はスタートボタンというものばっかりですが。
このクラウンも例に漏れず…プッシュスタートです。

すると、実に滑らかにエンジンがスタートします。
エンジン始動の際の演出も、実にクラウンらしい控えめなエンターテインメントを伴ってのスタートです。


ディーラーから街中を走ります。
街中での取り扱いったら…本当に滑らかで、終始穏やかで、気品に満ちていて、そして実に楽チンです。

駐車車両があっても、歩行者が居ても、実に見切りがよく、恐怖感なぞ全く皆無で、心に余裕を持ちリラックスして運転できます。
エンジン音など、実に静かです。音や振動など、極力低く抑えられていて…その五感に伝わってくる全てがやわらかく、あるいは第六感にまでも繊細に訴えかけるような素晴らしい乗り心地でした。

これらのことは…きっと安全面にも大いにプラスとなる条件でしょう。

また、ボディサイズですが、こちらも特筆すべきことがあります。
今や多くのクルマが長大とも言える大きさを手にしてしまいました…
横幅1900mmのクルマなんて…狭い日本じゃ、使いにくすぎます。
全長5mオーバー…これもやりすぎでしょう。

いまは、、クラウンも大きいですが…必要以上に大きくなく、伝統的に幅は狭めです。
本当に乗る側の視点に立った素晴らしいクルマ作りです。


高速も試乗しました。
合流加速は、、超速いッ!!?というものではありませんでしたが…じゅうぶんに速く、合流も追い越しもラクです。
そして何より100km/h付近でのクルージングの穏やかさなど…本当に素晴らしいものがありました。

ATもエンジンとともによく制御されており、必要なときに必要なパワーを出してくれて、あとは静々と走ります。
日本国内の専用モデルと、、この中でも再三再四言っておりますが…
それを感じさせるのが40~100km/hの間の速度域での話。
日本でもっとも使われる速度での扱いやすさ、パワー感などなど…本当に素晴らしいです。
世界戦略車では、こうはいきませんわーい(嬉しい顔)
そしてそれ以上ムダにカッ飛ばすのも似合いませんし、お勧めしません。
何より、、高速でも100km/h付近が一番気持ちいいのです。


いまや走りを重視した【アスリート】なるモデルもありますが、、今回試乗したロイヤルサルーンにすら、スイッチひとつでサスペンションの硬さやエンジンのスロットルに対するレスポンス、またステアリングの重さなど…統合制御でスポーツモードに切り替わるスイッチがあり、高速走行中でもボタンひとつで瞬時に切り替わりますが、、本当に圧巻でした。
アスリートも良いんでしょうけど…このロイヤルの足も素晴らしい。
この素の状態のロイヤルの走りが非常に良い…まさに素美人とでも表現しましょうか??
なので、足周りを強化したアスリートも良いのだろうと。。

足回り…と表現しましたケド足だけではなく、、ボディやエンジンやら…そういう全体の造りのレベルが非常に高い!
もう、、ビックリします。


現在、世の中には高級車と呼べるクルマは沢山あり、本当に沢山の選択肢があります。
5000万円する高級外車もあれば、日本国内にだって1500万円するレクサスもあります。

しかし、、

日本で扱うに最高の贅沢品とは?
真に日本人にピッタリの高級品とは?
満足のいく価値ある買い物とは?
クルマがある生活の楽しさのカタチとは?


その全てに一言で答えるのが、この【TOYOTA CROWN】であると断言しましょう。

実は、、最近…
けっこう色々なクルマに試乗しているんですが…
モータージャーナリストらしく(笑)僕もけっこうクルマに関しては意地悪く見てるフシがあるんです。
『ここがまだイマイチじゃないの??』みたいな(笑)


そして、
自分の【BMW Z4】これがやはり本当に気に入ってるクルマでしてわーい(嬉しい顔)

どんなに高いクルマに乗っても…試乗後に自分のクルマを走らせると、
『エンジンの吹けは自分のクルマの方がいい』
『ハンドリングのシッカリ感は自分のクルマの方がいい』
などと、自分のクルマの良さも再確認していたのですが…

今回、、クラウンの試乗を終え…
初めて、、ありとあらゆる局面で比較してみて…
勝ち目がないあせあせ(飛び散る汗)というか…クラウンの良さに脱帽です。
完敗です。白旗です。

参った!!!??



というかですね…

『日本にはクラウンがある』
という、この事実を…本当にありがたく思わなくてはいけないなぁーと。。
痛感いたしました。


納得いかない点を唯一挙げるとするならば…
これだけの性能で、クルマ造りで…300万円台から買えるんじゃぁ…
『安すぎる!!』

クラウンレベルの乗り心地だったら少なくとも700~800万円は取らなくちゃぁ勿体ないですよTOYOTAさん!!


しかし、日本では、この素晴らしい乗り心地、またその世界観が300万円台から買えると…
そして買ったなら本当に満足いく買い物になると思います。


日本人のアイデンティティ『いつかはクラウン』
このロマンをいつまでも持ち続けていたいですね電球

昨今は、若者のクルマ離れが叫ばれて久しいですが…
試乗だけでもいいから、是非、皆もトヨタのお店へ!減税もあるよわーい(嬉しい顔)(こども店長?)