対北朝鮮、金融制裁を発動・政府、資産を事実上凍結

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060919AT3S1900S19092006.html

(日経)

政府は19日午前、

北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けた国連安全保障理事会決議に基づき、

北朝鮮への新たな金融制裁措置を閣議で了解し、同日から発動した。


外国為替及び外国貿易法に基づく北朝鮮のミサイル又は大量
破壊兵器計画に関連する資金の移転を防止する措置について

http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/kita180919.htm

(財務省及び関係官庁)


昨年の9/19と言えば「9.19共同宣言」ですが

今年の同じ日に金融制裁発動というのはメッセージ込みですね。


もちろん背景は米国での指定リスト・国連安保理決議 の流れですから

政府よくやったとは言えませんが環境が整ったと考えればいいでしょう。
でも第四回共同宣言、米国の不可侵的宣言を考えるなら
我が国の外交も良く頑張ったと思います。



Kohas AG


ところでこの対象者リスト ですがその中の


スイスのKohas AG社とその社長

ヤコブ・スタイガー(65) Jakob Steiger


認定については北朝鮮はかなり嫌がっています。

総連機関紙朝鮮新報 でもわざわざ「関係ない」って報じています。

ところがその後詳細公表によって意味のない反論となります。


この認定というのは送金ルートの対象ですので

迂回しても捕捉されれば制限されます。


バーセルで監視集約するそうですから

非批准国の金融機関はどうなるのかと思いましたが

香港の例もありますので便宜上なのでしょう。


つまり支那・香港ルートの迂回って言うのも不可能な実状を見れば

かなり有効な制裁となるでしょう。

TVで青山繁晴さんが

「金正日の亡命を狙っている」って言っていましたが

アメリカの言い訳っぽいと思います。

どうもアメリカの対韓姿勢なども見ていると「北の暴発」を望んで

いるような気がします。


朝鮮戦争での実質敗北っていうのは根が深いと思います。

南進統一後自己崩壊的に米主導で平定されれば

中露の対米影響力拡大に楔を打てるって事まで考えているかどうか

はわかりませんが。