【概要】
マジックキングダムの外周を15~20分で1周する、古き良き蒸気機関車は、フロンティアランド、ファンタジーランド(ストーリーブック・サーカス)に停車します。
【アトラクション】
ウォルト・ディズニーは、少年時代から列車を愛していました。彼は青年時代に「キャロルウッド・パシフィック鉄道」を自宅の裏庭に作り、800mの線路をひいてしまったくらいです。ディズニーランド鉄道も、最初のアトラクションとして企画されていました。のちに、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが計画されたときも、鉄道の駅はパークのエントランス付近に建設されるようにデザインされています。
マジックキングダムの機関車は1971年にオープンしたときから、ビンテージ物で、蒸気で走っています。マジックキングダムを訪れたゲストがまず目にするのが、メインストリート駅で、機関車の汽笛が最初に聞く音です。
ゲストは、このウォルト・ディズニー・ワールド鉄道に3つの駅(メインストリートUSA、フロンティアランド、ファンタジーランド)から乗車できます。ゲストはまたこの3つの駅で降りることもでき、また2.5kmのコースを1周もできます。1周する所要時間は約20分で、録音されたナレーションで周りの景色も楽しむことができます。時速16~20kmです。
メインストリート駅…マジックキングダムに入ってトンネルを抜け、中央にある階段を登ると列車のプラットホームです。
フロンティアランド駅…フロンティアランド駅は、ティアナのバイユー・アドベンチャーの近くにあります。
ファンタジーランド駅…ウォルト・ディズニー・ワールド鉄道のファンタジーランド駅は「ストーリーブック・サーカス」の一番奥にあります。
【上手く回るコツ】
パーク開園と同時にメインストリート駅から列車に乗ってフロンティアランドまで進み、ここで降りると人気アトラクションがまだ混雑し始めていないうちに体験ができます。
鉄道はだいたい花火の開催時間前まで運行しています。メインストリート駅はパレード、花火を見る人気の素晴らしいエリアです。
ビッグサンダー・マウンテンには見所がたくさんあり、裏側を汽車から見ることができます。
電動車イスの人は、通常の車イスに乗り換える必要があります。
ベビーカーは列車に乗せることができます。
メインストリート駅で列車を待っているときは、アンティークなミュージックボックスに小銭を入れて音楽を選んだり、短編映画を見られる機械などで遊びながら待っていましょう。
座席は木製で背もたれがあります。
投影式字幕サービスを使用できます。
機関車のことをもっとよく知りたいのなら、「マジック・ビハインド・アワー・スチームトレイン・ツアー」という、ウォルト・ディズニー・ワールド鉄道の舞台裏を2時間で回るガイドツアーが用意されていますので参加してみましょう。料金は1人30ドル(テーマパークのチケット代は別)です。予約は407-WDW-TOUR(939-8687)です。
【トリビア】
フィラデルフィアにあるボールドウィン機関車工場は、1910年代から1920年代にかけて、機関車を製造していました。ここの機関車は1969年、ユカタンのユナイテッド鉄道から購入し、解体してフロリダ州タンパまで船で運ばれ、港で修理、また製造されて運ばれました。客車はタンパの倉庫と同じ材料で製造されました。この機関車は、もともとは木を燃やして走らせていたものを改造して、石油で走る蒸気機関車になりました。
ここでは、ウォルト・E・ディズニー、ロイ・O・ディズニー、リリーベル、ロジャー・E・ブロジー(ブロジーは機関車マニアのイマジニア)の4台の機関車があり、すべてが実際にユカタンで貨物や乗客を運んでいました。
ストーリーブック・サーカス駅の文字盤と正面玄関の上には、ウォルト・ディズニーの裏庭で走っていた列車である、キャロルウッド・パシフィック鉄道への敬意が表れています。
機関車に関する場所がウィルダネスロッジ・ビラのキャロルウッド・パシフィック・ルームにあります。ゆったりとできるこの場所は、ディズニー家に保存されていた2つのウォルト・ディズニー所有の機関車のモデルや線路などが展示されています。ウィルダネスロッジ・ビラの建築や美術品は、開拓者が建てた19世紀のアメリカ西部の国立公園にあったホテルをイメージしています。
【データ】
パーク:マジックキングダム
エリア:メインストリートUSA、フロンティアランド、ファンタジーランドに駅があります。
オープン日:1971年10月1日
定員:375人
所要時間:約20分
コースの長さ:約2.4km
ジーニープラス:未対応
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最終更新日:2019年1月26日