変態は自分が変態とは自覚しない「マニアック」 | 流浪の民の囁き

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映画を通した過去・現在・未来について、なぐり書き

日本には「変態メディア」と呼ばれる情報機関も存在するから、記事にもそれと同等、

いやそれ以上に「自虐的教育の成果」の表明のような人物も登場してきて・・・。


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新潟日報 連載記事 「生きづらさ」を生きる 81(2012年12月28日)

韓国へ「解毒」の旅

流浪の民の囁き


店の一角で何人かがかわるがわる食事を取るのだが、なんだかそっちの方が明らかに

美味しそうなのだ。
特に客に出す炊飯器とは別の炊飯器のご飯を食べていたのだが、店の人用の方が明

らかに炊きたて。
そこまではいいのだが、食事後が問題だった。
店の人たちは食べ終わると、残ったご飯を当たり前のように「客に出す方の炊飯器」に

投入。
食べ残した人は、みんな当然ように私たちに出される方の炊飯器に余ったご飯を戻し

ていく。
その光景を見て、私は感動に打ち震えていた。
少し前、日本では高級料亭が余った料理を使い回したなどとして問題になったわけだ

が、お隣韓国のこの店では、従業員の食べ残しのご飯が堂々と客に提供されている

わけである。 しかも、何の悪気もなく。
かたや日本では、いつから「消費者こそが一番偉い」という価値観が幅をきかせている。
ちょっとしたことでクレームをつけたりする社会は、どうしたって殺伐としてしまう。
しかし、「お金を払って残飯を食べさせられる」という貴重な経験をして、思った。
世の中、なんかもっと適当でいいんじゃないかな、と。
少なくとも、私はこの現場を目撃して目くじらを立てるような人とはお友達になりたくない。
今日もあの店では、店の人の食べ残しご飯が出されている。
そう思うと、なんだか笑いがこみ上げてくる。
また韓国に行ったら、私はきっとあの店にいくだろう。
=第2・4金曜掲載=(抜粋)

新潟日報http://www.niigata-nippo.co.jp/



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入札ごとに手数料がかかるインターネットのペニーオークションサイトを悪用した詐欺事

件で、京都地検は28日、サイトを運営する大阪市のネット関連会社社長・鈴木隆介容

疑者(30)ら4人を、詐欺罪で京都地裁に起訴した。
起訴状では、鈴木容疑者らは1~7月、運営するサイトで家電製品やゲームなどが安く
落札できるように装い、4人から入札手数料計約3万4000円を詐取したとされる。
事件では、松金ようこさん(30)やほしのあきさん(35)ら10人以上の女性タレントが、
自分のブログにウソの落札経験を書き込んで「広告塔」になっていた。大阪・京都両府

警は2人から事情を聞いている。
捜査関係者によると、鈴木容疑者と面識があった松金さんが、ほしのさんにも書き込み

を持ちかけたという。調べに対し、2人は「頼まれた通りに書いただけ。サイトが詐欺的だ

とは知らなかった」と話している。
両府警は、引き続きタレントらから事情を聞き、書き込みの依頼を受けた経緯を詳しく調

べる。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121229-OYT1T00360.htm
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この「自虐的要素」たっぷりの文章はどうしたものか・・・。

これに「詐欺的サイト」の存在と、日本の商業主義は「儲ければそれで良し」の下地も

あるようで、まして「変態気質」になれば、「騙された」も悦びに代わるかも知れない気色

悪さも加味しているから、なんともいえぬ異次元の「出来事」のようである。



流浪の民の囁き



もしかしたらの「儲け話」も、また「変態」への近道かもしれない。

楽して金になるは、何でも「誉めそやさなくてはならない」という主従関係のそれが、

傍目には「それって変態ですよ」と、そっと教えてやりたくなる。

もっとも「変態」は自分が「変態である」の自覚はないのかもしれないが・・・。


で、変態となれば、ホラー映画のそれには溢れていて、大概はコンプレックスの裏返し

としての「変態醸成」がほとんど・・・。そんなものに題名も一致している「マニアック」も

はいるものだろう。


流浪の民の囁き



http://www.youtube.com/watch?v=fbLvTpzckGU

「マニアック」 八十一年公開作


「恐怖の火あぶり」と似た設定の男の「変態事件」もの。

これも母と同居しているが、母が死にと「あれっ」てな既視感がどこか見るのに気合が

抜けていく・・・。

ただあの「火あぶり」の主人公と違い大男の主人公は、やることはもっと派手で血がドバ

ドバとか視覚的残虐性はこちらの方が強い。

女の髪の毛をマネキンに掛けてやりとかの「着せ替え的遊戯」のそれも、その昔の「マネ

キン」の怖い物語を知っていると、いささか笑いのツボとなる。

と、ホラー的要素がことごとく「笑いネタ」となる珍妙な作品となってしまい、あまりに多くの

類似の作品は見るものではないと、悟るのだが・・・。

なにしろ「オチ」まで、オカルトとしているから、やはり残虐な「殺人者」を取り締まるのは、

「悪行は神に寄って裁かれる」あるいは「悪行は祟りに寄って復讐される」が定番かと

思える結末・・・。

ただ猟奇的な男の視線のカメラとか、そのキャラクターの強烈さとかは見ていて面白い

ものだった・・・。



流浪の民の囁き

リメイクされたらしいが未見につき・・・。

というか「見る気が起こるか」の問題だが・・・。



流浪の民の囁き


こう叫べば、映画も無駄な時間と相成る・・・、なんだかなぁと今年一番目のエントリー

でした。


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                               といったところで、またのお越しを・・・。