【概要】
「さあ、記録に残る最古の時代へ私たちと旅行しよう・・・」
絶対見逃さないで！ 駐車場に入る前からでも見ることのできる、この輝く球体の中には、スペースシップ・アースがあります。スペースシップ・アースは、時代を超えたさまざまな場所のコミュニケーションの歴史を巡るアトラクションです。これはエプコットのシンボルで、55メートルの高さがあります。
【アトラクション】
洞窟の壁画から未来の世紀までのコミュニケーションの歴史を学ぶアトラクションです。このゆったりとした16分間のライドは、アカデミー賞も受賞した女優ダム・ジュディー・デンチがナレーションを努めています。
オーディオ・アニマトロニクスのシーンを通り、輝く星が散りばめられた夜空のシーンでは、席が回転します。未来のシーンを通り抜けながら、席を後ろ向きにして進んでいきます。
このアトラクションのハイライトシーン：パピルスの紙が発明されたエジプトの新王国、紀元前9世紀のフィニキア人によるアルファベットの発明、イタリアのルネサンス、システィーナ礼拝堂の天井、古代ギリシャ、ローマの暗黒時代と崩壊、啓蒙主義の時代、印刷技術の発明。冒険の最後では、「私たちは全員で、望み、悲しみ、夢、喜びという絆を共有しています」とナレーションで説明がされます。
このアトラクションがリニューアルする際、新しいスコア（曲）を製作するために63人のオーケストラと24人の聖歌隊による曲が録音され、エミー賞を受賞した作曲家ブルーズ・ブロートンによって製作されました。各シーンに使用される音楽にはその時代にあった音楽スタイルや楽器を使用し、それら各シーンをライドが移動する際に流れる曲については最も制作が難しかったそうです。
【上手く回るコツ】
スペースシップ・アースは、エプコットのアトラクションの中でも開園当初からあるものの1つで、必ず見たほうが良いライドです。
スペースシップ・アースは、ジーニープラスのライトニングレーン対応アトラクションです。絶え間なく乗車できるライドなので、待ち行列の進むスピードは速いです。しかし、スペースシップ・アースでは長い待ち列に並ばないようにしましょう。ゲストの多くはパークに入場したらまずこのアトラクションに入るため、混雑しやすいです。夕方から夜にかけて、スペースシップ・アースは待ち時間が比較的少ないです。
車イスの人は、このアトラクションに入場する前に入り口正面にいるキャストメンバーに声をかけましょう。違う入り口から案内されて乗車できます。車イスの人はライドには乗り換える必要があります。
聴覚に障害を持っている人向けのレシーバーが利用できます。
投影式字幕サービスが利用できます。
スペースシップ・アースの一部分はとても暗いです。最後の数分間はライドが回転し、後ろ向きに進んでいきます。そして出口近くでまた回転して正面に戻ります。
ごくたまに、この「タイムビークル」は一時的に停止することがあります。これは車イスの人がライドに乗車するための措置です。
キッズがスペースシップ・アースを初めて見る瞬間のシャッターチャンスは見逃さないように！
スペースシップ・アースのシーンにはとても暗いところがあります。小さなキッズは怖くなるかもしれませんので、席から立ち上がらないよう注意しましょう。
【トリビア】
この球体の直径は50メートル、重さは7.3トンです。205,000立方メートルのスペースがあり、14,000平方メートルの表面積があります。周りは合計11,324個の三角形のパネルで覆われていて、6本の柱が地下30メートルまであり、支えています。
SF作家のレイ・ブラッドベリーや他の人物がスペースシップ・アースの建設の際にディズニーのイマジニアたちと協力しました。
このアトラクションの古代エジプトのシーンにある壁に描かれた象形文字は、実際に存在していた象形文字です。これは、代理人の1人に贈られたファラオの言葉が書かれた手紙から抜粋されています。
ヨハン・グーテンベルクが調べている聖書のページは、カリフォルニア州サンマリノにあるハンティントン図書館に展示されているグーテンベルクの聖書を寸分まですべて複製したものです。
スペースシップ・アースは1994年に改修工事を行いました。そのときに、ナレーターがウォルター・クロンカイトからジェレミー・アイアンズに変更されました。また、エンディングの変更、オーディオ・アニマトロニクスの追加、テーマソングであった「トゥモロウズ・チャイルド」からインストの音楽に、などと変更がありました。
スペースシップ・アースがもしゴルフボールだったら、ゴルファーの身長は1.6kmにもなります！
スペースシップ・アースは、炭素とアルミニウムの化合物であるアルカボンドという物質で作られています。これは、簡単に清掃可能で、フロリダの気候に耐えられるものです。
実際には、スペースシップ・アースは2層構造になっています。外側は屋根や飾り、内側はライドを支える中心になっています。
スペースシップ・アースは、ユニークなシステムを持っており、雨が降ったときもゲストに水が落ちないようになっています。外側のパネルは水を吸い込むようになっていて、集められた水はワールドショーケース・ラグーンに排出されています。
ミレニアム・セレブレーションのときに、スペースシップ・アースには特別なアイコン、2000という文字とミッキーの手が追加されました。その後、2000という文字はEpcotに変更されました。このミレニアム2000のアイコンは高さ78メートルで、ディズニー・ハリウッドスタジオのトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラーの61メートルを抜いて、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでも最も高いものになりました。
ミッキーの手と「2000」ロゴの総重量は50トン近くになりました。このアイコンを支える鋼鉄のフレームは重さ250トンです。「2000」ロゴのそれぞれの文字の高さは11メートルです。これらの文字には25万個以上の反射材が使用されていました。
1988年、フューチャーワールドでは1日4回「エプコット・デアデビル・サーカス・スペクタキュラー」が行われました。このショーのワンシーンで、2人のスペース・サイクリストが、ワイヤーを使ってスペースシップ・アースの頂上までレースを行いました！ ロドリゲス・ファミリーはこの球体の周りで空中ブランコを披露しました！
現在のスペースシップ・アースでは、ゲストが将来の自分のビジョンを作成し、未来の自分の生活を見ることができます。インタラクティブなタッチスクリーンを使用します。英語のほか、日本語などいくつかの言語に訳すこともでき、その言葉でナレーションも行われるため、英語が分からなくてもアトラクションの内容が理解できます。
このアトラクションは、2007年に完全にリニューアルされました。各シーンの背景を塗りなおし、またオーディオ・アニマトロニクスが追加されました。オーディオ・アニマトロニクスの動きは最先端のものを使用されています。
【データ】
パーク：エプコット
エリア：ワールドセレブレーション、スペースシップ・アース館
オープン日：1982年10月1日（2008年2月15日に現在のバージョンにリニューアル)
定員：1台4人
所要時間：約16分
コースの長さ：－
ジーニープラス：対応
スポンサー：なし
最終更新日：2023年6月7日
最終更新日：2023年6月7日