ビッグサンダー・マウンテン(Big Thunder Mountain) | 世界のディズニー!

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【概要】
ここは熱狂的なゴールドラッシュが過ぎ去った1880年代の世界です。だれもいないはずの廃坑から、突如すさまじい音を鳴り響かせ、岩山めがけて鉱山列車が暴走します。
その昔インディアンたちはこの山を“聖なる山”として崇め、この山に踏み込む者は雷神の怒りにふれると恐れられてきました。金に目がくらんだ者たちがこの山に入ると雷神が怒り、大きな雷を山に落としたのです。いつしか人々は雷神が守るこの山を「ビッグサンダー・マウンテン」と呼ぶようになりました。大西部を駆け抜けたゴールドラッシュ。その歴史をたどって冒険の旅にでかけましょう。

 

【アトラクション】
このアトラクションのコースをたどって紹介していきましょう。
①駅舎…1880年代当時、鉱夫たちが金塊を採掘するためにトロッコに乗った場所です。現在は廃坑になったため、ガランとしています。無人の鉱山列車に乗ってみると、動き出します。
②鍾乳洞…出発した列車は坂を登っていきます。右側には大きな鍾乳石がぶら下がった鍾乳洞があります。底にはしずくと湧き水でできた虹色に輝く沼もあるようです。
③オポッサム・ツリー…列車がスピードを上げていくと、線路上に伸びた枝にしっぽでぶら下がっているオポッサムがいます。列車の通過で発生する風圧で大回転を見せてくれます。
④サボテン峡谷…さまざまな種類のサボテンが根を張っている峡谷では、西部の独特なシーンを演出しています。
⑤鉱夫の宿舎…もう廃坑になったはずのこの山ですが、まだ夢をあきらめられない人がここにいるようです。人の話し声が聞こえます。
⑥ビッグホーンシープ・ビュート…暴走列車をみつめているビッグホーンシープがいる岩棚です。
⑦スパイラル・ビュート…断層が作り出した急カーブを、鉱山列車は急旋回しながらスピードを上げていきます。
⑧コヨーテ・キャニオン…コヨーテがいる峡谷です。遠吠えをしながら獲物を狙っています。
⑨ナチュラル・アーチ・ブリッジ…荒野を吹き抜ける風の浸食で自然に作られた岩山のブリッジです。
⑩ヘッド・ノッカー・トンネル…日本語にすると「頭をぶつけるトンネル」です。岩山が頭上にかすめる場所を急降下しながらくぐっていきます。
⑪崩れる坑道…列車の振動からか、鉱山が崩れ、岩が落ちてきます。岩陰に光るもの、金塊がここにはあるようです。
⑫メインビュート…ビッグサンダー・マウンテンのシンボル(一番高い山)です。高さが30.3メートルあります。
⑬バットケーブ…洞窟に進む列車。この洞窟にはコウモリが生息していて、ビックリしたコウモリが飛んでいます。
⑭間欠泉…恐竜の化石の下をくぐり、池の中に突っ込んでいきます。左側には間欠泉が水しぶきを上げています。
⑮作業場…無事にもとの場所に戻ってきた列車。つい先ほどまで作業が続けられていたような雰囲気です。

 

【上手く回るコツ】
開園直後から閉園時間まで人の流れが絶えない人気アトラクションです。パレードの時間帯、夜の花火後は若干空く傾向があります。
身長102cm以下の人は乗ることができません。
高血圧の人、首・脊髄・背骨などに障害のある人、妊娠中の人、高齢の人、体調が優れない人は乗らないほうが良いでしょう。
車イスの人は車イスから降りた状態でライドに乗車します。その際時間的な制約があります。また、移動の際に20段ほどの階段を使用します。
通常に並んで待つ場合は、坂を登ったり下ったりしながら列を進みます。
ここから一番近いトイレは、ビッグサンダー・マウンテンのエントランスの左側、またはビッグサンダー・マウンテンのアメリカ河側にあります。
 
【トリビア】
ビッグサンダー・マウンテンのエントランスには1880年代に実際に使われていた蒸気トラクターが置かれています。もともとこれはアメリカのビッグサンダー・マウンテンにおかれる予定でしたが、そのときにはこのトラクターの所有者は譲りませんでした。しかし、東京ディズニーランドにこのアトラクションが作られるタイミングで所有者が譲りました。
アメリカのあとに東京ディズニーランドにオープンしたので、アメリカ2ヶ所のビッグサンダー・マウンテンの良いところを集めて作られましたので、東京ディズニーランドは見所がたくさんあります。東京の後にパリにも同名のアトラクションがオープンしています。香港にも2012年に同じようなテーマの「ビッグ・グリズリー・マウンテン」がオープンしています。
 
【データ】
オープン日:1987年7月4日
定員:30人
所要時間:約4分
コースの長さ:約1000メートル
ディズニー・プレミアアクセス:未対応
スポンサー:第一生命保険株式会社


最終更新日:2023年6月30日