孔子の弟子である、『顔回(がんかい)』という人と『子路(しろ)』という人が
孔子から、
と言われます。
子路(しろ)は、
「私は、馬車でも馬でも衣服でも何でも友人と分かち合い、
例えそれらを駄目にされても怒らない人間になりたいです。」
と答えました。
そして顔回(がんかい)は、
「自分の善い行いに自惚れる事無く、
と答えました。
そして、二人は、
孔子に
「どうか先生の志を聞かせていただけませんか?」
と尋ねました。
孔子は、
「老者安之、朋友信之、少者懐之」(原文)
「老者には安んぜられ、朋友には信じられ、少者には懐かしまれん」
(『論語』、公冶長篇)
と言います。その意味は、
『 老人には安心されるように、
そして若者には慕われるようになりたい。』
という意味ですが、
ここで、孔子が言いたかったことは、
弟子たちが『自分は、こうなりたい』と言った事に対して
孔子は、 『他人にとってこうありたい』という、視点の違いでした。
要するに、孔子は、
自分を、他者から定義するものと考えていて、
自分という人が生かされ、
自分の力ではなく、他者であるという考えから
『自分が、こうなりたい!』ではなく、
と、言葉にされました。
私と言う人間を通して、
お互いの霊性心を高めて、
人生の主人公として、
与えられた能力を活かし、
自分らしく生きていくためのサポートをしていくこと!
発揮していない人が多い。
インスピレーション、霊能力もここから発現する。
人間には誰にでも、霊性心のあることを知っている人は少ない。
しかし、通常は特別の努力をしないと発揮しない。
ただ、ボーっと生きていたのでは、
動物心だけで生きることになる。
大きな力のごく一部を自分の心と思って、
それが全てと思って生きている。
ほとんど動物心で生きておりたまに理性心で生きている。
霊性心は出そうとしても出ない。
出るようにしないと出ない。出たくても出られないのだ。
生き甲斐のある人生を生きるのではない。
生き甲斐のあるのが人生なのだから、
その通りに生きたらいいのだ。
今、自分の考えている心は動物心なのか、
理性心なのかとチェックする事である。
霊性心であれば、その瞬間にスッと解決してしまっている。
心の無駄遣いをしてはいけない。
長生きするには、いい加減に生きていて出来ることではない。
心は価値高く生きるために与えられている道具である。
ところが道具である心に使われている人が多い。
心は道具なのだから、大切にして、手入れをして、
丁寧に取り扱い、生きる様にしなくてはならない。
そうすれば、どんな場合でも、明るく、朗らかに、
楽しく生きれるはずである。
使うべき心に使われることの無いようにすること。
心はその人の命と人生を完全に生きるために
与えられた道具である。
大切な道具であるから、粗末に扱ってはいけない。
心も体も道具である。体も粗末に扱ってはいけない。
中村天風
久しぶりに、中村天風先生の言葉を思い返します。
~~~~~~~~~~~~~~
中村天風とは
~~~~~~~~~~~~~~
天風先生は、
明治37年、日露戦争が勃発し、多くのスパイが活躍した中の一人。
100人以上のスパイが最前線に送り込まれ、生きてかえってきたのは、7名、そのうち、
一番元気だったのが、天風先生だったという。
しかし、日露戦争終結の翌年に、奔馬性結核という当時でいう死を意味する病にかかる。
どうして、戦争で、怖いもの知らずの強氣な自分が、病にかかって弱々しくなってしまったのか?
心のよりどころがないままに、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、と世界を転々としながら、
かつての元気で、強気な自分自身の甦りを求めて、旅をするが、求めているものに出逢えず、
どうせ、死ぬなら日本の土になろうと決意し、帰国するために乗船した船で、
ヨガの聖者カリアッパ氏に出逢い、インドの山奥、カンチェンチェンガ山の麓で2年近く修行し、
奔馬性結核を克服し、様々な氣付きに目覚め、日本に帰国し、中村天風として、財団法人天風会として
人の生きる道、人生哲学、健康や長寿法、様々な哲学を世に送り出した。
天風先生のことについては、とてもじゃないですが、書ききれません。
20代前半に、天風先生の言葉と出逢い、様々な事を導いてくださいました。
人は万物の霊長として、
宇宙霊のもつ無限の力と結び得る奇(く)しき働きを持つものを
吾が心に保有す。
かるが故に、
かりにも真人たらんには、
徒(いたず)らに他に力を求むる勿れである。
人の心の奥には、
潜在勢力という驚くべき絶大なる力が
常に人の一切を建設せんと
その潜在意識の中に待ち構えて居るが故に、
如何なる場合に於いても
心を虚に 氣を平らにして
一意専心この力の躍動を促進せざるべからず。
中村天風
中村天風と言う人に出逢えたことに、
感謝します!
天風先生は、私が、言葉に出来なかった、目には見えないけど、確かにそこに存在するものを、わかりやすく言葉にして世の中に発信している哲人です!
私は、最近、
霊性心を大いに発現するために、
食べ物を変えました!
霊性心を発揮することこそが、
自由な人生の主人公として、生きるための最大の答えです!
これから、皆様方とともに、
霊性心を磨き、
自由な人生の主人公として、
最高に楽しく生きて行きたいです!
よろしくお願いします\(^o^)/
いつもご拝読ありがとうございます(^○^)
拝