EDMを和訳しよう!「Hardwell - Never Say Goodbye」の和訳 | 医大生DJブログ。

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2013年夏、今、「オールミックスのクラブで今後かかっていきそうな曲No.1」とも名高い


Hardwell & Dyro feat. Bright Lights - Never Say Goodbye




先ほど「EDMは女が歌い過ぎ」の記事を書きましたが、これも女性ボーカルですね。


この曲は、僕がDJをやらせてもらっている、六本木のColoR.でも週末ラスト一曲で使われていたりしています。


歌詞はわからずとも、良い曲ですよね~。




今回はこの"Never Say Goodbye"の和訳をします。



クラブで帰国子女に「歌詞の意味わかってんの!?」ってドヤられたりって、かなりありますよね。



逆に歌詞の意味をこのブログでさりげなく入手して超ドヤ顔で説明してやりましょう!







といっても、この歌詞は相当難しいです。




まず歌詞。



【歌詞】

You'll never fly, if you're too scared of the height
You'll never live if you're just too scared to die
Everybody wants heaven... i know
but darling freedom ain't free, its a long road
You'll never find your place up there in the sky..
If you never say goodbye.





はい。



一回読んだだけじゃ、なにいってるのか全くわかりません。




おそらくネイティブの人も同じだと思いますので、不用意に歌詞の意味わかるとか言うのは注意しましょう。



まず、直訳調の和訳を載せます。



【和訳】



高さを怖がりすぎては飛ぶコトはできないわ


死をただ怖れすぎても生きる事もできないわ




だれもが天国にいきたがるのはわかってる。


でもね、"自由"ってなにもしないでもやってくるわけじゃないの。


長い道のりなのよ。





空の上に自分の居場所を見つけるには、


サヨナラを言うしかないの。




そう、サヨナラを言うしか。








うーん。和訳してもなお、よく意味がわかりませんね。


Hardwellの歌詞入りの他の曲に「Apollo」がありますが、こちらも哲学的で、

この曲の歌詞も、かなり哲学的というか詩的なものですね。


つまり、ここからは解釈の問題になってくるので僕なりの見解を言います。


と、その前に、、、


#文法語法check!!#
EDMブームが続けば近い将来、「EDMで英文法」という本が中経出版あたりから出てバカ売れすると思うので、
その前に僕が先手を売っておこうというものです。
歌詞の場合、定冠詞が抜けていたり、接続詞無しに2文をつなげたりと、非文法的なものも多く有ります。
それを踏まえた上で、大学受験でしか英語を学んでいない僕ですが、逆に受験生には役に立つ英語的な内容も載せていくつもりです。
割と文法用語も使っておりますので目障りな方は読み飛ばして下さい


①"too scared"
"too ~"は「とても~」と訳すのではなく「~しすぎ」と捉える。
良くない意味で用いられることが多い。

②"Everybody wants heaven"
ここだけ現在形であることに注意。
現在形では普遍の事実を示すので、"Everybody wants heaven"の「みんなが天国へ行きたい」は「みな、天国へ行きたがるもの」という常識的な意味合いがでる。

③"darling"この場合、副詞的用法で、呼びかけのように使われている。

④"ain't"は"am not"、"is not"、"are not"などの略で用は「(主格)+not」。
この場合では"is not"の意味。"ain't"かなり口語調で俗っぽい言い方である。

⑤"You'll never find your place up there in the sky..
If you never say goodbye."
二重否定「never~never~」は「~するのに~することはない」が直訳だが、このまま訳出すると読んで意味不明なことも多い。
ネイティブは強調したい内容があるから、あえて二重否定を用いているので、
本訳出例のように強調したいを分かりやすく訳出すると寧ろ英文和訳の点数は上がる。






それでは解釈の方にいきます。



まず、



この曲は死者に向けてのメッセージで、死を迎えた後の人に対するアドバイスです。



天国に行きたいが、人間界に未練たらたらでいる人がいるのです。



そんな人に対するメッセージソングなんです。



以下、そんな前提の元に和訳と合わせて解釈載せます。



【解釈】


高さを怖がりすぎては飛ぶコトはできないわ
死をただ怖れすぎても生きる事もできないわ

(同じように、現世に別れを告げるのを怖れていては天国に行くのだって無理よ。)


だれもが天国にいきたがるのはわかってる。
でもね、"自由"ってなにもしないでもやってくるわけじゃないの。
長い道のりなのよ。

(みんな天国行きたいっていうけど、実際に死を経験してそれが簡単なことじゃないって気づいたでしょ?)


空の上に自分の居場所を見つけるには、
サヨナラを言うしかないの。

(だから怖がらないで、サヨナラを言って。)




非常に共感することが困難な歌詞ですが、最後の「サヨナラを言って」の部分からなんとか別れの歌とわかりやすく帰結することができました。



この曲で特徴的なピッチがめまぐるしく変化する部分は「現世とあの世の道筋」のようなものを表現しているのかもしれませんね。


日本ではこれからお盆の時期を迎えます。そういう面からも、なんか今っぽい曲ですね~。



余談ですが。この曲の2回目の歌の部分のほうが尺が長く歌われてます。理由もノリ的な部分以外に、ひょっとしたらなにかあるのかもしれません。



こういう事を考えると、さらに曲が好きになっていきそうですね!(^-^)






では!



djYu-ji
#DJ Schedule#
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